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									                    ま え が き

 水道用硬質塩化ビニル管・継手は昭和31年に日本水道協会規格として制定されて以来、腐
食の心配がなく、施工性が良いなどの優れた特長により、水道管の代表的な管種として認め
られ、今日に至っております。
                                    ・ゴム輪接合(RR)工法
 この間、JIS の制定、TS 工法・耐衝撃性硬質塩化ビニル管(HIVP)
の開発、また耐震性能を向上させた RR ロング受口管を開発するなど、    各時代の要請と製造技
術の進歩に伴い、水道用管材として優れた機能を発揮する硬質塩化ビニル管・継手を提供し
てまいりました。

 我国の水道は高い普及率を誇っておりますが、老朽施設の更新と基幹施設の耐震化など、
その維持管理において、新たな局面を迎えております。塩化ビニル管・継手協会と致しまし
ても、毎日の暮しに一時も欠かすことができない、重要なライフラインである水道施設の一
役を担う重責のもと、全国のどこでも信頼できるおいしい水が提供できるよう、一層の研鑽
を重ねてまいる所存であります。

  さて、当協会発行の水道用硬質塩化ビニル管<技術資料>は、多くの皆様の御意見を拝聴
しながら適宜改訂を重ね、内容の充実を図って参りました。その結果、前々回の改訂(平成
13年4月)では、技術資料<規格・設計編>、<施工編>、<耐震対策編>の3編に分冊し、
記載内容を大幅に拡充いたしました。
  今回、以下に示す法令及び関連規格の改正に伴い、見直しを行い、技術資料<規格・設計
編>第3版を発行する運びとなりました。

 <水道施設関連の省令の改正>
1.水質基準に関する省令において、全面的な改正が実施されました。
  1-1.水道施設の技術的基準を定める省令
      (平成12年制定厚生省令第15号、平成16年一部改正厚生労働省令第5号)
  1-2.給水装置の構造及び材質の基準に関する省令
      (平成9年制定厚生省令第14号、平成16年一部改正 厚生労働省令第6号)
        ・JIS K 6742:2007 水道用硬質ポリ塩化ビニル管
        ・JIS K 6743:2007 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手
        ・JWWA K 127:2004 水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管
        ・JWWA K 128:2004 水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管継手
        ・JWWA K 129:2004 水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管
        ・JWWA K 130:2004 水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管継手
        ・JWWA K 131:2004 水道用硬質塩化ビニル管のダクタイル鋳鉄異形管
2.水道施設の耐震化を図るため、水道施設の耐震性能が明確化されました。
   水道施設の技術的基準を定める省令の一部を改正する省令
   (平成20年厚生労働省令第60号)

 水道事業に携われているご担当の皆様に、この技術資料<規格・設計編>が水道用硬質塩
化ビニル管・継手についてのハンドブック又は参考書としてご利用いただければ幸いであり
ます。
“注意”塩化ビニル管・継手の目的外への使用について
塩化ビニル管・継手は水道、排水、通気など流体輸送用として、設計及び製造されています。
目的外の用途に使用され事故が発生しても、製造会社である協会会員会社は一切の責任を負
うことができませんので、ご注意下さい。
以下に目的外使用についての一例を示します。
 例:公園の車止め、手すり、遊具、柵 など
                                目              次
Ⅰ.序      章
 1.用         語································································   1
 2.記号及び単位 ····························································           8


Ⅱ.規      格
 1.塩ビ管、継手及び異形管等の規格一覧 ······································                      9
 2.直管、継手及び異形管の規格 ·············································· 10
 3.水道用ゴム輪の規格 ······················································ 36
 4.接着剤の規格 ···························································· 41
 5.直管、継手及び異形管の性能規定 ·········································· 42
 6.水道用ゴム輪の性能規定 ·················································· 46


Ⅲ.設      計
 1.法規との関連 ···························································· 47
 2.塩ビ管路の耐震対策 ······················································ 49
 3.塩ビ管の諸性能 ·························································· 51
 4.塩ビ管の管厚設計 ························································ 54
 5.塩ビ管の埋設強度 ························································ 57
 6.流量計算································································ 64
 7.スラスト防護 ···························································· 74
 8.伸縮・熱応力・支持 ······················································ 91
 9.保         温································································ 93
 10.塩ビ管の実用性能 ························································ 95
  10.1   接着(TS)接合部強度 ················································ 95
  10.2   ゴム輪(RR)接合部耐水圧 ············································ 97
  10.3   落錘衝撃 ···························································· 98
  10.4   耐 候 性 ···························································· 100
  10.5   凍      結 ···························································· 103


参考資料
 1.建築基準法関係条項 ······················································ 106
 2.厚生労働省令関係 ························································ 108
 3.浅層埋設について ························································ 115
 4.施工歩掛································································ 125
 5.数         表································································ 127
                      Ⅰ 序                        章
1.用         語

 塩ビ管を理解するのに必要な用語を示せば表-1のとおりである。(その他の用語は JIS K
6900プラスチック-用語を参照されたい)


                           表-1 用 語 と そ の 意 味

      用         語                        意             味
1.合成樹脂                 合成によって作られた高分子物質で、プラスチック、塗料、接着剤など
  synthetic resin     の主原料である。熱硬化性樹脂(thermosetting resin)と熱可塑性樹脂
                      (thermoplastic resin) に大別される。これに対して植物又は動物から得
                      られた樹脂状物質を天然樹脂(natural resin)という。塩ビ管・継手の主
                      原料である塩化ビニル樹脂は熱可塑性樹脂に属する。
2.プラスチック               高分子物質(合成樹脂が大部分である)を主原料として人工的に有用な
  plastic             形状に形づくられた固体である。ただし、繊維・ゴム・塗料・接着剤など
                      は除外される。


3.高分子                  分子量の大きい(たとえば1万以上)化合物で、物性に対する分子量の
  high polymer,       影響が比較的小さいものをいう。一般に特定な化学構造の反復繰り返しに
  macro molecule      よって分子量が大きくなり、高分子となる。
                       高分子には天然高分子と合成高分子とがある。
4.塩化ビニル樹脂              分子式は(-CH2-CHCl-)n
  polyvinyl            塩化ビニル CH2=CHCl(単量体 monomer)を重合したものをいう。
  chloride
  resin
5.重合                   高分子にするために、単量体を一般には鎖状にCを軸として化学的に結
  polymerization      合させることをいう。
                       結合されたものを重合体(polymer)といい、結合された単量体の数nを
                      重合度(polymerization degree)という。
6.硬質塩化ビニル管             塩化ビニル樹脂を主原料とし、良質の安定剤・顔料を加え、適当に加熱
  unplasticized PVC   した押出成形機(extruder)によって作られた管をいう。
  pipe                 可塑剤は含まれていない。


7.安定剤                 (1) プラスチックの成形加工時の劣化あるいは使用時の劣化を防止するた
  stabilizer             めの物質をいう。
                      (2) 成形材料の貯蔵安定性をよくするために加える重合防止剤をいう。




                                   -1-
       用       語                       意        味
8.可塑剤               樹脂の可塑性をよくすると共に、製品に柔軟性を与えるために、樹脂に
  plasticizer      加えられる液状又は固体状の物質をいい、代表的なものにフタル酸エステ
                   ルがある。一般に家庭で使われる散水ホースなどには、これらの可塑剤を
                   含むが、塩ビ管は可塑剤を一切含んでいない。
9.可塑性               弾性限度以上の応力下における変形で、応力を取り除いても原形にもど
  plasticity       らなくなる性質をいう。塑性ともいう。このときの変形を塑性変形
                   (plastic deformation) という。


10.弾   性            固形物質に力を加え変形させたのち応力を取り除くと、ただちに原形に
  elasticity       もどる性質をいい、このときの変形を弾性変形(elasticity deformation)
                   という。また、応力を取り除いても、ただちに原形にもどらなくなるとき
                   の応力の下限を弾性限度(elastic limit)という。


11.クリープ             材料に応力が加わった時に生ずるひずみのうち、時間依存性の部分をい
  creep            う。クリープの初期で、ひずみ速度が変化している遷移領域を第1期クリ
                   ープ(primary creep)、ひずみ速度一定の定常領域を第2期クリープ
                   (secondary creep)という。一定時間(たとえば1000時間)にクリープ破
                   断を生ずる応力をクリープ破壊強さ(creep rupture strength)といい、
                   一定時間に一定のクリープ(たとえば10000時間に0.1%のひずみ)を生ず
                   る応力をクリープ限度(creep limit)という。クリープ試験において荷重
                   を除いたのちにおける変形率の減少をクリープ回復(creep recovery)と
                   いい、これは試験片に加わっていた荷重を取り除き、任意の時間が経過し
                   たのちのひずみを除く直前のひずみから差し引いたものである。




12.応力緩和             一定変形を与えたときに、時間の経過とともに材料の応力が減少してゆ
  relaxation       く現象をいう。クリープの結果あらわれるものである。単に緩和ともいう。




                                 -2-
       用    語                           意                味
13.疲   労           疲れともいう。固体材料に繰返し応力を引き続き加えると、一定方向の
  fatigue         場合よりもはるかに小さい応力で破壊を生ずる。この現象を材料の疲労と
                  いい、このときの破壊を疲労破壊という。
                   疲れ試験の結果を縦軸に応力S、横軸に破壊までの繰返し数N(対数で
                  示すことが多い)をとって示したものをS-N曲線(S-N curve)とい
                  う。
                   繰返し応力のもとで材料が破壊するまでの繰返し数あるいは時間を疲
                  労寿命(fatigue life)という。また、その値以下では実用上無限の繰返
                  しに耐える応力を疲労限度(fatigue limit)という。
14.劣   化           製品が熱や光によって、その化学的構造に有害な変化を起こすこと
  degradation     (degradation)及び特に物理的性質に永久変化が起こって性質が低下す
  deterioration   ること(deterioration)をいう。老化(ag(e)ing) ともいう。


15.ノッチ効果           材料に穴・切り傷などの切欠き(notch)部がある場合、そこに応力が加
  notch effect    わると切欠き部の周辺に応力集中(stress concentration)して強さが低
                  下する現象をいい、切欠き効果ともいう。
                   なお、切欠きとは弾性学、塑性学などで、材料の滑らかな縁に局部的に
                  できた凹所(たとえば穴・切り傷など)をいう。
16.応力集中            固体に外力を加えるとき、不規則な形状の部分、とくに鋭い切込みの底
  stress-         部には平滑な部分にくらべてきわめて大きい応力を生ずる。これを応力集
  concentration   中といい、最高の応力と平滑部の応力との比を応力集中係数という。
  factor
17.押出し成形           熱可塑性樹脂(たとえばポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂など)
  extrusion mo(u)lding の成形加工方法の一種で、材料を押出機中で加熱溶融して流動状態にし、
                  ダイから連続的に押して成形する。塩ビ管はこの方法で作られる。押出し
                  成形する押出機(extruder)はスクリュー押出機ともいわれ、その形式は
                  基本的にはバレル(回転スクリュー内蔵のシリンダー)内にスクリューを
                  1本備えた単軸押出機(single screw extruder)と2本以上を内蔵する多
                  軸押出機(multi screw extruder)とに大別されるが、後者において、特
                  にスクリュー2本を内蔵するものを二軸押出機(twin screw extruder)と
                  いう。
18.射出成形            熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を成形する方法の一種で、成形材料は射
  injection mo(u)lding 出シリンダーの中で加熱溶融され、流動化した成形材料は、射出プランジ
                  ャー又はスクリューによって固く閉じた金型の中に圧力で注入されて成
                  形 さ れ る 。 成 形 材 料 を 射 出 す る た め の 機 械 を 射 出 成 形 機 ( injection
                  mo(u)lding machine) といい、可塑化機構、射出機構、型締機構及び駆動
                  機構などから構成される。継手の寸法図でA形とあるのは、この射出成形
                  により作られたものである。




                                  -3-
       用       語                           意            味
19.あと加工                  塩ビ管では成形された管や継手の一部を加熱軟化させて、曲げたりある
   additional work      いは受口を作ることをいう。継手の寸法図でB形とあるのは、このあと加
                        工によるものである。あと成形(post forming)とは熱硬化性樹脂積層品
                        を加熱、加圧下で二次成形する方法をさし、混同してはならない。
20.ウエルドマーク               ウエルドライン(weld line)、ニットライン(knit line)ともいい、射
   weld mark            出成形時において二つ以上の樹脂の流れが合流したときに生ずる表面の
                        痕跡。
21.溶   剤                 固体を膨潤又は溶解させる薬品をいう。
   solvent


22.膨   潤                 固体が液体を吸収し、その構造組織を変化することなく、容積が増大す
   swelling             ることをいう。この容積増大が大きく形まで崩れる場合をとくに溶解
                        (dissolution)という。一般に膨潤は電解質などによって影響を受け、塩
                        類が存在すると膨潤が少なく、酸又はアルカリが存在すると大きくなるも
                        のが多い。
23.塩ビ管用接着剤               塩ビ樹脂をメチルエチルケトン・シクロヘキサノンなどの溶剤に溶かし
   PVC solvent cement   た溶液形の接着剤である。接着面に塗布した接着剤は、管及び継手の表面
                        を膨潤状態にすることにより、圧着された両者の塩化ビニル分子を接近か
                        つからませあい、溶剤の蒸発によって一体化しようとするものである。し
                        たがってノリなどのように片面だけに塗布しても効果が無く、また塗りす
                        ぎても溶剤の蒸発が遅く、接着効果が遅くなるだけでなく、はみ出した接
                        着剤が管路に悪影響をおよぼす恐れがある。
24.TS 工法                 Taper sized solvent welding method の略。塩ビ管の接合法の一つで、
   TS method            テーパの受口を持った継手と管の両接合面に接着剤を塗布して挿入し、表
                        面の膨潤と管と継手の弾性を利用して接合する工法である。


25.RR 工法                 塩ビ管の接合法のもう一つの例で、管又は異形管の接合部に予めゴム輪
   rubberring method    を装着できる受口を形成し、管の差口とゴム輪表面に滑剤を塗布して挿入
                        し接合する工法である。このとき差口の端面は、挿入抵抗を小さくするた
                        め規定の面取加工がされていなければならない。
26.ストレス                  応力き裂のことでつぎの意味がある。
       クラッキング           (1) 破壊強さよりも小さい応力により材料の表面あるいは内部に生じるき
   stress cracking       裂をいう。
                        (2) 一般に材料には成形時のひずみが残っている。
                          この残留ひずみ(residual strain)は内部応力(internal stress)を
                         生じさせ、この内部応力によって生じるき裂現象をいう。
                          内部応力は外力以外の原因、たとえば収縮などによっても材料内部に
                         生じる。




                                     -4-
       用       語                            意          味
27.ソルベント                  ストレスクラッキング(応力き裂)の1種であり、溶剤(solvent)の加
       クラッキング            わったときに生じるき裂現象を特に区別していう。塩ビ管の場合は①5℃
  solvent cracking       以下の低温、②応力(熱応力、TS 接合部の応力・生曲げなど)③溶剤の存
                         在(接着剤・防腐剤など)の3要因が加わったときに発生することがある。


28.粘    度                (1) 粘度率(coefficient of viscosity)ともいう。流動する物体の内部
  viscosity               に生ずる抵抗を粘度といい、流体に加わるせん断応力とせん断ひずみ速
                          度との比で表わされる。粘度の単位としてポアズ(poise)が用いられる。
                          1ポアズ=1g/cm・s。水などではこの値が一定であるが、非ニュートン
                          液体に属するプラスチック材料では、この値は、せん断応力により変化
                          するので、ある応力における粘度を見掛粘度(apparent viscosity)と
                          呼ぶ。粘度をその流体の密度で除したものを動粘度といい、ストークス
                          (St)で表わされる。
                           1cm2/s=1×104St
                         (2) 塩ビ管用接着剤の粘度はつぎのとおりである。
                           単位はポアズの 1/100であるセンチポアズ(cP)で表わす。


29.ヤング率                   弾性率の一種で、伸び弾性率ともいう。一様な太さの棒の一端を固定し、
  Young's modulus,       他端を軸方向に引く(又は押す)場合、棒の断面に働く応力をσ、単位長
  modulus of             さあたりの伸び(又は縮み)をεとすれば、比例限度内でσ=Εεという
  elasticity             関係が成り立つ。
  intension               このように伸び変形で応力σとひずみεとの間に比例関係が成り立つ
                         とき、比例定数Ε=σ/εをヤング率といい、物質特有の定数である。
                           1807年、T. Young によって導入された。塩ビ管のヤング率は、振動法
                         測定で3334MPa(15℃)である。


30.線膨張率                   固体の長さが温度によって変わる割合を表わし、温度が1度変化したと
  coefficient of         きの長さの変化率で示す。塩ビ管の線膨張係数αは約7×10-5/℃であり、
  linear thermal         温度変化1度に対し長さ1mあたり0.07mm 伸縮することになる。
  expansion


31.耐燃性                    プラスチックが燃焼に耐える性質をいう。
   burning resistance,    塩ビ管は炎に接すると燃えるが、炎を取り除いた時自然に消火する性質
  flame resistance       をもっており、これを自消性(self-extinguishing)という。
                          硬質ビニル電線管(JIS C 8430) の試験項目の一つに耐燃焼性試験が規
                         定されており、試験片に1KW の炎を規定時間接炎し、試験片への着火の有
                         無、着火した場合の炭化又は溶融部分の範囲及び試験片下部に置いたティ
                         ッシュペーパーへの溶融物落下による着火がないことを調べる。




                                      -5-
       用      語                          意          味
32.軟化点                  プラスチックに一定荷重を加え、規定の昇温速度で加熱するとき変形し
  softening point      始める温度をいう。
                        水道用硬質塩化ビニル管(JIS K 6742)とその継手(JIS K 6743)ではビ
                       カット軟化温度試験が規定されており、その方法は伝熱媒体内に図のよう
                       な状態で試験片を置き、伝熱媒体の温度を毎時50℃±5℃で昇温させ、上
                       部に50.0N±1Nの荷重を加えた針状圧子(先端断面積1.000mm2±0.015mm2)
                       が試験片に1mm±0.1mm 針入したときの伝熱媒体の温度が76℃以上でなけ
                       ればならない。




33.水   頭                おもに水理学で用いる語であり、単位重量の水の有する種々な形態のエ
  head(of fluid)       ネルギーの大きさを、水柱の高さとして表わしたものをいう。
                        1MPa =水柱102m


34.動水こう配                水が流れるに必要な水頭とその距離との比をいう。通常、文字Iを使い、
  hydraulic            流量計算図表では比率を千分率‰(パーミル)にて表わしている。
  gradient


35.配水管                  配水池、又は配水ポンプを起点として、配水するために布設した管をさ
  distributing water   し、幹線となるものを配水本管、配水本管から分岐し、直接給水管を取り
  pipe                 付けるものを配水支管という。
                        また、取水施設から浄水場まで水を導く管を導水管、浄水場より配水池
                       まで水を送る管を送水管と呼ぶ。
36.給水管                  配水管から分岐サドル・チーズ・割T字管などで分岐し、各家庭や事業
  service pipe         所などの需要者に水を供給するために布設した管をいう。中間には水流を
                       停止する止水栓と使用量を計量するメータが取付けられている。
37.脈動水圧                 周期的に変動する圧力をいう。
  pulsation pressure    送水において、受給がアンバランスとなり、圧力タンク(pressure tank)
                       やフロート弁(float valve)の作動がひん繁になったとき、あるいは不適
                       当な減圧弁(reducing valve)の連立使用によって起きる乱調などが発生
                       原因となり、管路に悪影響を及ぼす。




                                   -6-
     用          語                        意          味
38.最高許容圧力               一般に使用されている状態で管路に加わる最大の水圧で、静水圧と水撃
 maximum allowable     圧の和で表わせられる。
   pressure             JIS K 6742~43(水道用硬質塩化ビニル管とその継手)の解説によれば、
                       使用圧力       ・
                           (最高使用圧力 静水圧)0.75MPa に水撃圧0.25MPa を加えて1.0MPa
                       を水道用塩ビ管の最高許容圧力としている。
39.エア・ハンマー              空気は水と異なり、非常に圧縮されやすい物質であるため、管路内に閉
   air hammer          じこめられた空気が、水撃圧や通水時の水の流入により圧縮され、水の運
                       動エネルギーが空気の部分において圧力のエネルギーに変り、過大な圧力
                       を示す現象をいう。
40.耐震構造                 水道用硬質塩化ビニル管路における耐震構造とは、接合部が一体に剛結
   aseismatic          されず、伸縮・曲げの変形性能を有し、地震時の地盤変形を吸収する構造
   structure           をいう。
                        なお、継手部からの管の離脱を防ぐため、離脱防止金具を取り付けて鎖
                       状の構造にしたものは、より高い耐震性能を有する。
41.SBR                  スチレンブタジェンラバーの略号。天然ゴム(NR)の性質をほぼ受継ぎ、
   butadiene-styrene   天然ゴムの欠点である耐候性・耐老化性を改善した合成ゴムの一種である。
   rubber              加硫されたゴム弾性体としての機械的性質はかなり優れている。




                                   -7-
2.記号及び単位

     ここで用いる主な記号は表-2のとおりである。単位はSI単位によるものとし、表-2に示
す単位はその一例である。
     なお、SI単位と、その単位の換算率表は巻末の参考資料に記載してある。

                             表-2 記 号 及 び 単 位

記号       単 位             内     容     記号            単 位          内   容

 D         mm      管の外径                  α          ℃-1   線膨張係数

 d         mm      管の内径                       KJ          熱量
                                         Q
                                              m3/s        流量
 t         mm      管厚
                                              W/cm・K      熱伝導率
 T         mm      他の厚さ                  λ
                                              -           管摩擦係数
 B         mm      幅
                                         μ    N・sec/cm3   粘性係数
 H         m       高さ、深さ
                                              cm2/sec     運動粘性係数
                                         ν
 h         m       部分的な高さ、深さ                  -           ポアソン比

 L         m       全長                         -           ポアソン数
                                         m
                                              kg          質 量
 ℓ         m       部分的な長さ

 R         mm      曲げ半径                  N          -     母集団、回数

 r         mm      半径                    n          -     試験片数、個数

 A        m2       面積                    Re         -     レイノルズ数

 V        m3       容積                         -           動水勾配
                                         I
                                              cm4         断面2次モーメント
 W         N       重量、荷重
                                         M         N・m    モーメント
 w       N/m       線荷重
                                              cm2         断面係数
 τ        sec      時間                    Z
                                              mm          継手の有効長
 θ         ℃       温度
                                         P          MPa   圧力
 ψ        deg      角度
                                              -           標準偏差
                                         σ
 γ         -       比重                         MPa         応力
 ρ       g/cm3     密度                σmax           N     材料の強さ
 υ       m/sec     速度
                                         δ          cm    変形量、たわみ
 g      m/sec2     重力加速度
                   9.8m/sec2             ε          -     変形率、ひずみ
 K

 k                 諸係数
                                         E          MPa   弾性率
 C
                                         S          -     安全率
 c      J/(kg・K)   比熱




                                   -8-
                  Ⅱ 規                  格
1.塩ビ管、継手及び異形管等の規格一覧


                表-3 塩ビ管、継手及び異形管等の規格一覧表

 区分            規 格 番 号 及 び 名 称            呼   び   径             備       考

  J   K6742 水道用硬質ポリ塩化ビニル管                   13~150          プレーンエンド
  I
  S   K6743 水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手                 13~150          接       着       形

      K127   水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管            50, 75, 100, 150    ゴ   ム   輪       形

  J   K128   水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管継手          50, 75, 100, 150    ゴ   ム   輪       形

  W   K129   水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管        50, 75, 100, 150    ゴ   ム   輪       形

  W   K130   水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管継手      50, 75, 100, 150    ゴ   ム   輪       形

  A   K131   水道用硬質塩化ビニル管のダクタイル鋳鉄異形管     50, 75, 100, 150    ゴ   ム   輪       形

      S101   水道用硬質塩化ビニル管の接着剤               ―                    ―

        20   水道用硬質塩化ビニル管               65,125,200,250,300   プレーンエンド

  A     21   水道用硬質塩化ビニル管継手                  65, 125         接       着       形

        31   水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管           125, 200, 250, 300   ゴ   ム   輪       形

        32   水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管継手         125, 200, 250, 300   ゴ   ム    輪      形

        33   水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管       125, 200, 250, 300   ゴ   ム   輪       形

  S     34   水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管継手     125, 200, 250, 300   ゴ   ム   輪       形

        35   水道用硬質塩化ビニル管のダクタイル鋳鉄異形管    125, 200, 250, 300   ゴ   ム    輪      形

備考:1.JIS:日本工業規格、JWWA:日本水道協会規格
   2.AS:塩化ビニル管・継手協会規格(なお、この規格はいづれも日本水道協会より団体規格として承認
        を得ている。)
   3.JIS K 6742はVP(水道用硬質ポリ塩化ビニル管)とHIVP(水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル
     管)の2種類がある。
   4.JIS K 6743はTS(水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手)とHITS(水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル
     管継手)の2種類がある。




                                 -9-
2.直管、継手及び異形管の規格
2.1 直              管
                                水道用硬質ポリ塩化ビニル管(VP)       JIS K 6742, AS20
    (1) プレーンエンド直管
                                水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP) JIS K 6742, AS20




                                                                                     単位:㎜
                            外  径  D          厚     さ    t      長     さ   L       (参 考)
     呼び径            基準     最大・最小外径  平均外径    基準                基準                 質量(kg/m)
                                                   許容差               許容差
                    寸法       の許容差   の許容差    寸法                寸法                VP     HIVP
             13     18.0     ±0.2    ±0.2    2.5       ±0.2                     0.174    0.170

             16     22.0     ±0.2    ±0.2    3.0       ±0.3                     0.256    0.251

             20     26.0     ±0.2    ±0.2    3.0       ±0.3   4000              0.310    0.303

             25     32.0     ±0.2    ±0.2    3.5       ±0.3                     0.448    0.439

             30     38.0     ±0.3    ±0.2    3.5       ±0.3                     0.542    0.531

             40     48.0     ±0.3    ±0.2    4.0       ±0.3                     0.791    0.774

             50     60.0     ±0.4    ±0.2    4.5       ±0.4                     1.122    1.098
                                                                         +30
        ●    65     76.0     ±0.5    ±0.2    4.5       ±0.4                     1.445   1.415
                                                                         -10
             75     89.0     ±0.5    ±0.2    5.9       ±0.4                     2.202    2.156
                                                              4000
            100    114.0     ±0.6    ±0.2    7.1       ±0.5                     3.409    3.338
                                                              又は
        ●125       140.0     ±0.8    ±0.3    7.5       ±0.5                     4.464   4.370
                                                              5000
            150    165.0     ±1.0    ±0.3    9.6       ±0.6                     6.701    6.561

        ●200       216.0     ±1.3    ±0.7   11.5       ±0.7                    10.559   10.338

        ●250       267.0     ±1.6    ±0.9   14.2       ±0.9                    16.119   15.781

        ●300       318.0     ±1.9    ±1.0   17.0       ±1.1                    22.976   22.494

備考1.最大・最小外径の許容差とは、任意断面における外径の測定値の最大値及び最小値(最大・最小外径)と、基準
    寸法との差をいう。
    2.平均外径の許容差とは、任意の断面における相互に等間隔な二方向の外径の測定値の平均値(平均外径)と、基
      準寸法の差をいう。
    3.厚さは、管の全周任意の箇所に適用される。
    4.管の長さは受渡当事者間の協定によって、他の長さであってもよい。
参   考       質量は、管の寸法を基準寸法とし、管に使用する材料の密度をVPは1.43g/cm3、HIVPは1.40g/cm3として計
            算したものである。


                  ●印は、日本水道協会より団体規格として承認を得た塩化ビニル管・継手協会規格(AS)
                   を示す。なお、次ページ以降も同様である。




                                            -10-
                       水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管(VP-RR)                           JWWA K 127, AS31
(2) ゴム輪形片受け直管
                       水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管 (HIVP-RR)                    JWWA K 129, AS33




                                                                                     単位:mm
                       挿し口及び直管部                                         受口   部
           外  径     D      厚 さ t         面取り        標 準           内  径 d1              厚 さ
呼び径          最大最    平 均 基 本
       基 本 小外径      外 径 寸 法 許容差
                                          幅         位 置             最大最
                                                             基 本 小内径 平 均                c1
       寸 法 許容差      許容差
                                          x          ℓ 0     寸 法 許容差 内 径   許容差         (最小)
  50    60.0 ±0.4    ±0.2  4.5 ±0.4        8         107      60.9  ±0.9   ±0.6             4.1
  75    89.0 ±0.5    ±0.2  5.9 ±0.4       11         120      90.2  ±1.2   ±0.7             6.0
 100   114.0 ±0.6    ±0.2  7.1 ±0.5       13         132     115.3  ±1.2   ±0.7             7.6
●125   140.0 ±0.8    ±0.3  7.5 ±0.5       14         138     141.4  ±1.4   ±0.8             7.8
 150   165.0 ±1.0    ±0.3  9.6 ±0.6       18         152     166.6  ±1.4   ±0.8            10.6
●200   216.0 ±1.3    ±0.7 11.5 ±0.7       21         175     218.0  ±1.7   ±1.0            12.3
●250   267.0 ±1.6    ±0.9 14.2 ±0.9       25         194     269.3  ±2.0   ±1.2            15.1
●300   318.0 ±1.9    ±1.0 17.0 ±1.1       30         214     320.7  ±2.2   ±1.3            17.9

          受 口 部         有効長      全            長              参考質量
呼び径       受口深さP                                             (kg/本)
                         ℓ      L             許容差          ( ) 内は HI
       基本寸法   許容差
        110    ±5        5000   5118   +30                   5.8(5.7)
  50                                   -10
        120   ±5       5000   5131     +30   11.5(11.3)
   75                                  -10
        130   ±5       5000   5143     +30   17.9(17.5)
  100                                  -10
        135   ±5       5000   5149     +30   23.5(23.0)
 ●125                                  -10
        145   ±5       5000   5163     +30   35.2(34.5)
  150                                  -10
        170   ±10      5000   5191     +30   56.7(55.5)
 ●200                                  -10
        185   ±10      5000   5210     +30   86.1(84.3)
 ●250                                  -10
        200   ±10      5000   5230     +30  122.6(120.0)
 ●300                                  -10
備考:1.最大最小外径の許容差とは、任意断面における外径測定値の最大値又は最小値と基本寸法との差をいう。
    2.平均外径の許容差とは、任意断面における円周を円周率3.142で除した値又は相互に等間隔な2方向の外径測定値の算術平
      均値と基本寸法との差をいう。
    3.最大最小内径の許容差とは、任意断面における内径測定値の最大値又は最小値と基本寸法との差をいう。
    4.平均内径の許容差とは、任意断面における相互に等間隔な2方向の内径測定値の算術平均値と基本寸法との差をいう。
    5.参考質量は、比重を1.43〈( )内はHIで比重を1.40〉として計算したものであり、参考のために示すものであって、規格
      の一部ではない。
    6.受渡当事者間の協定による場合は、全長(L)及び有効長(ℓ )はその他の長さであってもよい。




                                       -11-
                             水道用ゴム輪ロング受口形硬質塩化ビニル管(VP-RRロング)
                                                     JWWA K 127, AS31
 (3) ゴム輪形ロング片受け直管            水道用ゴム輪ロング受口形耐衝撃性硬質塩化ビニル管(HIVP-RR ロング)
                                                     JWWA K 129, AS33




                                                                          単位:mm
                      挿 し 口 及 び 直 管 部                               受 口 部
呼び径            外 径 D           厚 さ t    面取り          標準挿入           内 径 d1
                最大・最小 平均外径               幅           長     さ         最大・最小 平均内径
        基本寸法                基本寸法 許 容 差                       基本寸法
                外径許容差 許 容 差              x             ℓ 0           内径許容差 許 容 差
   50     60.0   ±0.4  ±0.2   4.5  ±0.4   8            156     60.9   ±0.9  ±0.6
   75     89.0   ±0.5  ±0.2   5.9  ±0.4  11            166     90.2   ±1.2  ±0.7
  100    114.0   ±0.6  ±0.2   7.1  ±0.5  13            179    115.3   ±1.2  ±0.7
 ●125    140.0   ±0.8  ±0.3   7.5  ±0.5  14            191    141.4   ±1.4  ±0.8
  150    165.0   ±1.0  ±0.3   9.6  ±0.6  18            201    166.6   ±1.4  ±0.8
 ●200    216.0   ±1.3  ±0.7  11.5  ±0.7  21            222    218.0   ±1.7  ±1.0

             受 口 部     有効長         全           長       参考質量
呼び径          受口深さP                                    (kg/本)
                         ℓ        L            許容差
        基本寸法     許容差                                 ( ) 内は HI
        235(Ⅰ形)                                +30
   50   225(Ⅱ形)   ±5    5000     5156          -10      5.8(5.7)
         225    ±5      5000     5166          +30     11.6(11.4)
   75                                          -10
         240    ±5      5000     5179          +30     18.1(17.7)
  100                                          -10
         250    ±5      5000     5191          +30     23.6(23.1)
 ●125                                          -10
         255    ±5      5000     5201          +30     35.6(34.9)
  150                                          -10
         275    ±5      5000     5222          +30     56.6(55.4)
 ●200                                          -10
備考:1.最大最小外径の許容差とは、任意断面における外径測定値の最大値又は最小値と基本寸法との差をいう。
   2.平均外径の許容差とは、任意断面における円周を円周率3.142で除した値又は相互に等間隔な2方向の外径測
     定値の算術平均値と基本寸法との差をいう。
   3.最大最小内径の許容差とは、任意断面における内径測定値の最大値又は最小値と基本寸法との差をいう。
   4.平均内径の許容差とは、任意断面における相互に等間隔な2方向の内径測定値の算術平均値と基本寸法との
     差をいう。
   5.参考質量は、比重を1.43〈( )内はHIで比重を1.40〉として計算したものであり、参考のために示すもので
     あって、規格の一部ではない。
   6.受渡当事者間の協定による場合は、全長(L)及び有効長(ℓ )はその他の長さであってもよい。




                                        -12-
                 水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管継手(VP-RR)        JWWA K 128, AS32
2.2 RR継手
                 水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管継手 (HIVP-RR) JWWA K 130, AS34


 (1) 接合部寸法




                                                                                           単位:mm
                  d1            C1                P          t                D              ℓ 0
                 最大最     平 均                                                 最大最    平 均
呼び径      基   本                            基   本                      基   本                 標   準
                 小内径     内 径    最    小                許容差   最    小           小外径    外 径
         寸   法                            寸   法                      寸   法                 寸   法
                 許容差     許容差                                                 許容差    許容差
   50     60.9    ±0.9   ±0.6       4.1   110         ±5    4.1       60.0   ±0.5   ±0.2    107
   75     90.2    ±1.2   ±0.7       6.0   120         ±5    5.5       89.0   ±0.5   ±0.3    120
  100    115.3    ±1.2   ±0.7       7.6   130         ±5    6.6      114.0   ±0.6   ±0.4    132
 ●125    141.4    ±1.4   ±0.8       7.8   135         ±5    7.0      140.0   ±0.8   ±0.5    138
  150    166.6    ±1.4   ±0.8   10.6      145         ±5    8.9      165.0   ±1.0   ±0.5    152
 ●200    218.0    ±1.7   ±1.0   12.3      170         ±10   10.8     216.0   ±1.3   ±0.7    175
 ●250    269.3    ±2.0   ±1.2   15.1      185         ±10   13.3     267.0   ±1.6   ±0.9    194
 ●300    320.7    ±2.2   ±1.3   17.9      200         ±10   15.9     318.0   ±1.9   ±1.0    214

備考:1.最大最小内径の許容差とは、任意断面における内径測定値の最大値又は最小値と基本寸法との差をいう。
        2.平均内径の許容差とは、任意断面における相互に等間隔な2方向の内径測定値の算術平均値と基本寸法との
          差をいう。
        3.最大最小外径の許容差とは、任意断面における外径測定値の最大値又は最小値と基本寸法との差をいう。
        4.平均外径の許容差とは、任意断面における円周を円周率3.142で除した値又は相互に等間隔な2方向の外径測
          定値の算術平均値と基本寸法との差をいう。


         以下製品図はⅠ形の形状を表わす。




                                                -13-
(2) 90°ベンド(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                     単位:mm
                                    D′の                                       L1L2の
                        呼び径      D′             ℓ       ℓ       L1     L2              R
                                    許容差             1       2
                                                                              許容差

                           50    60.0   ± 4.8   335     200     343    310    ± 40     150

                           75    89.0   ± 7.1   450     305     461    425    ± 50     250

                          100   114.0   ± 9.1   505     360     518    490    ± 50     300

                        ● 125   140.0   ±11.2   615     470     629    605    ± 70     400

                          150   165.0   ±13.2   690     530     708    675    ± 70     450

                        ● 200   216.0   ±17.3   925     690     946    860    ± 90     600

                        ● 250   267.0   ±21.4   1065    805     1090   990    ±100     700

                        ● 300   318.0   ±25.4   1255    960     1285   1160   ±120     850




(3) 45°ベンド(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                     単位:mm
                                    D′の                                       L1L2の
                        呼び径      D′             ℓ       ℓ       L1     L2              R
                                    許容差             1       2
                                                                              許容差

                           50    60.0   ± 4.8   247     110     255    220    ±30      150

                           75    89.0   ± 7.1   304     160     315    280    ±30      250

                          100   114.0   ± 9.1   329     185     342    315    ±30      300

                        ● 125   140.0   ±11.2   381     235     395    370    ±40      400

                          150   165.0   ±13.2   426     265     444    410    ±40      450

                        ● 200   216.0   ±17.3   575     340     596    510    ±55      600

                        ● 250   267.0   ±21.4   655     395     680    580    ±60      700

                        ● 300   318.0   ±25.4   755     460     785    660    ±70      850




(4) 22 1/2°ベンド(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                     単位:mm
                                        D′の                                   L1L2の
                        呼び径      D′             ℓ       ℓ       L1     L2              R
                                        許容差         1       2
                                                                              許容差

                           50    60.0   ± 4.8   215      80     223    190    ±30      150

                           75    89.0   ± 7.1   250     105     261    225    ±30      250

                          100   114.0   ± 9.1   265     120     278    250    ±30      300

                        ● 125   140.0   ±11.2   295     150     309    285    ±30      400

                          150   165.0   ±13.2   330     170     348    315    ±30      450

                        ● 200   216.0   ±17.3   445     210     466    380    ±45      600

                        ● 250   267.0   ±21.4   505     245     530    430    ±55      700

                        ● 300   318.0   ±25.4   575     280     605    480    ±60      850




                            -14-
(5) 11 1/4°ベンド(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                     単位:mm
                                      D′の                                      L1L2の
                        呼び径        D′             ℓ       ℓ       L1     L2            R
                                      許容差             1       2
                                                                               許容差

                            50     60.0   ± 4.8   200      65     208    175   ±25     150

                            75     89.0   ± 7.1   225      80     236    200   ±25     250

                            100   114.0   ± 9.1   235      90     248    220   ±25     300

                        ● 125     140.0   ±11.2   254     110     268    245   ±25     400

                            150   165.0   ±13.2   284     125     302    270   ±30     450

                        ● 200     216.0   ±17.3   385     150     406    320   ±40     600

                        ● 250     267.0   ±21.4   435     175     460    360   ±45     700

                        ● 300     318.0   ±25.4   485     195     515    395   ±50     850




(6) 5 5/8°ベンド(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                     単位:mm
                                      D′の                                      L1L2の
                        呼び径        D′             ℓ       ℓ       L1     L2            R
                                      許容差             1       2
                                                                               許容差

                            50     60.0   ± 4.8   192      55     200    165   ±20     150

                            75     89.0   ± 7.1   212      65     223    185   ±20     250

                            100   114.0   ± 9.1   220      75     233    205   ±20     300

                        ● 125     140.0   ±11.2   235      90     249    225   ±25     400

                            150   165.0   ±13.2   262     100     280    245   ±26     450

                        ● 200     216.0   ±17.3   355     120     376    290   ±40     600

                        ● 250     267.0   ±21.4   400     140     425    325   ±45     700

                        ● 300     318.0   ±25.4   445     150     475    350   ±50     850




(7) Sベンド(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                     単位:mm
                                          D′の                     L の          H の
                        呼び径        D′             ℓ       L              H             R
                                          許容差         1
                                                                  許容差          許容差

                        ●    50    60.0   ± 4.8   530     648     ± 65   250   ±30     150

                        ●    75    89.0   ± 7.1   715     846     ± 85   300   ±30     250

                        ● 100     114.0   ± 9.1   785     928     ± 95   300   ±30     300

                        ● 125     140.0   ±11.2   910     1059    ±105   300   ±30     400

                        ● 150     165.0   ±13.2   1015    1178    ±120   300   ±30     475




                              -15-
(8) ソケット(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                          単位:mm
                                                                                         L   の
                         呼 び 径           D                ℓ                  L
                                                                                         許 容 差

                            50           60.0             70              290             ±25

                            75           89.0             80              320             ±25

                           100          114.0             80              340             ±25

                         ● 125          140.0             90              360             ±25

                           150          165.0             100             390             ±25

                         ● 200          216.0             200             540             ±30

                         ● 250          267.0             295             665             ±30

                         ● 300          318.0             325             725             ±30




(9) 片挿しソケット(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                       単位:mm
                                                                                 TS挿し口
                                                          L の
                         呼 び 径      ℓ           L                                 D1 の   ℓ 1
                                                          許容差           D1
                                                                                  許容差   (最小)
                            50     105.0        215        ±15          60.0      ±0.5      63

                            75     120.0        240        ±15          89.0      ±0.5      64

                           100     145.0        275        ±15         114.0      ±0.6      84

                         ● 125     170.0        305        ±15         140.0      ±0.8     104

                           150     210.0        355        ±15         165.0      ±1.0     132

                         ● 200     285.0        455        ±20         216.0      ±1.3     200

                         ● 250     480.0        665        ±20         267.0      ±1.6     250

                         ● 300     550.0        750        ±20         318.0      ±1.9     300




(10) 受挿し径違いソケット(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                                          単位:mm
                                                                               L の        ℓ 1
                         呼 び 径       D                ℓ          L
                                                                               許容差       (最小)

                          75× 50    89.0            230          358             ±20       115

                         100× 75   114.0            235          376             ±20       125

                     ● 125×100     140.0            265          413             ±20       135

                         150×100   165.0            325          483             ±20       135

                     ● 150×125     165.0            305          464             ±20       140

                     ● 200×150     216.0            390          578             ±30       150

                     ● 250×200     267.0            430          636             ±30       175

                     ● 300×250     318.0            460          683             ±30       190




                          -16-
(11) VCソケット(Ⅰ形、Ⅱ形)
                                                                         単位:mm
                                                               鋳鉄管側の挿し口
                                                 L の
                     呼び径      D      リトル   L                    D1 の      ℓ 1 の
                                                 許容差    D1           ℓ 1
                                                                許容差       許容差
                                                                           +10
                        75    89.0   230   350   ±20    93.0    ±1.0 170
                                                                           -5
                                                                           +10
                       100   114.0   240   370   ±20   118.0    ±1.0 170
                                                                           -5
                                                                           +10
                       150   165.0   295   440   ±20   169.0    ±1.0 170
                                                                           -5
                                                                +1.5       +15
                     ● 200   216.0   310   480   ±25   220.0         170
                                                                -1.0       -5
                                                                +1.5       +15
                     ● 250   267.0   335   520   ±25   271.6         170
                                                                -1.0       -5
                                                                +1.5       +15
                     ● 300   318.0   355   555   ±25   322.8         170
                                                                -1.0       -5




                         -17-
                  水道用硬質塩化ビニル管継手(TS)       JIS K 6743, AS21
2.3 TS継手
                  水道用耐衝撃性硬質塩化ビニル管継手(HITS) JIS K 6743, AS21

 (1) 接合部寸法とその許容差




                                                                                                                      単位:mm
                 d1 の                    d1′  d                               D,DT                 t2,t3               t の
 呼び径        d1            1/T     ℓ                          D      DT               t2     t3                 t
                 許容差                     最小値 最小値                              の許容差                 の許容差                許容差
     13    18.40 ±0.20    1/30    26.0     -      13      24.0      24.0      -0.6   -      -       -          3.0      -0.3
     16    22.40 ±0.20    1/34    30.0     -      16      29.0      29.0      -0.7   -      -       -          3.5      -0.3
     20    26.45 ±0.20    1/34    35.0     -      20      33.0      33.0      -0.8   -      -       -          3.5      -0.3
     25    32.55 ±0.25    1/34    40.0     -      25      40.0      40.0      -1.0   -      -       -          4.0      -0.4
     30    38.60 ±0.25    1/34    44.0     -      31      46.0      46.0      -1.0   -      -       -          4.0      -0.4
     40    48.70 ±0.30    1/37    55.0     -      40      57.0      57.0      -1.2   -      -       -          4.5      -0.4
     50    60.80 ±0.30    1/37    63.0     -      51      70.0      70.0      -1.5   -      -       -          5.0      -0.5
 ●    65   76.60 ±0.30    1/48    61.0    76.90   67      87.0      88.5      -1.5   5.0    6.6    -0.5        6.6      -0.5
     75    89.60 ±0.30    1/49    64.0    89.90   77     102.0     104.5      -1.5   6.0    8.0    -0.5        8.0      -0.5
     100   114.70 ±0.30   1/56    84.0   115.00   100    130.0     133.5      -1.8   7.5    10.0   -0.6        10.0     -0.6
 ● 125     140.85 ±0.35   1/58   104.0   141.20   125    157.0     161.0      -1.8   8.0    11.0   -0.6        11.0     -0.6
     166.00 ±0.40 1/63 132.0 166.40
     150                            146 186.0 190.0 -2.0                             10.0   13.0   -0.8        13.0     -0.8
                +4
備考:1.ℓ の許容差は -0.5 mm とする。
   2.D,DT の許容差及びt,t2 ,t3の許容差のプラス側は制限しない。
       3.本図ならびにその他の図において、ストッパー部・胴体部などは破線で示す形状にすることもできる。
       4.A形は射出成形機によって、製造した継手である。
                                                                                                                      単位:mm
                                                         呼び径             d1     d1の許容差      1/T         ℓ        d1′(最小値)
                                                             13       18.40      ±0.20      1/30        26.0            -
                                                             16       22.40      ±0.20      1/34        30.0            -
                                                             20       26.45      ±0.20      1/34        35.0            -
                                                             25       32.55      ±0.25      1/34        40.0            -
                                                             30       38.60      ±0.25      1/34        44.0            -
                                                             40       48.70      ±0.30      1/37        55.0            -
                                                             50       60.80      ±0.30      1/37        63.0           60.90
                                                         ●    65      76.60      ±0.30      1/48        61.0           76.90
                                                             75       89.60      ±0.30      1/49        64.0           89.90
                                                             100     114.70      ±0.30      1/56        84.0          115.00
                                                         ● 125       140.85      ±0.35      1/58     104.0            141.20
                                                             150     166.00      ±0.40      1/63     132.0            166.40
                                                        備考:1.受口端部は、付図の形状によらないことがある。ただし、d1
                                                                及びd1′は表による。
                                                                        +4
                                                              2.ℓ の許容差は、-0.5 mm とする。
                                                              3.B形は押出成形によって製造する原管を加工して得られる継
                                                                   手である。




                                                         -18-
(2)ソケット(A形)
                                                                         単位:mm
                       呼 び 径                  D                    L

                             13               24.0                 57

                             16               29.0                 67

                             20               33.0                 77

                             25               40.0                 87

                             30               46.0                 95

                             40               57.0                 117

                             50               70.0                 133

                         ●    65              87.0                 145

                             75              102.0                 155

                             100             130.0                 200

                         ● 125               157.0                 240

                             150             186.0                 300

                  備考:1.Dの許容差は「(1) 接合部寸法とその許容差」による。
                     2.Lの許容差は±4mm とする。



(3) 径違いソケット(A形)
                                                                         単位:mm
                       呼び径          D       D1       t      t1            L
                       16× 13       29.0    24.0     3.5    3.0            61
                       20× 13       33.0    24.0     3.5    3.0            68
                       20× 16       33.0    29.0     3.5    3.5            71
                       25× 13       40.0    24.0     4.0    3.0            86
                       25× 16       40.0    29.0     4.0    3.5            85
                       25× 20       40.0    33.0     4.0    3.5            84
                   ●   30× 13       46.0    24.0     4.0    3.0            95
                       30× 20       46.0    33.0     4.0    3.5            93
                       30× 25       46.0    40.0     4.0    4.0            93
                   ●   40× 20       57.0    33.0     4.5    3.5           113
                       40× 25       57.0    40.0     4.5    4.0           114
                       40× 30       57.0    46.0     4.5    4.0           114
                   ●   50× 20       70.0    33.0     5.0    3.5           116
                   ●   50× 25       70.0    40.0     5.0    4.0           140
                       50× 30       70.0    46.0     5.0    4.0           136
                       50× 40       70.0    57.0     5.0    4.5           136
                   ●   65× 40       87.0    57.0     6.6    4.5           145
                   ●   65× 50       87.0    70.0     6.6    5.0           149
                   ●   75× 40      102.0    57.0     8.0    5.0           153
                       75× 50      102.0    70.0     8.0    5.0           165
                   ●   75× 65      102.0    87.0     8.0    6.6           159
                       100× 75     130.0   102.0     10.0   8.0           190
                   ● 125×100       157.0   130.0     11.0   10.0          229
                       150×100     186.0   130.0     13.0   10.0          295
                   ● 150×125       186.0   157.0     13.0   11.0          272
                  備考:1.D及びD1の許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                        2.t及びt1の許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                        3.Lの許容差は±4mm とする。




                  -19-
(4) VCソケット(B形)
                                                                          単位:mm
                   呼び径           D           t        D1         ℓ   1         L

                    75           89.0        6.6   93.0±1.0      105         250
                   100          114.0        8.1   118.0±1.0     105         280
                   150          165.0      11.2    169.0±1.0     105         340

                  備考:1.V側は塩化ビニル管、C側は鋳鉄管と接合する。
                     2.D及びtの許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                     3.ℓ 1の許容差は±5mm とする。
                     4.Lの許容差は±5mm とする。




(5) エルボ(A形)
                                                                          単位:mm
    (呼び径13~50)      呼 び 径                D                 t             H

                         13              24.0              3.0           36
                         16              29.0              3.5           43
                         20              33.0              3.5           50
                         25              40.0              4.0           58
                         30              46.0              4.0           65
                         40              57.0              4.5           82
                         50              70.0              5.0           96
    (呼び径65~150)     ●    65              87.0              6.6           110
                    ●    75             102.0              8.0           120
                    ● 100               130.0           10.0             153
                    ● 125               175.0           11.0             188
                    ● 150               186.0           13.0             230

                  備考:1.Dの許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                     2.tの許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                             +5
                     3.Hの許容差は-1mm とする。



(6) 45°エルボ(A形)
    (呼び径13~50)                                                            単位:mm
                    呼 び 径                D                 t             H

                          13             24.0              3.0            33
                          20             33.0              3.5            44
                          25             40.0              4.0            51
                          30             46.0              4.0            56
                          40             57.0              4.5            69
                          50             70.0              5.0            80

    (呼び径75~150)     ●     75            102.0              8.0            97
                    ● 100               130.0           10.0             122
                    ● 125               157.0           11.0             149
                    ● 150               186.0           13.0             184

                  備考:1.Dの許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                         2.tの許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                                 +5
                         3.Hの許容差は-1 mm とする。




                         -20-
(7) チーズ(A形)
                                                         単位:mm
               呼 び 径         D       t     H      D1      H1
                  13× 13    24.0    3.0    36    24.0     36
                  16× 13    29.0    3.5    41    24.0     38
                  16× 16    29.0    3.5    43    29.0     43
                  20× 13    33.0    3.5    46    24.0     40
                  20× 16    33.0    3.5    48    29.0     45
                  20× 20    33.0    3.5    50    33.0     50
                  25× 13    40.0    4.0    51    24.0     43
                  25× 16    40.0    4.0    53    29.0     48
                  25× 20    40.0    4.0    55    33.0     53
                  25× 25    40.0    4.0    58    40.0     58
                  30× 13    46.0    4.0    55    24.0     46
                  30× 16    46.0    4.0    57    29.0     51
                  30× 20    46.0    4.0    59    33.0     56
                  30× 25    46.0    4.0    62    40.0     61
                  30× 30    46.0    4.0    65    46.0     65
                  40× 13    57.0    4.5    66    24.0     52
                  40× 16    57.0    4.5    68    29.0     57
                  40× 20    57.0    4.5    70    33.0     62
                  40× 25    57.0    4.5    73    40.0     67
                  40× 30    57.0    4.5    76    46.0     71
                  40× 40    57.0    4.5    82    57.0     82
                  50× 13    70.0    5.0    74    24.0     58
                  50× 16    70.0    5.0    76    29.0     63
                  50× 20    70.0    5.0    78    33.0     68
                  50× 25    70.0    5.0    81    40.0     73
                  50× 30    70.0    5.0    84    46.0     77
                  50× 40    70.0    5.0    90    57.0     88
                  50× 50    70.0    5.0    96    70.0     96
              ●   65× 40    87.0    6.6    100   57.0     95
              ●   65× 50    87.0    6.6    101   70.0     104
              ●   65× 65    87.0    6.6    110   87.0     110
                  75× 25    102.0   8.0    93    40.0     88
                  75× 40    102.0   8.0    100   57.0     102
                  75× 50    102.0   8.0    105   70.0     110
              ●   75× 65    102.0   8.0    113   87.0     117
                  75× 75    102.0   8.0    120   102.0    120
                  100× 50   130.0   10.0   125   70.0     122
                  100× 75   130.0   10.0   140   102.0    132
                  100×100   130.0   10.0   152   130.0    152
              ● 125× 75     157.0   11.0   160   102.0    147
              ● 125×100     157.0   11.0   173   130.0    167
              ● 125×125     157.0   11.0   187   157.0    187
                  150× 75   186.0   13.0   195   102.0    158
                  150×100   186.0   13.0   208   130.0    182
              ● 150×125     186.0   13.0   217   157.0    201
                  150×150   186.0   13.0   230   186.0    230
              備考:1.D及びD1の許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                   2.tの許容差は「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                   3.H及びH1の許容差は、  +5 mm とする。
                                  -1
                   4.Rは、10mm 以上とする。
                   5.ストッパー部はエルボのストッパー部のようにすることもできる。




                  -21-
(8) 給水栓用エルボ(A形)

                                                       備考:1.ねじ部は、JIS B 0203の平行めねじとする。
                                                              2.Dの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                                                              3.tの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                                                                         +5
                                                              4.Hの許容差は、-1 mm とする。
                                                              5.ℓ 2の許容差は、±1mm とする。
                                                              6.H1の許容差は、+5 mm とする。
                                                                         -2
                                                              7.ストッパー部はエルボのストッパー部のようにするこ
                                                                      ともできる。




                                    H1寸法には、S形とL形がある。



                                                                                                       単位:mm
                                            ねじ部
                                                                                                       H1
呼び径     D      t       H     D1
                                    呼び      谷の径 ねじ山数          ℓ   1     ℓ   2   d2      D2   W
                                                25.4mm
                                             d1 につき                                               S形        L形

 13     24.0   3.0     38    30     Rp1/2   20.955     14     17        14      26      34   4    29        45
16×13   29.0   3.5     43    30     Rp1/2   20.955     14     17        14      26      34   4    32        48
20×13   33.0   3.5     47    30     Rp1/2   20.955     14     17        14      26      34   4    33        50
 20     33.0   3.5     51    37     Rp3/4   26.441     14     19        16      32      42   4    36        50
 25     40.0   4.0     59    46     Rp1     33.249     11     21        18      40      52   5    40        55




(9) 給水栓用ソケット(A形)

                                                       備考:1.ねじ部は、JIS B 0203の平行めねじとする。
                                                              2.Dの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                                                              3.ℓ 2の許容差は、±1mm とする。
                                                                        +5
                                                              4.Lの許容差は、 -1 mm とする。




                                                                                                       単位:mm
                                                     ねじ部
                     呼び径     D       D1
                                            呼び       谷の径 ねじ山数           ℓ   1   ℓ   2   d2   D2   W         L
                                                         25.4mm
                                                      d1 につき
                      13     24.0    30     Rp1/2    20.955   14        17      14      26   34   4         47
                     16×13   29.0    30     Rp1/2    20.955   14        17      14      26   34   4         52
                     20×13   33.0    30     Rp1/2    20.955   14        17      14      26   34   4         57
                      20     33.0    37     Rp3/4    26.441   14        19      16      32   42   4         59
                      25     40.0    46     Rp1      33.249   11        21      18      40   52   5         68




                                                  -22-
(10) 給水栓用チーズ(A形)
                                                        備考:1.ねじ部は、JIS B 0203の平行めねじとする。
                                                               2.Dの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                                                               3.tの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                                                                        +5
                                                               4.Hの許容差は、-1 mm とする。
                                                               5.ℓ 2の許容差は、±1mm とする。
                                                               6.H1の許容差は、+5 mm とする。
                                                                         -2
                                                               7.ストッパー部はエルボのストッパー部のようにするこ
                                                                    ともできる。




                                                                                                         単位:mm
                                                      ねじ部
       呼び径     D      t       H        D1
                                               呼び     谷の径 ねじ山数        ℓ   1      ℓ   2   d2   D2   W       H1
                                                          25.4mm
                                                       d1 につき

       13×13   24.0   3.0     38       30     Rp1/2   20.955   14       17       14      26   34   4       29
       16×13   29.0   3.5     43       30     Rp1/2   20.955   14       17       14      26   34   4       32
       20×13   33.0   3.5     47       30     Rp1/2   20.955   14       17       14      26   34   4       34
       20×20   33.0   3.5     51       37     Rp3/4   26.441   14       19       16      32   42   4       36
       25×13   40.0   4.0     52       30     Rp1/2   20.955   14       17       14      26   34   4       38
       25×20   40.0   4.0     56       37     Rp3/4   26.441   14       19       16      32   42   4       40
       25×25   40.0   4.0     59       46      Rp1    33.249   11       21       18      40   52   5       42



(11) バルブ用ソケット(A形)

                                                        備考:1.ねじ部は、JIS B 0203のテーパおねじに準ずる。
                                                               2.Dの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                                                               3.Lの許容差は、+5 mm とする。
                                                                        -2




                                                                                                         単位:mm
                                                      ねじ部
 呼び径     D       d    呼 び     基準径           ねじ山数      基準径                     有効ねじ    L2      W    L       B
                                                                a の
                              の外径           25.4mm    の位置                     部の長さ
                               D1           につき        a        許容差           L1(最小) (最大)
  13    24.0     13   R1/2    20.955          14       8.16     ±1.81          13.16     4    6    50      24
  16    29.0     13   R1/2    20.955          14       8.16     ±1.81          13.16     4    6    54      29
  20    33.0     18   R3/4    26.441          14       9.53     ±1.81          14.53     5    8    64      33
  25    40.0     23    R1     33.249          11       10.39    ±2.31          16.79     5    8    71      40
  30    46.0     31   R11/4   41.910          11       12.70    ±2.31          19.10     5    10    80     46
  40    57.0     37   R11/2   47.803          11       12.70    ±2.31          19.10     5    10    92     57
  50    70.0     48    R2     59.614          11       15.88    ±2.31          23.38     5    12   106     70




                                                     -23-
 (12) 金属おねじ付バルブ用ソケット




                                                                                                                 単位:mm
                                                                ねじ部
   呼び径          D          d    呼 び     基準径           ねじ山数      基準径         a の     有効ねじ    L2    W        L          B
                                        の外径           25.4mm    の位置         許容差     部の長さ
                                          D1          につき        a                  L1(最小) (最大) (最小)              (最小)
         13    24.0        13   R1/2    20.955          14       8.16       ±1.81    13.16   4    6        60         27
         16    29.0        13   R1/2    20.955          14           8.16   ±1.81    13.16     4     6     65         32
         20    33.0        18   R3/4    26.441          14           9.53   ±1.81    14.53     5     8     75         35
         25    40.0        23    R1     33.249          11       10.39      ±2.31    16.79     5     8     85         47
         30    46.0        31   R11/4   41.910          11       12.70      ±2.31    19.10     5     10    95         55
         40    57.0        37   R11/2   47.803          11       12.70      ±2.31    19.10     5     10    110        65
         50    70.0        48    R2     59.614          11       15.88      ±2.31    23.38     5     12    125        75

   備考:1.ねじ部は、JIS B 0203のテーパおねじに準ずる。
              2.Dの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                      +5
                      -2 mm とする。
              3.Lの許容差は、
              4.六角部又は八角部の材質が(1)形は塩ビ製、(2)形は金属製を示す。また、内面の接水部は、金属製と塩ビ製の2種類がある。




 (13) 伸 縮 継 手




                                                                                                                 単位:mm
                                                              ℓ 1            H                     dの         B
  呼び径                 D           t              L           (最小)           (最大)         d         許容差       (最小)
    13              27.0          3.0            68             16           20         18.8       ±0.30         34
    16              30.0          3.0            72             16           20         22.8       ±0.30         38
    20              35.0          3.5            78             16           21         26.8       ±0.30         43
    25              42.0          4.0            88             16           21         33.0       ±0.40         50
    30              49.0          4.0            97             20           25         39.0       ±0.40         58
    40              60.0          4.5            106            20           26         49.2       ±0.40         70
    50              73.0          5.0            116            20           26         61.5       ±0.50         84

備考:1.ねじの形状は、JIS B 0205-2のピッチ細目による。                                     5.Lの許容差は、±5mm とする。
   2.ねじ部の外径寸法は、規定しない。                                                  6.ゴム輪の材質は、JIS K 6353のI類による。
   3.Dの許容差は、±2mm とする。                                                  7.ゴム輪の形状及び寸法は、規定しない。
   4.tの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。




                                                               -24-
(14) ユニオンソケット(A形)




                                                                                 単位:mm
                                                           D1 の
                    呼び径          D        t     D1         許容差           W         L

                      13         18.0    2.5    23.0       ±0.3          5          80
                      16         22.0    3.0    27.5       ±0.4          5          85
                      20         26.0    3.0    29.5       ±0.4          6          90
                      25         32.0    3.5    36.5       ±0.5          7         100
                      30         38.0    3.5    42.0       ±0.6          8         110
                      40         48.0    4.0    53.0       ±0.7          8         120
                      50         60.0    4.5    71.0       ±0.8          9         130

                    備考:1.D及びtの許容差は、JIS K 6742の表3(管の寸法及びその許容
                             差)によることとし、Dには外径の許容差、tには厚さの許容差
                         を適用する。
                                +5
                       2.Lの許容差は、-2 mm とする。
                       3.Rは、1~3mm とする。


(15) キャップ(A形)
                                                                                 単位:mm
                                                                             L
                      呼び径                D         t
                                                                  Ⅰ形             Ⅱ形

                            13          24.0         3.0          29.0           36.5
                            16          29.0         3.5          33.5           43.0
                            20          33.0         3.5          38.5           50.0
                            25          40.0         4.0          44.0           58.5
                            30          46.0         4.0          48.0           65.5
                            40          57.0         4.5          59.5           82.0
                            50          70.0         5.0          68.0           96.5
                            75          102.0        8.0          -              105.0
                           100          130.0     10.0            -              138.0
                           150          186.0     13.0            -              205.0
                    備考:1.Dの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                           2.tの許容差は、「(1)接合部寸法とその許容差」による。
                           3.Lの許容差は、+5 mm とする。
                                       0
                           4.Rは、1~5mm とする。




                      -25-
(16) 90°ベンド(B形)
                                                     単位:mm
                      呼 び        D′    F       L     R
                          13     18    40      80    40
                          16     22    50      100   50
                          20     26    55      115   60
                          25     32    60      135   75
                          30     38    65      155   90
                          40     48    85      195   110
                          50     60    100     250   150
                      ●    65     76   110     320   200
                          75     89    120     370   250
                          100    114   145     445   300
                      ● 125      140   165     565   400
                          150    165   195     695   475
                     備考:1.D′の許容差は±8%とする。
                        2.F、L、Rの許容差は±10%とする。



(17) 45°ベンド(B形)
                                                     単位:mm
                      呼 び        D′    F       L     R
                          13     18    40      57    40
                          16     22    50      71    50
                          20     26    55      80    60
                          25     32    60      91    75
                          30     38    65      102   90
                          40     48    85      131   110
                          50     60    100     162   150
                      ●    65     76   110     193   200
                          75     89    120     224   250
                          100    114   145     270   300
                      ● 125      140   165     331   400
                          150    165   195     392   475
                     備考:1.D′の許容差は±8%とする。
                        2.F、L、Rの許容差は±10%とする。



(18) 221/2°ベンド(B形)
                                                     単位:mm
                      呼 び        D′    F       L     R
                          13     18    40      48    40
                          16     22    50      60    50
                          20     26    55      67    60
                          25     32    60      75    75
                          30     38    65      83    90
                          40     48    85      107   110
                          50     60    100     130   150
                      ●    65     76   110     150   200
                          75     89    120     170   250
                          100    114   145     205   300
                      ● 125      140   165     245   400
                          150    165   195     289   475
                     備考:1.D′の許容差は±8%とする。
                        2.F、L、Rの許容差は±10%とする。




                          -26-
(19) 111/4°ベンド(B形)
                                                                      単位:mm
                      呼 び         D′          F           L           R
                          13       18         40          44          40
                          16       22         50          55          50
                          20       26         55          61          60
                          25       32         60          67          75
                          30       38         65          76          90
                          40       48         85          96          110
                          50       60         100         115         150
                      ●    65      76         110         130         200
                          75       89         120         145         250
                          100     114         145         174         300
                      ● 125       140         165         204         400
                          150     165         195         242         475
                     備考:1.D′の許容差は±8%とする。
                        2.F、L、Rの許容差は±10%とする。



(20) 55/8°ベンド(B形)
                                                                      単位:mm
                      呼 び         D′          F           L           R
                          13       18         40          42          40
                          16       22         50          52          50
                          20       26         55          58          60
                          25       32         60          64          75
                          30       38         65          69          90
                          40       48         85          90          110
                          50       60         100         107         150
                      ●    65      76         110         120         200
                          75       89         120         132         250
                          100     114         145         174         300
                      ● 125       140         165         204         400
                          150     165         195         218         475
                     備考:1.D′の許容差は±8%とする。
                        2.F、L、Rの許容差は±10%とする。



(21) Sベンド(B形)
                                                                      単位:mm
                      呼 び        D′     H           F           L      R
                          13     18     150         40          180     90
                          16     22     150         59          200    100
                          20     26     150         50          210    105
                          25     32     150         60          240    120
                          30     38     200         65          260    130
                          40     48     200         85          300    150
                          50     60     200         100         325    150
                      ●    65     76    200         110         346    200
                          75     89     300         120         460    250
                          100    114    300         145         520    300
                      ● 125      140    300         165         624    400
                          150    165    300         195         715    475
                     備考:1.D′の許容差は±8%とする。
                        2.F、L、Rの許容差は±10%とする。




                          -27-
2.4     鋳鉄製継手・異形管〔水道用硬質塩化ビニル管のダクタイル鋳鉄異形管 JWWA K 131, AS35〕
  (1)        ゴム輪形接合部寸法




                                                                                                 単位:㎜
                                       d1 の                                            M          N
             呼び径              d1                   ℓ         C     d       T
                                      許容差                                             (最小)       (最大)
                  50          61.8     ±0.8        118       8.0    51     8.0         25         180
                  75          90.9     ±1.0        131       9.0    77     9.0         30         210
                 100         116.2     ±1.0        143       9.0   100     9.0         30         245
             ●   125         142.6     ±1.2        149       9.0   125     9.0         32         280
                 150         168.0     ±1.2        165       9.5   146     9.5         35         315
             ●   200         219.0     ±1.6        191      10.0   194    10.0         35         390
             ●   250         270.4     ±1.7        210      11.0   240    11.0         35         450
             ●   300         321.8     ±1.8        230      11.5   286    11.5         40         510
             備考:1.ℓ の許容差、呼び径 150 以下は±5㎜、呼び径 200 以上は±10mm とする。

                   2.C 及びTの許容差は+制限しない とする。
                               -2.3 ㎜
                   3.点線のように2個のつめをつけることができる。ただし、図は参考に示すもので形状の異な
                     るものがある。
  (2)        フランジ寸法




                                                                   注:管軸が直線でない場合又は交さする場
                                                                     合のボルト穴の配置は、すべての軸線
                                                                     を水平にした場合に、そのフランジ面
                                                                     の垂直中心線に対し振分けとする。


                                                                                                        単位:㎜
                                                  K                        ボルト穴
                                                                                                        ボルトの
      呼び径              D1            D3       ダクタイル          M
                                                                    D2           d          数           呼         び
                                              鋳        鉄
        50             155           100          18         3      120          19          4              M16
        75             211           125          19         3      168          19          4              M16
      100              238           152          19         3      195          19          4              M16
 ●    125              263           177          19         3      220          19          6              M16
      150              290           204          20         3      247          19          6              M16
 ●    200              342           256          20         3      299          19          8              M16
 ●    250              410           308          21         3      360          23          8              M20
 ●    300              464           362          22         3      414          23         10              M20




                                                           -28-
(3)   ゴム輪形T字管
                                           単位:㎜
                                          H、Iの
                    呼び径       H     I
                                          許 容 差
                                           +15
                    50× 50     35    35    - 5
                                           +15
                    75× 50     35    40    - 5
                                           +15
                    75× 75     55    55    - 5
                                           +15
                    100× 50    35    65    - 5
                                           +15
                    100× 75    50    65    - 5
                                           +15
                    100×100    60    60    - 5
                                           +15
                ●   125× 50    40    80    - 5
                                           +15
                ●   125× 75    55    80    - 5
                                           +15
                ●   125×100    65    80    - 5
                                           +15
                ●   125×125    80    80    - 5
                                           +15
                    150× 50    40    90    - 5
                                           +15
                    150× 75    60    90    - 5
                                           +15
                    150×100    70    90    - 5
                                           +15
                ●   150×125    85    90    - 5
                                           +15
                    150×150    95    95    - 5
                                           +30
                ●   200× 75    60   115    -15
                                           +30
                ●   200×100    73   118    -15
                                           +30
                ●   200×150    98   120    -15
                                           +30
                ●   200×200   121   120    -15
                                           +30
                ●   250×100   88    147    -15
                                           +30
                ●   250×150   113   154    -15
                                           +30
                ●   250×200   138   156    -15
                                           +30
                ●   250×250   163   163    -15
                                           +30
                ●   300×100   96    172    -15
                                           +30
                ●   300×150   121   179    -15
                                           +30
                ●   300×200   146   181    -15
                                           +30
                ●   300×250   171   208    -15
                                           +30
                ●   300×300   196   196    -15




                -29-
(4)   ゴム輪形フランジ付T字管
                                                                                            単位:㎜
                                                                                           H、Iの
                                             呼び径             H                 I
                                                                                           許 容 差
                                                                                            +15
                                             75× 75          50                150          - 5
                                                                                            +15
                                             100× 75         50                170          - 5
                                                                                            +15
                                         ●   125× 75         55                190          - 5
                                                                                            +15
                                         ●   125×100         65                190          - 5
                                                                                            +15
                                             150× 75         60                200          - 5
                                                                                            +15
                                             150×100         70                200          - 5
                                                                                            +30
                                         ●   200× 75         71                230          -15
                                                                                            +30
                                         ●   200×100         81                230          -15
                                                                                            +30
                                         ●   250× 75         73                260          -15
                                                                                            +30
                                         ●   250×100         83                260          -15
                                                                                            +30
                                         ●   300× 75         76                290          -15
                                                                                            +30
                                         ●   300×100         86                290          -15




(5)   ゴム輪形台付T字管




                                                                                単位:㎜
                           本         体                       台     座   寸   法
            呼び径                          H,Iの          A     B             C
                      H        I                                                     h
                                         許容差     (最小) (最小) (最小)
                                         +15
            75× 75    50       150       - 5           215   215           9          90
                                         +15
            100× 75   50       170       - 5           215   215           9         100
                                         +15
        ●   125× 75   55       190       - 5           230   230           9         120
                                         +15
        ●   125×100   65       190       - 5           230   230           9         120
                                         +15
            150× 75   60       200       - 5           230   230           9         140
                                         +15
            150×100   70       200       - 5           230   230           9         140




                                         -30-
(6)   ゴム輪形排水T字管




                                                                                                 単位:㎜
                       H の         Iの
      呼び径        H           I                     D2          D1             d1     t      tの許容差
                       許容差         許容差
                       +30         +30                                                     +制限しない
       ●   200   121         190                   214         194            100    9.0
                       -15         -15                                                     -2.3
                       +30         +30                                                     +制限しない
       ●   250   125         220                   262         240            100    9.0
                       -15         -15                                                     -2.3
                       +30         +30                                                     +制限しない
       ●   300   130         240                   309         286            100    9.0
                       -15         -15                                                     -2.3




(7)   フランジ蓋
                                                                                                 単位:㎜
                                                               本          体                吊手寸法
                                     呼び径
                                                         D1          T          H    ℓ      r      t
                                         ●   200         200       11.0         30   -      -      -
                                         ●   250         250       12.0         37   -      -      -
                                         ●   300         300       12.5         44   80     30     20




                                    -31-
 (8)   ゴム輪形 90°曲   管
                                                             単位:㎜
                                                    L1   の
                            呼 び 径       D     L1              R
                                                    許容差
                                                     +20
                                   75   95    162    - 5      150
                                                     +20
                                  100   118   195    - 5      175
                                                     +20
                             ●    125   143   234    - 5      200
                                                     +20
                                  150   165   296    - 5      250
                                                     +20
                             ●    200   214   306    - 5      250
                                                     +20
                             ●    250   262   308    - 5      250
                                                     +20
                             ●    300   309   311    - 5      250




 (9)   ゴム輪形 45°曲   管
                                                             単位:㎜
                                                    L1   の
                            呼 び 径       D     L1              R
                                                    許容差
                                                     +20
                                   75    95    74    - 5      150
                                                     +20
                                  100   118    97    - 5      175
                                                     +20
                             ●    125   143   117    - 5      200
                                                     +20
                                  150   165   150    - 5      250
                                                     +20
                             ●    200   214   160    - 5      250
                                                     +20
                             ●    250   262   162    - 5      250
                                                     +20
                             ●    300   309   165    - 5      250




(10)   ゴム輪形 221/2°曲    管
                                                             単位:㎜
                                                    L1   の
                            呼 び 径       D     L1              R
                                                    許容差
                                                     +20
                                   75    95    42    - 5      150
                                                     +20
                                  100   118    55    - 5      175
                                                     +20
                             ●    125   143    74    - 5      200
                                                     +20
                                  150   165    96    - 5      250
                                                     +20
                             ●    200   214   106    - 5      250
                                                     +20
                             ●    250   262   108    - 5      250
                                                     +20
                             ●    300   309   111    - 5      250




                           -32-
(11)   ゴム輪形片落ち管
                                                                                                   単位:㎜
                                                                                                   L     の
                                                                   呼 び 径                 L
                                                                                                   許容差
                                                                                                       +15
                                                                       75× 50             50           - 5
                                                                                                       +15
                                                                       100× 75            55           - 5
                                                                                                       +15
                                                                   ●   125×100            60           - 5
                                                                                                       +15
                                                                       150×100            60           - 5
                                                                                                       +15
                                                                   ●   150×125            65           - 5
                                                                                                       +30
                                                                   ●   200×150            75           -15
                                                                                                       +30
                                                                   ●   250×200           100           -15
                                                                                                       +30
                                                                   ●   300×250           105           -15


(12)   ゴム輪形短管
                                                                                                   単位:㎜
                                                                                                   L     の
                                                                   呼 び 径                 L
                                                                                                   許容差
                                                                                                       +15
                                                                               50        20            - 5
                                                                                                       +15
                                                                               75        30            - 5
                                                                                                       +15
                                                                           100           35            - 5
                                                                                                       +15
                                                                       ●   125           35            - 5
                                                                                                       +15
                                                                           150           40            - 5
                                                                                                       +15
                                                                       ●   200           50            - 5
                                                                                                       +15
                                                                       ●   250           56            - 5
                                                                                                       +15
                                                                       ●   300           61            - 5


(13)   押輪形フランジ




                                                                                                   単位:㎜
                                     L     ボルト穴              押             輪                   ボ   ル   ト
       呼び径       d1    d2     t
                                    (最小)   d4      数   d5    D4        D5           M     呼    び   首下長さ
       ●    50    62    68    7.0    135   19      4    62   160       120          18     M16          75
            75    93    98    9.0    150   19      4    93   193       155          19     M16          85
           100   118   123    9.0    150   19      4   118   220       182          19     M16          85
       ●   125   144   148    9.0    150   19      4   144   256       212          19     M16          85
           150   169   174    9.5    170   23      4   169   283       237          20     M20          90
       ●   200   221   227   10.0    165   23      6   221   338       292          21     M20         100
       ●   250   272   278   11.0    180   23      8   272   394       348          22     M20         100
       ●   300   323   329   11.5    190   23      8   323   445       399          23     M20         100
       備考:ボルト及びナットの材質は、JWWA G 114 又は JIS G 5527 による。




                                                -33-
(14)     ドレッサー形ジョイント(呼び径 150 以下)




                                                                                              単位:㎜
                             各     部   寸       法                        ボ ル ト 穴           ボ   ル   ト
       呼び径
               D      d          t     C           L(最小)    T      D1     d1      数   呼   び 首下長さ
          50    91    64.0       8.0       2        130    24.0   119.0   19      2   M16     180 以上
          75   118    93.0       8.0       2        140    25.0   146.0   19      2   M16     200 以上

         100   146   118.0       8.5       3        150    28.0   176.0   19      3   M16     210 以上
       ● 125   176   144.0       8.5       3        160    28.0   202.0   19      3   M16     220 以上

         150   202   169.0       9.0       3        170    30.0   228.0   19      3   M16     230 以上
       備考:ボルト及びナットの材質は、JWWA G 114 又は JIS G 5527 による。




                                               -34-
(15)     ドレッサー形ジョイント(押輪形)




                                                                                                                                       単位:㎜
                                                                           各           部           寸             法
                                呼 び 径
                                                    d1            d2           d3            D1             D2              D3             t1
                                  ●   200           221           235          80            338            292             252            10.0
                                  ●   250           272           289          80            394            348             303            11.0
                                  ●   300           323           344          80            445            399             354            11.5

                                                             各   部     寸   法                 ボルト穴                           押          輪
                                呼 び 径
                                                    t2           L(最小)         K           d4          数              d5         D4         D5
                                  ●   200           20.0          210          21          23           6             221        338        292
                                  ●   250           20.0          250          22          23           8             272        394        348
                                  ●   300           20.0          300          23          23           8             323        445        399

                                                     押            輪            押         輪
                              呼 び 径
                                                    T             M        呼       び   首下長さ
                                  ●   200           40            21       M20           100
                                  ●   250           41            22       M20           100
                                  ●   300           42            23       M20           100
                              備考:ボルト及びナットの材質は、JWWA G 114 又は JIS G 5527 による。



 (16)     ドレッサー形VCジョイント




                                                                                                                                       単位:㎜
                            各         部         寸        法                                   ボ ル ト 穴                            ボ      ル   ト
       呼び径
              D      d1      d2           t           C          L(最小)         T        D1         d3            数          呼     び    首下長さ
         75   118    93.0    96.0         8.0            2        140      25.0        146.0       19             2         M16        200 以上
        100   146   118.0   121.0         8.5            3        150      28.0        176.0       19             3         M16        210 以上

        150   202   169.0   172.0         9.0            3        170      30.0        228.0       19             3         M16        230 以上
       備考:1. ボルト及びナットの材質は、JWWA G 114 又は JIS G 5527 による。
          2. スリーブ部とフランジ部については、塩ビ管側にはV、鋳鉄管側にはCを表示する。




                                                             -35-
3.水道用ゴム輪の規格


  (1)      ゴム輪形片受け直管、RR継手用ゴム輪




                                                             Ⅰ形用ゴム輪




                                                                                                                             単位:㎜

                                              各     部      寸      法      及      び      許      容      差
呼び径             D1 の                    Aの                  Bの                         Eの
         D1              d1      A            A1     B            B1     C      E            E1     E2     E3     F     f1   f2    R
                許容差                    許容差                 許容差                        許容差
  50     77.0    +1.0    60.0    7.5   ±0.3   1.5    9.3   ±0.3    6     1.8   21.5   ±0.5    6.0    6.0   2.8   13.5   3    3.5   3.4
                   0
  75 110.9       +1.0    87.9   10.5   ±0.3   3.0   13.0   ±0.3    9     2.5   26.0   ±0.5    7.5    7.0   3.5   15.0   4    4.0   4.8
                   0
 100 138.5       +1.5   113.5   11.5   ±0.3   3.0   15.0   ±0.3   11     2.5   29.0   ±0.5    8.5    7.0   3.5   16.0   4    4.0   5.5
                   0
● 125   166.1    +2.0   139.1   12.5   ±0.3   3.5   15.0   ±0.3   11     3.0   31.0   ±0.5    9.0    7.0   4.0   19.0   5    5.0   5.5
                   0
 150 192.5       +2.0   164.5   12.5   ±0.3   3.5   16.0   ±0.3   11     3.0   34.0   ±0.5    9.0    8.0   4.0   20.0   5    5.0   6.0
                   0
● 200   248.6   ±2.3    215.2   15.2   ±0.5   4.6   18.0   ±0.5   13     4.0   36.5   ±0.5   10.5    9.0   5.0   22.6   5    5.0   6.6
● 250   304.7   ±2.4 268.7      16.5   ±0.5   4.6   19.5   ±0.5   14     4.0   41.0   ±0.5   12.0   10.5   5.5   26.2   5    5.0   7.4
● 300   361.3   ±2.5 319.9      19.2   ±0.5   7.2   21.0   ±0.5   16     6.0   45.0   ±0.5   12.0   12.5   7.0   26.3   5    5.0   8.3

備考:デュロメータ硬さ                     HA     50±5




                                                                  -36-
                                                             Ⅱ形用ゴム輪




                                                                                                                                    単位:㎜

                                          各      部      寸          法         及       び       許     容      差
呼び径          D1 の                Aの                   Bの                             Eの
        D1          d1     A             A1     B            B1        C         E           E1    E2     E3    E4      F     f1    f2     X
             許容差                 許容差                  許容差                            許容差
  50    76.9 ±1.0   58.6   8.2   ±0.3    3.3    8.9   ±0.3   5.0       2.3       20.0 ±0.5   4.1    6.0   3.0   16.5   11.5   2.5   3.0   0.5
  75 111.3 ±1.0     87.9 10.7    ±0.3    3.7   13.0   ±0.3   8.0       2.7       26.0 ±0.5   6.3    7.0   3.5   20.5   15.0   3.0   4.0   1.0
 100 139.5 ±1.5 113.5 12.0       ±0.3    3.9   15.0   ±0.3   10.0      3.0       29.0 ±0.5   7.2    8.0   3.5   23.5   17.0   3.0   4.0   1.5
● 125   167.0 ±1.5 138.8 12.6    ±0.3    4.0   15.7   ±0.3   10.7      3.3       30.0 ±0.5   7.2    8.0   4.0   24.0   17.5   4.0   4.5   1.5
 150 194.1 ±1.5 164.5 13.3       ±0.3    4.3   16.0   ±0.3   11.0      3.8       34.0 ±0.5   7.6    8.0   4.0   30.5   20.0   4.5   5.0   6.5
● 200   248.6 ±2.3 215.0 14.9    ±0.5    4.8   16.0   ±0.5   10.0      4.5       39.0 ±0.5   8.5    9.0   5.0   36.5   18.0   5.0   5.0   6.7
● 250   304.7 ±2.4 265.3 17.2    ±0.5    5.5   18.0   ±0.5   11.0      5.4       43.3 ±0.5   9.8   10.5   5.5   40.8   22.0   6.0   6.0   7.9
● 300   361.3 ±2.5 316.0 20.4    ±0.5    6.4   21.0   ±0.5   14.0      6.3       49.2 ±0.5 11.7    12.5   7.0   46.7   26.0   7.0   7.5   10.4

備考:デュロメータ硬さ                HA     60±5




                                                               -37-
    (2)    鋳鉄異形管用ゴム輪




                                                                                                                 単位:㎜

                                    各      部     寸       法      及     び        許      容        差
呼び径                D1 の                         Aの                             Bの
            D1             d1        A                    A1        B                     B1       C1     C2      C3
                   許容差                         許容差                             許容差
      50    78.0   ±1.0     58.7     8.7       ±0.3       6.7       11.2       ±0.3        8.2     3.0    2.50    2.0
      75   117.6   ±1.5     87.5    14.1       ±0.3      12.2       15.4       ±0.3       12.4     6.6    6.05    4.6
     100   147.4   ±1.5    113.2    16.1       ±0.3      14.1       18.0       ±0.3       15.0     7.5    6.50    5.5
●    125   176.4   ±1.5    138.4    17.5       ±0.6      14.5       21.0       ±0.3       17.0     6.6    5.60    4.9
     150   203.7   ±1.5    163.7    18.5       ±0.3      15.5       24.5       ±0.3       20.5     6.4    5.40    4.2
●    200   258.0   ±2.0    215.5    20.0       ±0.8      16.5       28.3       ±0.8       24.5     6.5    5.50    4.4
●    250   313.0   ±2.0    265.0    22.5       ±0.8      18.5       32.0       ±0.8       28.0     7.5    6.00    5.5
●    300   366.5   ±2.0    314.5    24.5       ±0.8      20.0       32.0       ±0.8       28.0     8.5    7.00    6.5



                                各    部     寸        法     及     び          許    容     差
呼び径                Eの               E1 の
            E              E1                  E2         E3        F          f1         f2       R1     R2
                   許容差              許容差
      50   20.0    ±1.0     8.0     ±0.3        4.2       1.5       11.5       3.0         4        4.0   2.5
      75   25.0    ±1.0    10.0     ±0.3        5.0       2.0       13.0       3.0         4        5.2   3.0
     100   28.0    ±1.0    10.0     ±0.3        6.0       2.0       13.0       3.0         4        6.2   3.0
●    125   34.0    ±1.0    12.0     ±0.3        7.0       2.0       17.5       4.5         6        7.6   3.0
     150   38.0    ±1.0    14.0     ±0.3        8.0       2.0       18.0       4.5         5        8.4   3.0
●    200   42.0    ±1.0    17.4     ±0.8        9.0       2.0       18.0       4.5         6       10.0   3.0
●    250   48.0    ±1.0    17.4     ±0.8       11.0       2.0       20.0       4.5         6       11.0   3.0
●    300   49.5    ±1.0    18.5     ±0.8       11.0       2.0       23.0       4.5         6       11.0   3.0

備考:デュロメータ硬さ           HA   50±5




                                                        -38-
(3)   ドレッサー形ジョイント用ゴム輪




                                                                     単位:㎜

                   ドレッサー形ジョイント及び
                                                   ドレッサー形VCジョイントの
                   ドレッサー形VCジョイントの
                                                   鋳   鉄    管   側
         呼び径       塩   ビ    管   側
                         Dの                 dの           Dの           dの
                   D                 d             D            d
                         許容差                許容差          許容差         許容差
              50    57   ±1.0        12     ±0.5   -      -     -     -
              75    86   ±1.0        12     ±0.5    86   ±1.0   12   ±0.5
             100   109   ±1.0        12     ±0.5   109   ±1.0   12   ±0.5
         ●   125   133   ±1.0        14     ±0.7   -      -     -     -
             150   157   ±1.0        14     ±0.7   157   ±1.0   14   ±0.7

         備考:デュロメータ硬さ            HA   55±5




                                            -39-
(4)       押輪形用ゴム輪




                                                                                     単位:㎜

                              各       部    寸   法      及     び    許    容     差
      呼び径             D1 の                                Lの              Mの          Nの
                D1                I       J     L                M               N
                      許容差                                 許容差             許容差        許容差
      ●    50    58   ±1.0        2        8    24        ±0.5   13       ±0.5   4    ±0.5
           75    87   ±1.0        3       10    32        ±0.5   16       ±0.5   6    ±0.5
          100   112   ±1.0        4       10    33        ±0.5   16       ±0.5   6    ±0.5
      ●   125   137   ±1.0        4       10    33        ±0.5   16       ±0.5   6    ±0.5
          150   161   ±1.0        4       10    33        ±0.5   16       ±0.5   6    ±0.5
      ●   200   212   ±2.0        4       10    33        ±0.5   18       ±0.5   6    ±0.5
      ●   250   262   ±2.0        4       10    33        ±0.5   18       ±0.5   6    ±0.5
      ●   300   312   ±2.0        4       10    33        ±0.5   18       ±0.5   6    ±0.5

      備考:デュロメータ硬さ            HA   55±5




                                               -40-
4.接着剤の規格
      塩ビ管の接合に使用する接着剤の規格は JWWA S 101(水道用硬質塩化ビニル管の接着剤)
      による。

              表-4-1           接着剤の種類及びその記号と容器又はラベルの色
                             種類※         記       号             色
                             低粘度             A                 青系
                             高粘度             B                 赤系
                        ※VP(硬質塩化ビニル管)用と HIVP(耐衝撃硬質塩化ビニル管)用とがある。

                                   表-4-2     接着剤の品質
                              項     目                        品質規定
                        23℃で呼び径 13 の管
             接着力 乾燥減量




                                        15 分後        1.25MPa 以上
                        と継手(ソケット)を
                        接合し、引張る。        2 時間後        2.50MPa 以上

                        直径 60mm のはかりびんに接着剤 10g
                        を入れ、60℃の恒温槽に 30 分おき、 30~50%
                        乾燥減量を求める。

                        20℃で回転粘度計       低粘度          100~800mPa・S
             粘度




                        B形で測定する。        高粘度          500~3000mPa・S
                        味                            異常でないこと
                        臭気                           異常でないこと
             浸




                        色度                           0.5 度以下
             出




                        濁度                           0.2 度以下
             性




                        有機物[全有機炭素(TOC)の量]            0.5mg/L 以下
                        残留塩素の減量                      0.7mg/L 以下


〔注意事項〕
(1) 接着剤は消防法に規定された危険物の第 4 類第 1 石油類(非水溶性)に該当するので、保
    管・取扱いにあたっては、消防法、市町村条例に従うこと。
(2) 接着剤は冷暗場所に保管すること。
(3) 接着剤の缶を開けた時に、溶剤特有の刺激臭がしない、あるいはゼリー状になっている場
    合は、接着効果がなくなっているので使用しないこと。
(4) 密閉された室内で接着剤を使用する場合は、十分な換気を行うこと。

〔解 説〕
(1) 塩ビ管用接着剤は塩ビ樹脂をメチルエチルケトン(MEK)      ・シクロヘキサノンなどの揮発
     性溶剤に溶かした溶液形接着剤である。この接着剤を管及び継手に塗ると、その表面は
     膨潤状態になり、管と継手の塩ビ分子の凝集力を弱め、圧着することによって塩ビ分子
     は相互に接近し、溶剤の蒸発によって再度凝固し接着力を得る。
 (2) 溶剤の蒸発が早いほど接着力は早く上昇する。蒸発の遅い遅乾性接着剤は夏季の炎天下な
     どで使われることがあるが、冬季はソルベントクラッキングの原因ともなるので、規格か
     ら削除された。なお夏季炎天下の作業でも、速乾性接着剤で呼び径 150 までの塗布作業は
     十分実施できることが認められている。
 (3) A、B の相違点は粘度の違いだけである。粘度の相違は接着力には影響せず、その使い方は
     全く使用者の好みによるものである。
 (4) 接着剤には VP 材質用と HI 材質用とがあり、各々の管並びに継手の接合強度が適切になるよ
     うに配慮されている。このため、その管の材質に適合する接着剤を使い分ける必要がある。
     なお、VP 材質と HI 材質の管を接合するときは、HI 材質用の接着剤を使用する。




                                         -41-
5.直管、継手及び異形管の性能規定
5.1     水道用硬質ポリ塩化ビニル管(JIS K6742,AS20)
        水道用硬質ポリ塩化ビニル管継手(JIS K6743,AS21)



                               表-5          水道用硬質ポリ塩化ビニル管、継手の性能
                                                                        適用する        適用する継手の
      性    能       項   目                      性    能
                                                                        管の記号         記号と部分
                               23℃における引張降伏強さが 45MPa 以上           VP                TS
    引 張 降 伏 強 さ                23℃における引張降伏強さが 40MPa 以上           HIVP              HITS
                               15℃における引張強さが 49MPa 以上             VP(AS),HIVP(AS)   TS(AS),HITS(AS)
    耐          圧           性   漏れ、その他の欠点があってはならない。               VP,HIVP           TS,HITS
    偏          平           性   割れ及びひびがあってはならない。                  VP,HIVP           TS,HITS の B 形継手
    耐     衝        撃       性   異常があってはならない。                      HIVP              HITS
    ビカット軟化温度                   76℃以上                             VP,HIVP           TS,HITS
    不     透        明       性   可視光透過率が 0.2%以下                    VP                          -
               用       途       水道施設に使用する場合        給水装置に使用する場合
               濁       度       0.2 度以下            0.5 度以下
               色       度       0.5 度以下            1 度以下
          有機物等(TOC)            0.5 ㎎/L 以下         1 ㎎/L 以下
                   鉛           0.001 ㎎/L 以下       0.008 ㎎/L 以下
浸




                                                                                   ポリ塩化ビニル
                                                                 VP,HIVP
               亜       鉛       0.1 ㎎/L 以下         0.5 ㎎/L 以下                       成形部分
出




          残留塩素の減量              0.7 ㎎/L 以下         0.7 ㎎/L 以下
               臭       気       異常があってはならない。       異常があってはならない。
性




                   味           異常があってはならない。       異常があってはならない。

      共通項目(濁度、色
      度、臭気、味)及び                                                                    接水部がポリ塩化
                                         -        表-6による                   -
      表-6からの選択項                                                                    ビニル以外の部分
      目(注)

注:ポリ塩化ビニル以外の部分の分析方法は、接水する材料を明確にし、表-6から選択する。




                                                     -42-
        表-6    接水部がポリ塩化ビニル以外の部分の浸出性能判定基準

       性   能   項   目            性     能    備  考
  濁度                             2 度以下     共通項目
  色度                             5 度以下     共通項目
  臭気                       異常でないこと         共通項目
  味                        異常でないこと         共通項目
  カドミウム及びその化合物               0.01 ㎎/L 以下
  水銀及びその化合物                0.0005 ㎎/L 以下
  セレン及びその化合物                 0.01 ㎎/L 以下
  鉛及びその化合物                   0.01 ㎎/L 以下
  ヒ素及びその化合物                  0.01 ㎎/L 以下
  六価クロム化合物                   0.05 ㎎/L 以下
  シアン化物イオン及び塩化シアン           0.01 ㎎/L 以下
  硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素               10 ㎎/L 以下
  フッ素及びその化合物                 0.8 ㎎/L 以下
  ホウ素及びその化合物                  1.0 ㎎/L 以下
  四塩化炭素                    0.002 ㎎/L 以下
  1,4-ジオキサン                  0.05 ㎎/L 以下
  1,2-ジクロロエタン              0.004 ㎎/L 以下
  1,1-ジクロロエチレン               0.02 ㎎/L 以下
  シス-1,2-ジクロロエチレン            0.04 ㎎/L 以下
  ジクロロメタン                    0.02 ㎎/L 以下
  テトラクロロエチレン                 0.01 ㎎/L 以下
  1,1,2-トリクロロエタン           0.006 ㎎/L 以下
  トリクロロエチレン                  0.03 ㎎/L 以下
  ベンゼン                       0.01 ㎎/L 以下
  ホルムアルデヒド                  0.08 ㎎/L 以下
  亜鉛及びその化合物                   1.0 ㎎/L 以下
  アルミニウム及びその化合物               0.2 ㎎/L 以下
  鉄及びその化合物                    0.3 ㎎/L 以下
  銅及びその化合物                    1.0 ㎎/L 以下
  ナトリウム及びその化合物                200 ㎎/L 以下
  マンガン及びその化合物                0.05 ㎎/L 以下
  塩化物イオン                      200 ㎎/L 以下
  蒸発残留物                       500 ㎎/L 以下
  陰イオン界面活性剤                   0.2 ㎎/L 以下
  非イオン界面活性剤                  0.02 ㎎/L 以下
  フェノール類                    0.005 ㎎/L 以下
  有機物(全有機炭素(TOC)の量)            5 ㎎/L 以下
  エピクロロヒドリン                  0.01 ㎎/L 以下
  アミン類                       0.01 ㎎/L 以下
  2,4-トルエンジアミン             0.002 ㎎/L 以下
  2,6-トルエンジアミン             0.001 ㎎/L 以下
  酢酸ビニル                      0.01 ㎎/L 以下
  スチレン                      0.002 ㎎/L 以下
  1,2-ブタジエン                0.001 ㎎/L 以下
  1,3-ブタジエン                0.001 ㎎/L 以下
注:浸出基準は平成 16 年 1 月 26 日の省令に基づくものであり、常に最新の基準が適用される。



                        -43-
5.2   水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管(JWWA K127,AS31)
      水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管(JWWA K129,AS33)
      水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管継手(JWWA K128,AS32)
      水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管継手(JWWA K130,AS34)

                          表-7     水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管、継手の性能
                                                                      適用する      適用する
      性   能       項   目                     性    能
                                                                      管の記号      継手の記号
  引       張       強   さ   15℃における引張強さが 49MPa 以上                RR,HIRR(注)    RR,HIRR
  耐           圧       性   漏れ、その他の欠点がないこと。                      RR,HIRR       RR,HIRR
  偏           平       性   割れ、その他の異常がないこと。                      RR,HIRR         -
  耐       衝       撃   性   異常がないこと。                             HIRR          HIRR
  耐           候       性   14KJ/㎡以上                             HIRR          HIRR
  ビカット軟化温度                76℃以上                                RR,HIRR       RR,HIRR
                                濁       度       0.2 度以下
                                色       度       0.5 度以下
                          有機物(全有機炭素(TOC)の量) 0.5 ㎎/L 以下
                            鉛及びその化合物            0.001 ㎎/L 以下
                                                               RR,HIRR       RR,HIRR
  浸           出       性    亜鉛及びその化合物            0.1 ㎎/L 以下
                            残留塩素の減量             0.7 ㎎/L 以下
                                臭       気       異常でないこと。
                                    味           異常でないこと。
(注):ここでいう RR とはゴム輪形硬質塩化ビニル管・継手及びゴム輪形ロング硬質塩化ビニル管を表す記号
    とし、HIRR とはゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管・継手及びゴム輪形ロング耐衝撃性硬質塩化ビニ
    ル管を表す記号とする。




                                                  -44-
5.3   水道用硬質塩化ビニル管のダクタイル鋳鉄異形管(JWWA K131,AS35)

                      表-8   水道用硬質塩化ビニル管のダクタイル鋳鉄異形管の性能

      性   能       項   目                                   性      能

  引       張       強   さ   450MPa 以上
  引       張       伸   び   10%以上
  硬                   さ   ブリネル硬さが 140~210HB
  黒 鉛 球 状 化 率             管の黒鉛球状化率が 80%以上
  水           密       性   3.0MPa の水圧を 10 秒間以上加え、これを保持し、漏れがないこと。
                                       濁       度          0.2 度以下
                                       色       度          0.5 度以下
                            有機物(全有機炭素(TOC)の量)             0.5 ㎎/L 以下
                                  残留塩素の減量                 0.7 ㎎/L 以下
                                       臭       気          異常でないこと。
                                           味              異常でないこと。
  浸           出       性
                                      フェノール類              フェノールとして 0.0005 ㎎/L 以下(注)
                            シアン化物イオン及び塩化シアン               0.001 ㎎/L 以下
                                エピクロロヒドリン                 0.01 ㎎/L 以下
                                       アミン類               トリエチレンテトラミンとして 0.01 ㎎/L 以下
                                  鉄及びその化合物                0.03 ㎎/L 以下
注:パッキン、フランジ継手に使用するシール材、管継手に使用する水密保持用ゴムを除く部品、材料として
  ゴム、ゴム化合物及び合成樹脂を使用している場合は、規定値を 0.005 ㎎/L 以下とする。




                                                   -45-
6.水道用ゴム輪の性能規定
  ゴム輪形直管、継手及異形管に用いるゴム輪の材質は、合成ゴム(SBR)であり、品質は、
 JWWA K 156(水道施設用ゴム材料)に基づく。



                                     表-9   水道用ゴム輪の性能規定

                 品   質   項       目                          品          質
                                                                Ⅰ形用        H A 50±5
                                              塩ビ管・継手用
                                                                Ⅱ形用        H A 60±5
 ディロメータ硬さ                                                       ゴム輪形       H A 50±5
                                              ダクタイル
                                                                ドレッサー形     H A 55±5
                                              鋳鉄異形管用
                                                                押輪形        H A 55±5
                                                                Ⅰ形用        400%以下
                                              塩ビ管・継手用
                                                                Ⅱ形用        300%以下
                         7.0MPa 荷重時の伸び                          ゴム輪形       400%以下
                                              ダクタイル
 引   張       試   験                                              ドレッサー形     350%以下
                                              鋳鉄異形管用
                                                                押輪形        350%以下
                         引張強さ                 18MPa 以上
                         伸       び            400%以上
                         引張強さ変化率              -20%以内
 老   化       試   験       伸び変化率                +10,-30%
                         ディロメータ硬さの変化率         H A 0,H A+7
 圧縮永久ひずみ                                      20%以下
                             味                異常でないこと。
                         臭       気            異常でないこと。
                         色       度            0.5 度以下

 浸       出       性       濁       度            0.2 度以下
                         有機物
                                              0.5 ㎎/L 以下
                         (全有機炭素量(TOC)の量)
                         残留塩素の減量              0.7 ㎎/L 以下
                         亜鉛及びその化合物            0.1 ㎎/L 以下
 浸 せ き 試 験               質量変化率                +7%   0%
 オゾン劣化試験                                      異常のないこと。




                                             -46-
                    Ⅲ 設              計
1.法規との関連

      水道管路の設計に際しては種々の法規、条令等により規格、管種、施工基準、施工場所等の指
 定があるので、それらの規定に従わなければならない。
      関連する主要な法規としては水道関連法規、各水道事業所条例、道路関連法規、地方自治体関
 連条例、建築基準法関連法規、消防法、各都市消防条例等がある。
      なお、水道施設の設計に関する基本的な手引きとして、日本水道協会が発行する水道施設設計
 指針がある。


〔解        説〕
(1)    水道法及び同施行令、同施行規則等には、主に水道事業者に対する基本的事項の規定であっ
      て管種等の規定はないが、施行令第4条において給水装置の構造及び材質の基準が規定されて
      おり、配水管への取付口の位置、口径に関する規定、耐圧、ポンプ接続、凍結、浸食防止等に
      ついての規定がある。
          その後、「地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律」の施行に伴い、平
      成12年2月に「厚生省令第15号(水道施設の技術的規準を定める省令)」及び「厚生省令告示
      第45号(資機材等の材質に関する試験)」が制定され、同4月に施行された。これにより資機
      材の浸出基準は、水質基準の1/10の厳しい値で規定された。厚生労働省は世界保健機構(WH
      O)における飲料水水質ガイドラインの全面改訂を踏まえ、平成15年5月30日に水質基準の全
      面的な改正を行なった。平成16年1月26日に、水道施設の技術的基準を定める省令の一部を改
      正する省令、給水装置の構造及び材質の基準に関する省令の一部を改正する省令が公布され、
      資機材等の浸出基準及び分析方法が改正された。また、各事業所内規には管種の採用許可規定
      があり、これに塩ビ管が採用されていないと、その事業所内においては使用できない。
       現在塩ビ管を採用していない事業所は少ないが一応の注意が必要である。
(2)    所轄水道事業所で塩ビ管の使用許可している場合であっても、分水栓から量水器迄の区間等
      に塩ビ管以外の管材を使用するなどの内規がある場合もあるので、この点をよく注意し工事は
      所轄水道事業所の内規によらなければならない。
          なお、平成元年6月27日付けの厚生省・衛水177「給水管等に係わる衛生対策について」の
      通知により
      ① 新しく給水管を布設するに際しては、鉛溶出による問題の生じない管材を使用すること。
      ②    現在布設されている鉛管について、給水管の更新を行う場合等には、それに付随する鉛管
           を鉛溶出による問題の生じない管材に布設替えするように努めること、等の制約が加えら
           れ、鉛管については使用制限が打ち出されたが塩ビ管については①には該当しないとされ
           ている。
(3) 道路法関係で問題になるのは公道下埋設である。
          硬質塩化ビニル管の公道下埋設は、昭和44年7月15日付け国道第一課・部長会議資料「ガス



                            -47-
      管および水道管の占用の取り扱いについて(案)」で車道下埋設が規制されてきた。
       しかしながら管路等に係る技術水準の向上、さらに平成7年3月に閣議決定された「規制緩
      和推進計画」を受け、建設省道路局に「道路占用埋設物件の浅層化技術検討委員会」が設置さ
      れた。
       そして平成10年11月に「浅層埋設技術検討結果の要約および結論」がとりまとめられ、この
      結果に基づき建設省道路局通達(平成11年3月31日付け)「電線、水道、ガス管または下水道
      管を道路の地下に設ける場合の深さ等について」が各地方建設局ならびに各道路管理者に通達
      された。
       これにより、水道管浅層埋設の安全性が立証され、対象管種として呼び径300mm以下の硬質
      塩化ビニル管(JIS K 6742及び同等以上の強度を有するもの)の使用が認められた。
       なお国道については建設省の各地方建設局毎に、県道については県土木部等に「道路占用許
      可基準」が定められているので事前に調査しておく必要がある。
(4)    建築物内における配管については、建築基準法施行令第115条の2第1項第6号の規定に基
      づき、耐火構造の床又は壁を貫通する給水管、配電管その他の管の部分及びその周囲の部分の
      構造方法を定めている。また同様に、同施行令第136条の9の規定に基づき、準耐火構造の壁
      を貫通する給水管、配電管その他の部分の構造方法が定められている。
       塩ビ管は不燃材ではないが、平成12年5月31日建設省告示第1422号により使用が認められて
      おり、用途及び構造区分別に外径と肉厚が限定されている。給水管として使用する場合に最大
      径は115mmであるが使用場所によっては90mmに制限されるところもあるので、巻末に参考資料
      として添付する。
(5) 各消防署は建築物について消防上、監督する立場にある。
       新たに建築物を構築する場合、建築確認申請書を建築主事宛に提出し承認を受ける必要があ
      る。この際、確認申請書については所轄の消防署の同意を必要とする。一般に各消防署の内規
      は公開されていないが、配管上疑問点があれば事前に消防署の意見を聞いておくことが大切で
      ある。
(6)    水道用管材は、水質に悪影響を及ぼさないよう浸出試験により一定の基準が設けられている。
      塩化ビニル管及び継手については、“水”のマークの表示がある日本工業規格(JIS)、日
      本水道協会規格(JWWA)、または日本水道協会の検査印がある塩化ビニル管・継手協会規
      格(AS)の製品を使用する。




                           -48-
2.塩ビ管路の耐震対策

2.1 水道施設の技術的基準を定める省令(平成12年厚生省省令第15号)

  平成20年3月28日水道施設の技術的基準を定める省令の一部を改正する省令が公布され、水道
 施設が備えるべき耐震性能が明確になった。
  管路の管種、継手の選定に当たっては、厚生労働省水道課の平成18年度の「管路の耐震化に関
 する検討会」報告書において、代表的な管種、継手について、過去の地震における被害データ等
 をもとに耐震性能への適合性が整理され、硬質塩化ビニル管についても耐震適合性が整理された。



  厚生労働省の平成18年度の「管路の耐震化に関する検討会」において、塩化ビニル管について
 は次の通りの報告(平成19年3月付)がされ、各水道事業者のご判断によりRRロング継手は基幹
 管路で、耐震適合性のある管として採用することが可能となった。

 厚生労働省水道課 平成18年度「管路の耐震化に関する検討会」報告書(平成19年3月)より抜粋

 硬質塩化ビニル管(RRロング継手)の使用期間が短く、被災経験もほとんどなく、十分に耐震性
能が検証されるには未だ時間を要すると考えられることから、注釈を付すこととした。(注1)。
また、硬質塩化ビニル管(RRロング継手)は硬質塩化ビニル管(RR継手)よりは優れているといえ
るものの、被災経験がないことから、基幹管路が備える耐震性能についても、注釈を付すこととし
た(注2)。各水道事業者の判断により採用することは可能である。
 なお、硬質塩化ビニル管(RRロング継手)には離脱防止機能を有するものも開発されている。本
管種については、金属管と比べて強度が1/10程度と低く、かつ、使用実績・使用期間ともに少ない
ことから十分な耐震性能が検証されるには未だ時間を要すると考えられるが、各水道事業者の判断
により採用することは可能である。

                 表7-4 硬質塩化ビニル管の耐震適合性
                  配水支管が備え
                            基幹管路が備えるべき耐震性能
                  るべき耐震性能
                  レベル1地震動   レベル1地震動   レベル2地震動
                  に対して、個々   に対して、原則   に対して、個々
    管種・継手
                  に軽微な被害が   として無被害で   に軽微な被害が
                  生じても、その   あること。     生じても、その
                  機能保持が可能             機能保持が可能
                  であること。              であること。
硬質塩化ビニル管
                     ○              注2)
(RRロング継手) 注1)
硬質塩化ビニル管(RR継手)       ○          △         ×
硬質塩化ビニル管(TS継手)       ×          ×         ×
    ○:耐震適合性あり
    △:被害率は比較的低いが、明確に耐震適合性ありとし難いもの
   注1):硬質塩化ビニル管(RRロング継手)は、RR継手よりも継手伸縮性能が優れているが、使用期
       間が短く、被災経験もほとんどないことから、十分に耐震性能が検証されるには未だ時間を
       要すると考えられる。
   注2):硬質塩化ビニル管(RRロング継手)の基幹管路が備えるべき耐震性能を判断する被災経験は
       ない。




                         -49-
2.2 塩ビ管路の耐震対策について

  管路の重要度に応じた塩ビ管路の塩化ビニル管・継手協会の推奨する耐震対策を下表に示す。
 基幹管路で地盤変状の発生が予測される場合には、RRロング管路の接合部に離脱防止機能を付与
 する耐震金具を用いることで、水道管路としての機能を保持することが可能である。



                塩化ビニル管・継手協会が推奨する耐震対策
                      配水支管が備える
                                  基幹管路が備えるべき耐震性能
                        べき耐震性能
                      レベル1地震動に対 レベル1地震動に対 レベル2地震動に対
        管種・継手         して、個々に軽微な して、原則として無 して、個々に軽微な
                      被害が生じても、そ 被害であること。  被害が生じても、そ
                      の機能保持が可能で           の機能保持が可能で
                      あること。               あること。
 RR ロング受口管+耐震金具
                           ○               ○      ○
 (φ50 以上)
 RR ロング受口管(φ50 以上)         ○               ○      注1
 RR 管(φ40 以上)              ○               △      ×
 ロング伸縮継手(φ40 以下)注2         ○               △      ×
  レベル1 :当該施設の設置地点において発生するものと想定される地震動のうち、当該施設の供用期間中に
        発生する可能性の高いもの。
  レベル2 :当該施設の設置地点において発生するものと想定される地震動のうち、最大規模の強さを有する
        もの。
   ○印  :耐震適合性あり、△印:被害が低いが、基幹管路において適合性ありとし難いもの
   注1  :普通地盤(液状化地盤や人工改変地以外)で地盤変状が生じない場合には耐震適合性あり
   注2  :ロング伸縮継手 厚生労働省「管路の耐震化に関する検討会」表7-4 に記載がないが、検討会報告
        書P20 f)留意事項「③小口径の管路」(注3)より、ロング伸縮継手を耐震性能の高い継手とし
        て推奨する。




     RRロング受口管      RRロング受口管          RR管        ロング伸縮継手
     +耐震金具




   注3   :厚生労働省水道課「管路の耐震化に関する検討会」報告書より抜粋
         f) 報告書P20 f) 留意事項 「③小口径の管路」についての記載内容

  ③ 小口径の管路
     φ40mm以下の管路においては、表7 に示す管種・継手が存在しない場合がある。
    このような場合にあってもできるだけ耐震性能の高い管種・継手を採用するように努めることが望
    ましい。




                              -50-
3.塩ビ管の諸性能

(1)     塩ビ管の常温における物理的・機械的・熱的な諸性能を表-16に示す。機械的性質以外は
      23℃における平均値、または範囲を示したものである。

                              表-16 塩ビ管の諸性能表
                                                                                        (23℃)
                                                       物        性     値
        試   験   名      試験方法           単         位                                備          考
                                                      VP            HIVP
物   密       度         JIS K 7112      g/cm3           1.43            1.40       水中置換法
理
                      JIS K 7202     ロックウェル           70~90
的   硬       度                                                       110~120
                      JIS K 7215     ディロメータ          110~120
性
質   吸 水 率             JIS K 7209      ㎎/cm2           0.01          0.10以下
                     JIS K 6815-1
    引張強さ            及びJIS K 6815-2    MPa              52            49~52

機   引張弾性率(ヤング率)       JIS K 7113      MPa             3334            3334            15℃

械   圧縮強さ              JIS K 7181      MPa             72.6           59~88

的   ポアソン比             JIS K 7161                      0.38            0.38

性   曲げ強さ              JIS K 7171      MPa             88.26            78

質   曲げ弾性率             JIS K 7171      MPa             2746          1960~2450

    せん断強さ             JIS K 7214      MPa             52.96           不明

熱   線膨張係数             JIS K 7197          ℃-1       6~7×10-5         7×10-5       TMA法
及
び   比   熱(比熱容量)       JIS K 7123     J/(g・K)        0.85~1.17       0.85~1.17   転移温度測定方法
電
    熱伝導率              温度傾斜法          W/(m・K)        0.20~0.21       0.17~0.18     室     温
気
的
    体積固有抵抗            JIS K 6911      MΩ・cm         3~5×109          109以上      高度の電気絶縁体
性
質                                                                               であり、非磁性体
    絶線破壊強さ            JIS K 6911      MV/m           23~28            不明




                                          -51-
(2) 温度による状態変化と加工温度を表-17に示す。


                    表-17 塩ビ管の温度による状態変化と加工温度
    温度による状態変化        温        度          備       考
第2次(ガラス)転移点          -5~+5℃       セグメントは凍結状態になり伸びが低下する
第1次(軟     化)転移点       75 ~ 80     受熱によってセグメントは熱振動し軟化が目立つ
加     工   温     度     110 ~ 140   変形を与える加工温度
成     形   温     度     190 ~ 200   押出成形、射出成形温度
分     解   温     度     205 ~ 210   炭化し、こげて脱塩酸する


(3) 引張降伏強さとヤング率の温度依存性を図-1に示す。(VP)




                図-1 引張降伏強さとヤング率の温度依存性




                                  -52-
(4) 引張破断伸びの時間依存性を図-2に示す。




               図-2 引張破断伸びの時間依存性(VP)


〔注意事項〕
 耐薬品性
     塩ビはプラスチックの中でも最も耐薬品性が優れている。
     しかしながら、塩ビに対する溶剤も存在し、ベンゼン、トルエン等の有機薬品類は塩ビの分子
 間に浸透し、膨潤させたり溶解させたりする。
     水道用として使用する場合、これらの薬品に直接接触することはないが、塩ビ管の埋設された
 土中に有機溶剤を含む塗料や農薬等を多量に浸透させると塩ビ管が膨潤し、破損したりすること
 があるので、このような危険性のある場所での配管は、迂回配管あるいはさや管等で塩ビ管を保
 護する。
     また、木材の防腐剤として使用されるクレオソートに直接触れ、外力が加わるとひび割れを発
 生することがあるので、これらの部分に使用する場合は、防食テープ等を巻いて防護することが
 必要である。


〔解    説〕
 温度依存性と時間依存性
     塩ビはプラスチックの一種であり、その強度特性は金属とは異なり、通常破断に至るまでの変
 形が大きい。また、強度は温度依存性と時間依存性を有し、設計上これらの特性を考慮しなけれ
 ばならない。
     この温度依存性とは、温度の変化によって硬度(引張降伏強さ等)が変化することであり、高
 温になれば歪みは大きくなり強度は低下する。即ち引張弾性率は低下する。
     また、逆に温度が低くなれば強度は上昇し引張弾性率は高くなるが、歪は小さく脆性を示す。
 (図-1参照)
     時間依存性とは、一定荷重のもとで時間の経過とともに強度が低下したり、クリープしたりす
 ることをいう。
     図-2は塩ビに種々の引張応力を加え、引張破断伸びを測定したものであるが、時間の経過と
 共に伸びが増大するクリープの様相を示す。




                       -53-
4.塩ビ管の管厚設計

(1) 塩ビ管の管厚は、ナダイ式を変形した次式により求める。
              P・D
        t ≧
              2σ+P
                     ここに t:最小管厚(mm)
                           P:最高許容圧力(MPa)
                           σ:設計応力(10.8MPa)
                           D:外    径(mm)


(2)    内圧は、実際に使用する管路の最大静水圧(0.75MPa)と水撃圧を考慮する。水撃圧につい
      ては硬質塩ビ管の場合、0.25MPaを見込んで最高許容圧力を1.0MPaとしている。


〔解      説〕
(1) 管厚計算式
       ISO-4065-1978「熱可塑性プラスチック管」によれば、管の肉厚は一般に次式で表され
      る。

           t = f(D・A・B・C・E)
                     ここに t:管 肉 厚
                           D:管 外 径
                           A:物理的要因(温度、時間等)
                           B:機械的要因(内圧、外圧等)
                           C:化学的要因(接液の種類等)
                           E:管の材料特性(長期間強度、温度依存性、化学抵抗等)
       上式は簡略化して次式で表される。

           t = f(K・D)
                     ここに      K:使用条件、材料特性を包含した変数
       規格の見地から考えると、上記Kの値は全使用分野をカバーする最小値で決めるべきである
      が、これは非常に難しく、ISO161(呼び径と呼び圧力)では主として内圧作用を受ける水
      道管あるいは常温の水を輸送する管についてはナダイの式により管肉厚を求めるよう推奨して
      いる。また、アメリカ、イギリス、ドイツ等諸外国においても同式を使用して管肉厚を求めて
      いる。


(2) 設計応力
       塩ビ管に加えられた周方向応力と破壊に至るまでの時間Tとの関係は、一般に次式で表され
      る。

           logσ = A - B1ogΤ
       上式は両対数グラフ上では直線で示され、種々の周方向応力を加え、破壊に至るまでの時間




                                 -54-
  の関係から定数A及びBが求められる。この定数は塩ビのもつ温度特性から温度により異なる
  し、塩ビの重合度等によっても異なる。
   ISO     DIS-4422・(4)-1989「水道用硬質塩化ビニル管と継手」では、内圧クリー
  プ試験結果から外挿法により50年間の静水圧設計応力(Hydrostatic,Design,Stress)を推定し、
  これに通常2.0~2.5の安全率を見込んで設計応力とするよう推奨している。
   実験結果から推定すると、50年間の静水圧設計応力は、25~30MPaである。設計応力はこれ
  に上記安全率を見込み、(社)日本水道協会 水道施設設計指針では10.8MPaが使用されている。
   また、参考迄に主要各国に於ける水道用硬質塩化ビニル管の長期静水圧強度と設計応力を示
  すと表-18の通りである。

               表-18 水道用塩ビ管の長期静水圧強度と設計応力
                                                アメリカ        イギリス      ド イ ツ
                  日         本      ISO 4422
                                                AWWA C900   BS 3505   DIN 8062
長期静水圧強度の
97.5%信頼下限値      25.0
                              25.0                27.5        26.0     24.0
     σLCL   (当協会の研究結果)
     MPa
   設計応力         10.8
                           10.0~12.5              11.0        12.3     10.0
     MPa   (水道施設設計指針 2000)
  安 全 率               2.3             2.0~2.5     2.5         2.1       2.4

備考:「第44回全国水位研究発表会講演集(5-38)水道用硬質塩化ビニル管の設計応力の考察」による。


(3) 水撃圧力
   水道施設設計指針によれば「水撃圧についてはダクタイル鋳鉄管、鋼管及びステンレス鋼管
  では、目安として0.45MPa~0.55MPaが見込まれ、硬質塩化ビニル管及び水道配水用ポリエ
  チレン管では、管材のヤング率が前記の管材に比べて小さいことから、0.25MPaを見込む」
  とある。
   管内の定常流れにおいて、瞬間的な速度変化によって誘起される水撃圧は次式で与えられる。
   ジューコフスキーの公式
    h = α・V/g
    α =√(κ・g/ρ)/{1+(κ/E)・(d/t)}×103
   ここに h:弁の急閉鎖による最大水撃水頭(m)
           α:圧力波伝播速度(m/sec)
           V:管内平均流速(m/sec)
           g:重力加速度(9.8m/sec2)
           κ:水の単位体積弾性率(2.03×103MPa)
           ρ:水の単位体積重量(9797N/m3)
           E:管材の縦弾性係数           塩ビ管             3.33×103MPa
                                鋼 管             2.11×105MPa
                                ダクタイル鋳鉄管 1.57×105MPa



                                  -55-
          d:管内径(m)
          t:管 厚(m)

        表-19 ジューコフスキー公式による水撃圧水頭(管内平均流速 1m/sec)

呼び径         圧力波伝播速度 α(m/sec)           最大水撃水頭 h(m)
(鋼管)       塩ビ管    鋼 管    鋳鉄管     塩ビ管      鋼 管    鋳鉄管
13(10A)     698   1389     -     71        142       -
16(15A)     692   1388     -     71        141       -
  20        634   1375     -     65        140       -
  25        616   1370     -     63        140       -
30(32A)     564   1360     -     57        139       -
  40        535   1350     -     55        138       -
  50        507   1339     -     52        136       -
  65        449   1326     -     46        135       -
75(80A)     476   1310    1315    49       134       134
  100       461   1288    1286   47        131       131
  125       427   1260     -     44        128       -
  150       445   1251    1232    45       128       126
  200       426   1232    1185   43        126       121
  250       425   1218    1142   43        124       116
  300       427   1194    1121   43        122       114




                          -56-
5.塩ビ管の埋設強度

  埋設塩ビ管の設計は、荷重条件、寸法緒元等による強度計算から最大曲げ応力及びの撓み率を
 求め、管の安全性を照査する。


5.1 荷重条件
(1) 土圧分布
    埋設管に加わる荷重は、埋戻し土による鉛直土圧及び活荷重による鉛直土圧とし、それぞれ
  の荷重分布は、図-3とする。




                         図-3


(2) 埋め戻し土による直鉛土圧
    埋め戻し土による鉛直土圧Wfは、以下の計算式より求める。
      Wf = γ・H・10-3
      ここに   Wf :埋め戻し土による土圧(MPa)
            γ :埋め戻し土の単位体積重量(kN/m3)
            H :土被り(m)


(3) 活荷重による鉛直土圧
    活荷重による鉛直土圧Wt は、以下の計算式により求める。
           2P(1+i)・β
      Wt =              ・10-3
           2.75(2H+0.20)
      ここに   Wt :活荷重による土圧(MPa)
            P :100kN(T-25荷重の一後輪荷重)
            i :衝撃係数(表-20)
            β :断面力の低減係数で0.9




                         -57-
                         表-20 衝 撃 係 数

       土 被 り H        H<1.5m            1.5m≦H<6.5m              6.5m≦H
       衝撃係数 i          0.5               0.65 - 0.1H               0


(4) 土圧・輪圧の計算結果




                    表-21 土圧・輪圧(25tトラック)計算値
                                                         単位:MPa
          土被り H(m)    埋戻し土 Wf           活荷重 Wt         合計 Wf+Wt
              0.6        0.011           0.070           0.081
              0.9        0.016           0.049           0.065
              1.2        0.022           0.038           0.059
              1.5        0.027           0.031           0.058
              1.8        0.032           0.025           0.058
              2.1        0.038           0.021           0.059
              2.4        0.043           0.018           0.062


〔解      説〕
(1)   土圧分布は「道路土工カルバート工指針」(社)日本道路協会に用いられている分布図に準拠
      している。
(2)    埋め戻し土による鉛直土圧は、日本下水道協会規格「JSWAS K-1 下水道用硬質塩化ビニル
      管」の〔参考資料1〕硬質塩化ビニル管の設計と適用に準じ、垂直公式により計算する。この




                                 -58-
      場合、埋め戻し土の単位体積重量は、試験を行ってその実測値を採用することが望ましいが、
      実測値によらない場合は「道路橋示方書Ⅰ共通編」(日本道路協会 1996)に示す18kN/m3の
      値が採用されている。
(3)    塩ビ管の設計に用いる活荷重としては、「道路橋示方書Ⅰ共通編」(日本道路協会 1996)
      に示すT-25荷重(軸重245kN、輪荷重100kN、占有幅2.75m)を用いる。
       断面力の低減係数βについては、T-25荷重のときは0.9、T-25荷重以外は1.0とする。
(4)    活荷重による鉛直土圧は、地表面よりある角度をもって地中に分布するものと考える。分布
      角は自動車の進行方向については45度に分布するものとするが、それと直角方向は、自動車が
      並列することがあることを考慮して車体占有幅2.75mの範囲に分布するものとする。




                          図-4 活荷重の影響範囲


5.2 強度計算
(1) 管に生じる曲げ応力
       鉛直土圧及び活荷重によって生じる曲げ応力σは、次式により計算する。なお、最大曲げ応
      力は、管頂部と管底部の両方について行い、その大きい方の値を採用する。
               (K1・Wf+K2・Wt)r2
        σ =                                   (MPa)
                      Z

         ここに K1 :埋め戻し土に対する曲げモーメント係数で、表-22による。
                K2 :活荷重に対する曲げモーメント係数で、表-22による。
                Wf :埋め戻し土による鉛直土圧(MPa)
                Wt :活荷重による鉛直土圧(MPa)
                r :管厚中心半径で、表-23による。(mm)
                Z :管の断面係数で、表-23による。(mm3/mm)


                         表-22 曲げモーメント係数

                支 承 角           60°                     90°                   120°
曲げモーメント係数
                管の位置    管 頂           管 底       管 頂           管 底     管 頂        管 底
          K1            0.132         0.223     0.120         0.160   0.107          0.121
          K2            0.079         0.011     0.079         0.011   0.079          0.011




                                       -59-
                       表-23 設計に用いる諸数値
                      管厚中心半径            断面係数       断面二次モーメント
       呼び径               r                 Z             I
                        (mm)            (mm3/mm)      (mm4/mm)

         40             22.00            2.667             5.333
         50             27.75            3.375             7.594
         75             41.55            5.802             17.11
        100             53.45            8.402             29.83
        150             77.70           15.36              73.73
        200             102.3           22.04          126.7
        250             126.4           33.61          238.6
        300             150.5           48.17          409.4


(2) 管の撓み量及び撓み率
  鉛直土圧及び活荷重によって生じる管の撓み量δ、及び撓み率Vは、次式により計算する。
                    r4
 δ =(K3・Wf+K4・Wt )     (mm)
                   E・I
       δ
 V =      ×100        (%)
       2r


 ここに K3 :埋め戻し土に対する撓み係数で、表-24による。
       K4 :活荷重に対する撓み係数で、表-24による。
       E :硬質塩化ビニル管の弾性係数で3334(MPa)とする。
       I :管の断面二次モーメントで、表-23による。(mm4/mm)


                        表-24 撓 み 係 数
                      支承角
                                 60°       90°     120°
          たわみ係数
                 K3             0.102     0.085    0.070
                 K4             0.030     0.030    0.030




(3) 外圧と撓み及び発生応力
  塩ビ管を土中に埋め込んだ場合、石などによる局所的支承がないようにすれば、呼び径300
 以下で土被り0.6m以上ならば、土圧・輪圧の外荷重に対して、撓み率は5%以下、曲げ応力
 は19.6MPa以下で問題とする必要はない。
  なお、支承角すなわち砂基礎をしっかりすることにより、応力はかなり小さくなる。各条件
 によって発生する曲げ応力及び撓み率を算出すると表-25となる。




                                 -60-
                      表-25 埋設塩ビ管の曲げ周応力と撓み率
                                                    単位 曲げ周応力σ:MPa、撓み率δ/2r:%
                                         土     被      り    (m)
呼び径    支承角    項   目
                        0.6     0.9     1.2         1.5      1.8     2.1    2.4
               σ        1.26    1.09    1.06        1.15     1.36    1.57   1.79
       60°
              δ/2r     0.096   0.094    0.10        0.11     0.12    0.13   0.15
               σ        1.24    1.06    1.01        1.03     1.07    1.14   1.29
  40   90°
              δ/2r     0.090   0.085   0.089       0.096     0.11    0.12   0.13
               σ        1.22    1.02   0.961       0.964    0.992    1.04   1.10
       120°
              δ/2r     0.086   0.078   0.079       0.084    0.091   0.098   0.11
               σ        1.59    1.37    1.33        1.45     1.71    1.98   2.24
       60°
              δ/2r      0.14    0.13    0.14        0.16     0.17    0.19   0.21
               σ        1.56    1.33    1.27        1.29     1.34    1.43   1.62
  50   90°
              δ/2r      0.13    0.12    0.13        0.14     0.15    0.16   0.18
               σ        1.53    1.28    1.21        1.21     1.25    1.31   1.39
       120°
              δ/2r      0.12    0.11    0.11        0.12     0.13    0.14   0.15
               σ        2.07    1.79    1.74        1.89     2.23    2.58   2.93
       60°
              δ/2r      0.20    0.20    0.21        0.23     0.26    0.28   0.31
               σ        2.03    1.73    1.66        1.69     1.75    1.87   2.12
  75   90°
              δ/2r      0.19    0.18    0.19        0.20     0.22    0.24   0.27
               σ        1.99    1.67    1.58        1.58     1.63    1.71   1.81
       120°
              δ/2r      0.18    0.16    0.17        0.18     0.19    0.21   0.22
               σ        2.37    2.05    1.98        2.16     2.55    2.95   3.34
       60°
              δ/2r      0.25    0.24    0.26        0.28     0.31    0.35   0.38
               σ        2.32    1.98    1.90        1.93     2.00    2.14   2.42
 100   90°
              δ/2r      0.23    0.22    0.23        0.25     0.27    0.30   0.32
               σ        2.28    1.91    1.80        1.81     1.86    1.95   2.07
       120°
              δ/2r      0.22    0.20    0.20        0.22     0.23    0.25   0.27
               σ        2.74    2.36    2.29        2.50     2.95    3.41   3.87
       60°
              δ/2r      0.31    0.30    0.32        0.35     0.39    0.43   0.47
               σ        2.69    2.29    2.19        2.23     2.31    2.47   2.80
 150   90°
              δ/2r      0.29    0.27    0.28        0.31     0.34    0.37   0.40
               σ        2.63    2.21    2.08        2.09     2.15    2.25   2.39
       120°
              δ/2r      0.27    0.25    0.25        0.27     0.29    0.31   0.34
               σ        3.30    2.85    2.77        3.02     3.56    4.11   4.67
       60°
              δ/2r      0.41    0.40    0.42        0.46     0.51    0.57   0.63
 200
               σ        3.24    2.76    2.64        2.69     2.79    2.98   3.37
       90°
              δ/2r      0.38    0.36    0.38        0.41     0.44    0.49   0.53
               σ        3.18    2.66    2.51        2.52     2.59    2.72   2.88
       120°
              δ/2r      0.36    0.33    0.33        0.36     0.38    0.42   0.45
               σ        3.31    2.86    2.77        3.02     3.57    4.12   4.68
       60°
              δ/2r      0.41    0.40    0.42        0.47     0.52    0.57   0.63
               σ        3.25    2.77    2.65        2.69     2.80    2.99   3.38
 250   90°
              δ/2r      0.38    0.36    0.38        0.41     0.45    0.49   0.54
               σ        3.18    2.67    2.52        2.53     2.60    2.73   2.89
       120°
              δ/2r      0.36    0.33    0.34        0.36     0.38    0.42   0.45
               σ        3.28    2.83    2.74        2.99     3.53    4.07   4.63
       60°
              δ/2r      0.40    0.39    0.42        0.46     0.51    0.56   0.62
               σ        3.21    2.74    2.62        2.66     2.77    2.95   3.35
 300   90°
              δ/2r      0.38    0.36    0.37        0.40     0.44    0.48   0.53
               σ        3.15    2.64    2.49        2.50     2.57    2.70   2.86
       120°
              δ/2r      0.36    0.33    0.33        0.35     0.38    0.41   0.45

注)曲げ周応力は、管頂と管底の計算値で大きい方を記載する。なお、網掛け部分は、管底の計算値であることを示す。




                                   -61-
〔解     説〕
(1) 管の撓みと周方向応力
      埋設された撓性管の撓みの計算式としては、スパングラー、モーリン、レオンハルト等の式
     がある。日本ではこれまでスパングラーの式(修正式)が用いられてきたが、道路管理者側で
     ある建設省関連の指針類で採用されている考え方を取り入れ、水道施設設計指針(2000)におい
     て算定方法の統一化がなされた。
      管の撓みの許容値については、種々の考え方があるが、管接合部の止水性能(特にゴム輪接
     合部)、水理特性、埋設管上の舗装面への影響等を考慮し、通常、管外径の5%以下としてい
     る。
      また、管に発生する応力は、内圧が加わった状態では内圧に起因する周方向引張応力と土圧
     等外圧による周方向曲げ応力が加わる。
      この周方向曲げ応力は、管頂、管底の内面、及び管側の外面では引張り曲げ応力となり、内
     圧による周方向引張応力とが合成される。
      しかし、AWWA C 900において、圧送用塩ビ管は、破壊水圧を低下させることなく、外
     径の7.5%迄偏平させることができる。従って、塩ビ管のような可撓性管の設計においては、
     内外圧による応力は加算すべきでないとしている。このようなことから、外圧により発生する
     曲げ応力については、内水圧による引張応力と合算せず単独で周方向曲げ応力を計算し、その
     値が許容値以下であれば、実用上問題ないとされている。


(2) 管の偏平応力と曲げ設計応力
      塩ビ管を偏平試験したときの挙動は、図-5のように2つの湾曲点をもつ曲線となる。低下
     重においてはサイズを問わず、1つの直線にまとまるが、第1の湾曲点(白化点)をすぎると
     クリープ現象を示し、その挙動は寸法によって相違する。ただし何れも内面が接触するまで圧
     しても割れる事はない。
      強度検討上必用な直線部分につき、種々の管で実験した結果を図-6及び図-7に示す。こ
     れによれば周方向曲げ(偏平)弾性率は、3334MPaであり、比例限界の曲げ周応力は49MPa
     である。
      なお、長時間の曲げ設計応力としては、静荷重、動荷重共に、19.6MPaを推奨する。




                          -62-
   図-5 へん平たわみ曲線




 図-6 へん平試験における線
     荷重Wとたわみδvとの関係




図-7 へん平試験における管
    頂周応力δbとたわみδvとの関係




        -63-
6. 流 量 計 算

(1)    塩ビ管の流量計算は、呼び径75以上については、ヘーゼン・ウィリアムの式を使用し、呼び
      径50以下については、ウェストンの公式を使用して計算する。


      ヘーゼン・ウィリアムの式
         H=10.666・C-1.85・d-4.87・Q1.85・L
               ここに      H:摩擦損失水頭(m)
                        C:流速係数
                        d:管 内 径(m)
                        Q:流      量(m3/sec)
                        L:管      長(m)


      ウェストンの公式
         H=〔0.0126+(0.01739-0.1087d)/√〕・(L/d)・(V2/2g)
                                     V

         Q={(π・d2)/4}・V
               ここに      H:摩擦損失水頭(m)
                        V:管内の平均流速(m/sec)
                        L:管      長(m)
                        d:管の実内径(m)
                        g:重力加速度(9.8m/sec2)
                        Q:流      量(m3/sec)


(2)    配水管の水理計算においては、流速を呼び径75~150は0.7~1.0m/sec、呼び径200~300は
      0.8~1.2m/sec(経済流速)、最小動水圧を0.15MPa以上(最大静水圧は管種規格0.74MPa)
      にし、かつ火災時の消火栓1口の放水量を0.8~1.6m3/min(0.1MPa程度の最小動水圧)見
      込む。


(3) 給水管の水理計算においては、給水栓の標準流量と同時使用率から流量を求める。
       給水管の口径決定に当たっては、直管部の長さに水道メーター, 水栓類, 管継手の損失水頭
      の直管換算表から求めた長さを加え、これに前記流量が流れた時の管の摩擦損失水頭(m) を
      流量表より求める。
       この損失水頭(m) に配水管分岐部から給水栓までの高さを加えた値(m) が配水管の計画
      最小動水圧の換算水頭(通常最低15m) 以下になるように口径を決める。




                                    -64-
〔解      説〕
(1)    ヘーゼン・ウィリアムズの式に用いる流速係数Cは管材により異なる係数で、塩ビ管の場合、
      実験によりC=145~160(接合部が差口から受口の方に流れる時160、その逆が145)と報告さ
      れているが、安全を見て一般には140を使用し、流速係数Cの経年による補正は不要である。
       表-26にヘーゼン・ウィリアムズ公式による塩ビ管の流量表を、また図-8に流量図を示す。
       なお、流量図においては、一般に流量の単位はℓ /secとし、管長1000m当りの損失水頭
      (m)は動水勾配(‰)で表されるので、これらの単位を用いた。
       二階建て建築物への直結給水を可能とするため、配水管の最小動水圧は、0.15~0.20MPa
      を標準とする。また、消防水利に消火栓を使用している場合は配水管内で正圧が確保されてい
      ることが必要であるが、火災時においても0.1MPa程度の最小動水圧を確保できれば理想的で
      ある。
       一般に配水管は、給水地域内の水圧を均等にし管内の水の停滞を防止し、火災時の圧力の異
      常低下を防止するために、相互の管を網目状に連結した管網配管とする。
       平時においては、時間最大水量により計算し、火災時では一日最大給水量に最も条件が悪い
      ところで火災が発生したとし、消火・用水量を加えて計算し、両者を満足する経済的な口径を
      決定する。
       消火用水量は水道施設基準解説によれば、人口によって表-27のように決められている。




                           -65-
             表-26 塩ビ管の流量表(ヘーゼン・ウィリアムズ公式)
                                                                                     単位:ℓ /sec
                                                2.63   0.54             3
            公式            Q=0.27853・C・d            ・I         (C=140) (m /sec)
動水         呼び径    75       100            150                  200           250          300
勾配I(‰)       d   77.2mm   99.8mm         145.8mm          193.0mm       238.6mm         284.0mm
     0.5         0.764    1.500          4.066                8.500         14.850       23.479
     1.0         1.110    2.181          5.911                12.360        21.591       34.137
     1.5         1.382    2.715          7.358                15.385        26.876       42.493
     2.0         1.614    3.172          8.595                17.971        31.393       49.634
     2.5         1.821    3.578          9.695                20.272        35.413       55.991
     3.0         2.009    3.948          10.698               22.370        39.077       61.784
     3.5         2.184    4.290          11.627               24.312        42.469       67.147
     4.0         2.347    4.611          12.497               26.129        45.644       72.167
     4.5         2.501    4.914          13.317               27.845        48.642       76.906
     5.0         2.648    5.202          14.097               29.475        51.489       81.409
     6.0         2.922    5.740          15.556               32.525        56.817       89.832
     7.0         3.175    6.238          16.906               35.348        61.748       97.629
     8.0         3.413    6.705          18.170               37.991        66.365      104.929
     9.0         3.637    7.145          19.363               40.486        70.724      111.820
     10          3.850    7.563          20.497               42.856        74.864      118.366
     15          4.792    9.415          25.514               53.346        93.189      147.339
     20          5.597    10.997         29.802               62.312    108.850         172.101
     25          6.314    12.405         33.618               70.292    122.789         194.140
     30          6.968    13.689         37.096               77.564    135.494         214.226
     35          7.572    14.877         40.316               84.297    147.255         232.822
     40          8.139    15.989         43.331               90.600    158.265         250.230
     45          8.673    17.039         46.176               96.550    168.658         266.663
     50          9.181    18.037         48.879           102.202       178.532         282.274
     60          10.131   19.903         53.937           112.776       197.004         311.479
     70          11.010   21.630         58.619           122.566       214.105         338.517
     80          11.833   23.248         63.002           131.730       230.113         363.828
     90          12.610   24.774         67.139           140.380       245.225         387.720
     100         13.349   26.224         71.069           148.600       259.581         410.419
     150         16.616   32.644         88.465           184.972       323.119         510.877
     200         19.408   38.130         103.333          216.059       377.424         596.738
     250         21.894   43.013         116.565          243.727       425.756         673.155
     300         24.159   47.463         128.626          268.944       469.806         742.801
     350         26.256   51.583         139.791          292.289       510.587         807.280
     400         28.219   55.440         150.024          314.144       548.764         867.640
     450         30.072   59.081         160.109          334.773       584.801         924.617
     500         31.833   62.540         169.483          354.372       619.038         978.748




                                  -66-
図-8 塩ビ管の流量図(ヘーゼン・ウィリアムズ公式)




         表-27 人口別消火用水量

人    口 (万人)          消火用水量(m3/分)

    0.5未満                1以上

    1                    2

    2                    4

    3                    5

    4                    6

    5                    7

    6                    8

    7                    8

    8                    9

    9                    9

10                      10




              -67-
(2)    ウェストンの公式は、呼び径1/2″~3 1/2″のきわめてなめらかな管に対する式として発
      表されたものである。
       我が国の上水道の給水管の設計に最も広く用いられている。
       図-9は、ウェストンの公式により呼び径13~50に対する流量図を示す。




                   図-9 塩ビ管の流量図(ウェストン公式)
       ウェストンの公式は、係数中に変数V(流速) が含まれているため、東京都水道局では、T
      W公式(cm/sec単位) として、呼び径50以下の管に適用している。
         TW公式
              Q=C・d2.72・I0.56
                 ここに     Q:流 量         cm3/sec
                         C:流量係数
                         d:管内径         cm
                         I:動水勾配
       塩ビ管については、東京都で実験し C=215 を得ている。
       また、横浜国大でも実験により、C=200~235と報告しており、C=215の確実性を裏付け
      ている。
       図-10に横浜国大で行われた塩ビ管の摩擦係数を示す。
       また、TW公式においてC=215 とした場合の塩ビ管の流量表を表-28に、また図-11に同
      流量図を示す。




                   図-10 塩ビ管の摩擦係数(横浜国大実験)




                                -68-
                          表-28 塩ビ管の流量表(TW公式)
                                                                           流量単位:ℓ /sec
         公式                               2.72      0.56     3
                               Q=215d         ・I           (cm /sec)
         呼び径
               13       16      20                25              30      40      50
動水     d
勾配I(‰)
               13mm    16mm    20mm              25mm            31mm    40mm     51mm

   0.5         0.006   0.011   0.020             0.037           0.066   0.132   0.256
   1.0         0.009   0.016   0.030             0.054           0.097   0.195   0.376
   1.5         0.012   0.020   0.037             0.068           0.122   0.245   0.474
   2.0         0.014   0.024   0.044             0.080           0.144   0.287   0.557
   2.5         0.015   0.027   0.049             0.091           0.163   0.326   0.631
   3.0         0.017   0.030   0.055             0.100           0.180   0.361   0.699
   3.5         0.018   0.033   0.060             0.110           0.197   0.393   0.762
   4.0         0.020   0.035   0.064             0.118           0.212   0.424   0.821
   4.5         0.021   0.037   0.069             0.126           0.226   0.453   0.877
   5.0         0.023   0.040   0.073             0.134           0.240   0.480   0.930
   6           0.025   0.044   0.081             0.148           0.266   0.532   1.030
   7           0.027   0.048   0.088             0.161           0.290   0.580   1.123
   8           0.029   0.052   0.095             0.174           0.312   0.625   1.210
   9           0.031   0.055   0.101             0.186           0.334   0.667   1.292
   10          0.033   0.059   0.107             0.197           0.354   0.708   1.371
   15          0.042   0.073   0.135             0.247           0.444   0.888   1.720
   20          0.049   0.086   0.158             0.291           0.522   1.044   2.021
   25          0.056   0.098   0.180             0.329           0.591   1.182   2.290
   30          0.062   0.108   0.200             0.365           0.655   1.310   2.536
   35          0.067   0.118   0.217             0.398           0.714   1.428   2.765
   40          0.072   0.127   0.234             0.421           0.769   1.539   2.980
   45          0.077   0.136   0.249             0.458           0.822   1.644   3.183
   50          0.082   0.144   0.265             0.486           0.872   1.744   3.376
   60          0.091   0.160   0.293             0.538           0.965   1.931   3.739
   70          0.099   0.174   0.320             0.586           1.052   2.105   4.076
   80          0.107   0.188   0.344             0.632           1.134   2.269   4.393
   90          0.114   0.200   0.368             0.675           1.211   2.423   4.693
   100         0.121   0.213   0.390             0.716           1.285   2.571   4.978
   150         0.152   0.267   0.490             0.898           1.613   3.226   6.247
   200         0.178   0.313   0.575             1.055           1.895   3.790   7.338
   250         0.202   0.355   0.652             1.196           2.147   4.294   8.315
   300         0.224   0.393   0.722             1.324           2.378   4.756   9.209
   350         0.244   0.429   0.787             1.444           2.592   5.185   10.039
   400         0.263   0.462   0.848             1.556           2.793   5.587   10.819
   450         0.281   0.494   0.906             1.662           2.984   5.968   11.557
   500         0.298   0.524   0.961             1.763           3.165   6.330   12.259




                                       -69-
                図-11 塩ビ管の流量図(TW公式)


(3) 均等表による給水管の口径の決め方
 ① 均等表
   均等表は管内径dに流れる流量を基準にし、これと等しい摩擦損失水頭を持たせる管d′
  に流れる流量が基本管(管内径d) の何本分に相当するかを表したものである。
   管内に流れる水の管摩擦損失水頭h (m) はダルシー・ウイズバッハの式により次式で表
  される。
         h=λ(ℓ /d)・(V2/2g)
             ここに    λ:管摩擦係数
                    ℓ :管     長        m
                    d:管 内 径           m
                    V:管内流速           m/sec
                    g:重力の加速度         m/sec2
   一方管内における連続の法則から流速Vは、次式で表される。
         V=Q/A=4Q/πd2
             ここに    Q:流      量       m2/sec
                    A:管内通水断面積(=πd2/4) m2




                           -70-
     上記2式よりQは次式で表される。                               5
                                                    -
                                                    2
                            2
                Q=(gπ /8λ)(h/ℓ )・d
            2
  (gπ /8λ) は、同材質の管材については一定であり、h/ℓ は動水勾配を表わし、こ
  れを一定(K) とすると
                                      5
                                      -
                         Q=K・d       2




  となり管内を流れる流量は管内径dの2.5乗に比例する。
  表-29に塩ビ管内径の2.5乗及び管径均等表を示す。


                                表-29 内径の 2.5乗及び管径均等表


   元        管   d                                    枝管の呼び径             d′

内径(mm)          呼び径      13      16       20       25     30     40      50     75    100 150
 の2.5乗

257,562         150      422.7   251.5    144.0    82.4   48.1   25.5    13.9   4.9   2.6   1.0
100,000         100      164.1    97.7     55.9    32.0   18.7    9.9     5.4   1.9   1.0
 52,945             75    86.9    51.7     29.6    16.9    9.9    5.2     2.9   1.0
 18,575             50    30.5    18.1    10.4     5.9    3.5    1.8     1.0
 10,120             40    16.6     9.9      5.7     3.2    1.9    1.0
  5,351             30     8.8     5.2      3.0     1.7    1.0
  3,125             25     5.1     3.1      1.7     1.0
  1,789             20     2.9     1.7      1.0
  1,024             16     1.7     1.0
    609.3           13     1.0


② 均等表による口径の決定
     均等表による給水枝管の口径の決定は、各階の各給水枝管が少ない場合に用いられその手
  順は次のように行う。
  a) 各給水栓(又は給水器具) の接続管径を表-29より求め、各給水栓区間毎に記入する。
  b) 均等表から接続管径を呼び径13枝管相当数に換算し、区間毎に記入する。
  c) 各給水栓(又は給水器具) 管末端から各区間ごとに呼び径13相当数を累計し、それぞれ
          に表-31より給水栓個数毎の同時使用率をかけ同時使用栓数を求める。
          (給水器具類の場合は、器具同時使用率を用いる。)
  d) 同時使用栓数を満足させる呼び径13管相当数の口径を均等表より求める。




                                                  -71-
      図-12のように給水栓(又は給水器具) が接続されている場合の均等表による口径の決め
   方は表-30による。




                                図-12 給水栓の接続図


                          表-30 均等表による口径の決め方

        給水栓又は         呼び径13枝管           呼び径13枝管           同 時 使 用
区 間                                                                       決 定 口 径
      給水器具の呼び径        相 当 数             相当数の累計            栓 の 数

A-B      φ13                1.0               1.0         (100%) 1.0          φ13

B-C      φ20                2.9               3.9         ( 70 ) 2.7          φ20

C-D      φ16                1.7               5.6         ( 57 ) 3.2          φ25

D-E      φ25                5.1               10.7        ( 50 ) 5.4          φ30

                          表-29参照                           表-31参照         表-29参照

手 順                         a)                b)               c)             d)



                           表-31 給水栓の同時使用率

給 水 栓 数 (個)    1     2     3      4    5      6      7    8    9    10   ~15 ~20 ~30

同時使用率 (%)      100   70    57     50   44     40     37   35   32   30   25   20    17




                                       -72-
                                表-32 器具同時使用率

 器     具    数       (個)   2     3    4      5         10    15    20         30       50     100

 器具同時使用率            (%)   100   80   75     70        53    48    44         40       36      30



                                表-33 給水栓の標準流量

            給水栓の呼び径                        13         16         20        25

            標   準     流    量 (ℓ /min)      17         25         40        65



                    表-34 給水装置及び異形部の損失水頭の直管換算長

                                損失水頭の直管換算長                 (m)
種 別
    給        水道メーター             止 水 栓                      異          形           部
呼び径 水                 ウオルト                                  90°            45°        チーズ及び径
    栓      翼 車 形                 甲   乙      エルボ
                      マ ン 形                                ベンド            ベンド         違いソケット

 13    3   3~   4                3   1.5        0.5                                        0.5~1

 16    5   5~   7                4   1.5        0.5                                        0.5~1

 20    8   8~ 11                 8   2.0        0.5                                        0.5~1

 25    8   12~ 15                8   3.0        0.5                                        0.5~1

 30        19~ 24                               0.8                                         1.0

 40        20~ 26                               0.8                                         1.0

 50        25~ 30     10~ 20                    1.2                                         1.5

 75        40~ 55     20~ 30                                1.5            0.8              2.0

100        90~120     30~ 40                                2.0            1.0              3.0

150        180~250    90~130                                3.0            1.5              5.0

注     チーズ及び径違いソケットは径落しされた側の呼び径で読みとるものとする。




                                         -73-
7. スラスト防護

      管路の曲り部、分岐部、管径変化部、管端部等においては、内圧の不均衝によって接合部にス
 ラストや振動等が発生するので、スラスト防護処理を行うこと。
(1)    TS接合の場合は、接合後短時間で加圧しなければ、スラスト防護は不要である。ただし呼
      び径75mm以上の管の分岐部、曲り部等スラストが発生する継手及びその周辺部の土はよくつき
      固める。
(2)    ゴム輪接合継手の曲り部、分岐部等については、コンクリートブロック又は専用の離脱防止
      金具等を使用して、スラスト防護を行う。


〔解      説〕
(1) スラスト荷重計算
        スラスト荷重は異形部の形状により異なり、次式で示される。
        ・分岐部及び管端部                W=P(π/4)D2×103
        ・曲り部                      W=2P(π/4)D2(sinθ/2)×103
        ・径違い部                     W=Pπ/4(D2-d2)×103
                  ここに          W:スラスト荷重                   kN
                               P:水 圧                      MPa
                               D:管外径                      m(分岐部は分岐側の外径)
                               d:径違い部の小さい方の外径 m
                               θ:曲がり角度                    °
        水圧0.1MPaあたりのスラスト荷重を表-35及び36に示す。


                        表-35 水圧P=0.1MPaあたりのスラスト荷重
                                                                         単位:kN
                    分岐部                         曲     り         部
        呼び径
                    管端部          90°       45°      22 1/2°     111/4°   5 5/8°

             50         0.28     0.40      0.22      0.11        0.06      0.03

             75         0.62     0.88      0.48      0.24        0.12      0.06

         100            1.02     1.44      0.78      0.40        0.20      0.10

         125            1.54     2.18      1.18      0.60        0.30      0.15

         150            2.14     3.02      1.64      0.83        0.42      0.21

         200            3.66     5.18      2.80      1.43        0.72      0.36

         250            5.60     7.92      4.29      2.18        1.10      0.55

         300            7.94     11.23     6.08      3.10        1.56      0.78




                                         -74-
          表-36 水圧P=0.1MPaあたりのスラスト荷重(径違いの時)

                                         単位:kN
               呼び径(mm)           径違い部

                75× 50            0.34

                100× 75           0.40

                125×100           0.52

                150×100           1.12

                150×125           0.60

                200×100           2.64

                200×125           2.12

                200×150           1.53

                250×125           4.06

                250×150           3.46

                250×200           1.93

                300×150           5.80

                300×200           4.28

                300×250           2.34



(2) 離脱防止金具によるスラスト防護
      離脱防止金具は、機械的にゴム輪形塩ビ管継手、異形管類とパイプを一体化する事により受
     働土圧、摩擦抵抗を得てスラスト荷重に抵抗する付属品である。この為、これらの継手、異形
     管類と接合するパイプの必要長さは計算によって求める。


〔注意事項〕
     離脱防止金具は管の製造メーカーと同一メーカー又はメーカー推奨製品を使用すること。
     管製造メーカーは、離脱防止金具との組み合わせにおいて接合部の可とう性や伸縮性を失うこ
 となくスラスト荷重に耐えるよう強度設計・評価を行っている。


〔参     考〕一体化長さ(拘束長)の計算
1) 水平曲がりの場合
     図-13のように曲管に離脱防止金具を用いた場合、スラスト荷重に対する受働土圧抵抗力と管
 周面の摩擦抵抗力が作用すると考え、その釣り合いを保つために必要な直管部の必要長さを以下
 のようにを求める。




                          -75-
                                         W
                                                   fn
                    Lp




                                         θ                        離脱防止金具



                         L       Lp・fn                   fs
                                   2              θ
                                                  2

                                             Fn
                                   θ
                                   2              L・fs


                                              Fs

                    図-13 水平曲管に使用する場合

a) 周面摩擦力 FS (kN)

           θ
 FS=2sin     fS・L            ………………………………… (1)
           2

  ここに      θ :曲管の曲がり角                                         °
           fS :単位長さ当たりの摩擦抵抗力          kN/m
               =μ・γ・HC・π・D
                μ :管と土の摩擦係数(=0.3 とする)
                γ :土の単位体積重量           kN/m3
                                                                               G.L.
               HC :管芯までの土被り                                   m
                        D
                   =h1+                                                   Hc
                                                                                                h1
                        2
                    h1:管頂までの土被り                               m
               D :管の実外径                                       m                       D
           L :一体化長さ                                           m

b) 直管部の受働土圧 Fn(kN)

           θ                 1               θ
 Fn=2cos     fn・LP             =fn・cos         LP ………………………………… (2)
           2                 2               2

  ここに      fn :単位長さ当たりの受働土圧抵抗        kN/m                          G.L.
                 1
               =     Ce’・γ(h22-h12)R
                 2                                                                        h1
                Ce’ :受働土圧係数
                     =tan2(45°+φ/2)                                                            h2

                      φ:土の内部摩擦角      °                                     D
                γ :土の単位体積重量          kN/m3
                h2 :管底までの土被り         m
                h1 :管頂までの土被り         m
                R :円形断面による減少率(=1/2)
           LP :曲管に隣接する直管1本の長さ        m



                                  -76-
c) 曲管背面の受働土圧 FP(kN)
  将来、曲管の背面部が掘削される可能性を考慮して、原則としてFP=0として計算する。
  但し、背面の土圧を見込む場合は、次式から求める。

     FP=fn・LB        ………………………………… (3)


      ここに      fn:単位長さ当たりの受働土圧抵抗                kN/m
               LB:スラスト荷重に直角方向の曲管背面長                  m

d) 一体化長さ L(m)
  力の釣り合い式は、次のようになる。

     W≦(FS+Fn+Fp)/Sf ………………………………… (4)


      ここに      W :スラスト荷重             θ          kN
                     =2P・A・sin       2
                      P:内圧                      kN/m2
                      A:管断面積                    m2
                        =π・D2/4
                      θ:曲管の曲がり角                 °
               FS   :周面摩擦力
               Fn   :直管部の受働土圧
               Fp   :曲管背面の受動土圧
               Sf   :安全率

e)   一体化長さが L≦LP のとき
     LP=Lとし、一体化長さLを求める。

               θ               θ
     W≦〔2sin        fS・L+cos       fn・ L 〕/Sf
               2               2

                      Sf・W
     L ≧
                    θ        θ
            2sin      f +cos   fn
                    2 S      2
                                         θ
                          Sf・P・A・sin
                                         2
      =                                                  …… (5)
               θ             1     θ
           sin   μ・γ・Hc・π・D+   cos   Ce’・γ(h22-h12)R
               2             4     2


f)   一体化長さが L>LP のとき
     背面受働土圧が見込めるは、曲管に隣接する直管1本の長さLPだけである。
     従って、次式より一体化長さL求める。

               θ               θ
     W≦〔2sin        fS・L+cos     fn・LP 〕/Sf
               2               2




                                     -77-
               θ
      Sf・W-cos    f ・Lp
               2 n
  L≧
              θ
         2sin    f
              2 S
                θ     1      θ
     Sf・P・A・sin     -    cos   Ce’・γ(h22-h12)R・Lp
                2     4      2
   =                                                     ……………… (6)
                   θ
              sin    μ・γ・Hc・π・D
                   2


2) 垂直曲がりの場合
  垂直曲がり部に発生するスラスト荷重 P・A に対し、一体化長さ分の摩擦抵抗力のみが作用す
 ると考え、その釣り合いを保つために必要な直管部の必要長さ L を次式により求める。
  この場合、曲管角度に関係なく、必要長さLは同一となる。


                 G.L.


                                    P・A
     Hc    H1


            φD                                     P・A

                                          fs


                                                          離脱防止金具




                        図-14 垂直曲がりの場合

 a) 周面摩擦力 FS     (kN)
    FS=fS・L


   ここに     fS :単位長さ当たりの摩擦抵抗力                   kN/m
                 =μ・γ・HC・π・D
                 μ :管と土の摩擦係数(=0.3 とする)
                 γ :土の単位体積重量           kN/m3
              HC:管芯までの土被り                      m
                       D
                 =H1+
                       2
                  H1:管頂までの土被り                  m
                  D :管の実外径                     m
           L :一体化長さ                            m




                             -78-
 b) 力の釣り合い
    P・A≦FS / Sf


    ここに       P :内圧                               kN/m2
              A :管断面積                             m2
                  =π・D2/4
              FS :周面摩擦力                           kN
              Sf :安全率

 c) 一体化長さ L (m)
            Sf・P・A
   L≧
               fS

             Sf・P・A          Sf・P・D
     =                   =
            μ・γ・HC・π・D       4μ・γ・HC



3) 分岐の場合
 ●分岐側に離脱防止金具を使用
  T字管に作用するスラスト荷重 P・A に対し、T字管背面の受働土圧を考慮せず、分岐側管路
 の一体化長さ分の摩擦抵抗力のみが作用すると考え、その釣り合いを保つために必要な直管部
 の必要長さ L を次式により求める。


                                                       G.L.
                              L
                                          fs
                                                              Hc   H1

      P・A
                                                                        φD
                                         離脱防止金具




                      図-15 分岐の場合(分岐側のみ使用)


            Sf・P・D
    L≧
            4μ・γ・HC



 ●全方向に離脱防止金具を使用
  T字管の本管両側に離脱防止金具を使用した場合、その一体化長さ分の受働土圧抵抗力のみ
 では不足のとき、分岐側に離脱防止金具を使用する。そのときの必要な分岐側直管部の必要長
 さ L は次のように求める。




                                  -79-
           L1P                         L2P
                          P・A


                     fn                      G.L.



                                                    Hc   Ha1   Hb1



                                                         φDa     φDb
        離脱防止金具




                                fs




                   図-16 分岐の場合(全方向に使用)

a) 周面摩擦力     FS   (kN)

 FS=fS・L


  ここに      fS :単位長さ当たりの摩擦抵抗力                   kN/m
                  =μ・γ・Hc・π・Db
                   μ :管と土の摩擦係数(=0.3 とする)
                   γ :土の単位体積重量                 kN/m3
               Hc:管芯までの土被り                     m
                        Db
                  =Hb1+
                        2
                   Hb1:分岐管の管頂までの土被り            m
                   Db :分岐管の実外径                 m
           L :一体化長さ                            m

b) 直管部の受働土圧 Fn(kN)

       1
 Fn=     fn(L1P+L2P)
       2

  ここに      fn :単位長さ当たりの受働土圧抵抗                  kN/m
                  1
                =     Ce’・γ(H2a2-H1a2)R
                  2
                 Ce’:受働土圧係数
                     =tan2(45°+φ/2)
                      φ:土の内部摩擦角                °
                 γ :土の単位体積重量                   kN/m3
                 Ha2:本管の管底までの土被り               m
                 Ha1:本管の管頂までの土被り               m
                 R :円形断面による減少率(=1/2)
           L1P ,L2P :T字管に隣接する直管1本の長さ           m



                                     -80-
c) 異形管部の受働土圧 FT(kN)

 FT=fn・LT


  ここに    fn:単位長さ当たりの受働土圧抵抗              kN/m
         LT:スラスト荷重に直角方向のT字管背面長          m

 但し、異形管背面の受働土圧を見込まない場合は、FT=0とする。



d) 力の釣り合い

 P・A≦(FS+Fn+FT)/Sf


  ここに    P :内圧                         kN/m2
         A :管断面積                       m2
             =π・Db2/4
         Sf :安全率

e) 一体化長さ L(m)
   T字管の受働土圧FT=0とすると、
      Sf・P・A-Fn
 L≧
          fS
                1
      Sf・P・A-     fn(L1P+L2P)
                2
  =
         μ・γ・HC・π・Db

                1
      Sf・P・A-     Ce’・γ(Ha22-Ha12)R(L1P+L2P)
                4
  =
                     μ・γ・HC・π・Db




                           -81-
〔計算例 1.〕水平曲がりの場合①
 ①計算条件
  管 種・呼び径    :  硬質塩化ビニル管 φ150
                (管の実外径 : D =0.165m          )
  曲 管 角 度    :  θ =45(゚)
  内      圧※  :  P =0.5(MPa) =500(kN/m2)     ※静水圧+水撃圧
  土  被   り   :  h1=0.6(m)
  土の単位体積重量   :  γ =16(kN/m3)
  管と土の摩擦係数   :  μ =0.3
  土の内部摩擦角    :  φ =25(゚)
  安全率        :  Sf =1.25

 ②数値計算
   まず、次式により一体化長さLを計算する。

                                    θ
                       Sf・P・A・sin
                                    2
    L=
               θ             1     θ
         sin     μ・γ・Hc・π・D+   cos   Ce’・γ(h22-h12)R
               2             4     2

     ≒   3.05(m)

   曲管の両側に定尺の直管(長さLP=5m)を用いる場合、L≦LP であるから、L=3.05(m)
  が求める一体化長さである。




                               -82-
〔計算例 2.〕水平曲がりの場合②
 ①計算条件
  管 種・呼び径    :  硬質塩化ビニル管 φ150
                (管の実外径 : D =0.165m                )
  曲 管 角 度    :  θ =45(゚)
  内      圧※  :  P =1.0(MPa) =1000(kN/m2)           ※静水圧+水撃圧
  土  被   り   :  h1=0.6(m)
  土の単位体積重量   :  γ =16(kN/m3)
  管と土の摩擦係数   :  μ =0.3
  土の内部摩擦角    :  φ =25(゚)
  安全率        :  Sf =1.25

 ②数値計算
  まず、次式により一体化長さLを計算する。

                                      θ
                         Sf・P・A・sin
                                      2
    L=
                θ             1     θ
          sin     μ・γ・Hc・π・D+   cos   Ce’・γ(h22-h12)R
                2             4     2

     ≒   6.11(m)

   L>LPであるから、次式でLを計算する。

                      θ    1      θ
         Sf・P・A・sin      -    cos   Ce’・γ(h22-h12)R・Lp
                      2    4      2
    L=
                        θ
                    sin   μ・γ・Hc・π・D
                        2

     ≒   7.85(m)

  従って、L=7.85(m)が求める一体化長さである。




                                  -83-
〔計算例 3.〕分岐の場合①
 ①計算条件
  呼  び   径   :            T字管 φ150×φ100
                          本管の実外径       : Da=0.165m
                          分岐管の実外径 : Db=0.114m
  内         圧        :    P =1.0(MPa) =1000(kN/m2)
  土    被    り        :    H =0.6(m)
                                                  0.165
                         (管芯までの土被り HC=0.6+              =0.6825m)
                                                    2
  土の単位体積重量           :    γ =16(kN/m3)

  管と土の摩擦係数           :    μ =0.3
  土の内部摩擦角            :    φ =25(゚)
  安全率                :    Sf =1.25

 ②数値計算
  次式により一体化長さLを計算する。


           Sf・P・Db           1.25×1000×0.114
      L≧                 =                     ≒   10.87(m)
           4μ・γ・HC           4×0.3×16×0.6825




                              図-17 分岐の計算例①




                                   -84-
〔計算例 4.〕分岐の場合②
 ①計算条件
  呼  び   径     :            T字管 φ150×φ100
                           本管の実外径        : Da=0.165m
                           分岐管の実外径 : Db=0.114m
  内           圧       :     P =1.0(MPa)=1000(kN/m2)
  土    被      り       :     H =0.6(m)
                                                    0.165
                          (管芯までの土被り HC=0.6+               =0.6825m)
                                                      2
  土の単位体積重量            :     γ =16(kN/m3)

  管と土の摩擦係数            :     μ =0.3
  土の内部摩擦角             :     φ =25(゚)
  T 字管に隣接する直管長        :     L1P=5(m)、L2P=5(m)
  安全率                 :     Sf =1.25



 ②数値計算
  次式より一体化長さLを計算する。

                     1
           Sf・P・A-     Ce’・γ(Ha22-Ha12)R(L1P+L2P)
                     4
      L≧
                            μ・γ・HC・π・Db

      ≒    1.41(m)




                              図-18 分岐の計算例②




                                   -85-
                           表-37 水平・垂直屈曲の場合の一体化長さ(例)
                                                                                                                単位:m
                                                   水 平 方 向
呼び径 内圧                                                                                                         垂直方向
                 90°曲管               45°曲管          22°1/2曲管          11°1/4曲管           5°5/8曲管

       P      土被り H(m)         土被り H(m)            土被り H(m)          土被り H(m)          土被り H(m)          土被り H(m)

(mm) (MPa) 0.6     0.9   1.2   0.6    0.9    1.2   0.6   0.9   1.2   0.6   0.9   1.2   0.6   0.9   1.2   0.6    0.9   1.2

       0.50   1.51 1.02 0.77 0.97 0.66 0.50 0.58 0.39 0.30 0.33 0.22 0.17 0.18 0.12 0.09 2.50 1.69 1.28
 40    0.75   2.27 1.53 1.16 1.46 0.98 0.74 0.88 0.59 0.45 0.49 0.33 0.25 0.26 0.18 0.13 3.76 2.54 1.91

       1.00   3.03 2.05 1.54 1.94 1.31 0.99 1.17 0.79 0.60 0.66 0.44 0.33 0.35 0.24 0.18 5.01 3.38 2.55

       0.50   1.87 1.27 0.96 1.20 0.81 0.62 0.72 0.49 0.37 0.41 0.28 0.21 0.22 0.15 0.11 3.10 2.10 1.59

 50    0.75   2.81 1.91 1.44 1.80 1.22 0.92 1.09 0.74 0.56 0.61 0.41 0.31 0.33 0.22 0.17 4.65 3.15 2.38

       1.00   3.75 2.54 1.92 2.41 1.63 1.23 1.45 0.98 0.74 0.81 0.55 0.42 0.43 0.29 0.22 6.20 4.20 3.18

       0.50   2.72 1.85 1.41 1.74 1.19 0.90 1.05 0.72 0.54 0.59 0.40 0.30 0.31 0.21 0.16 4.50 3.07 2.33

 75    0.75   4.08 2.78 2.11 2.62 1.78 1.35 1.57 1.07 0.81 0.88 0.60 0.46 0.47 0.32 0.24 6.74 4.60 3.49

       1.00   5.72 3.71 2.82 3.49 2.38 1.81 2.10 1.43 1.09 1.18 0.80 0.61 0.63 0.43 0.33 8.99 6.13 4.66

       0.50   3.42 2.35 1.79 2.19 1.50 1.15 1.32 0.90 0.69 0.74 0.51 0.39 0.39 0.27 0.21 5.65 3.88 2.95

100    0.75   5.20 3.52 2.68 3.29 2.26 1.72 1.98 1.36 1.03 1.11 0.76 0.58 0.59 0.41 0.31 8.47 5.82 4.43

       1.00   8.03 4.69 3.57 4.38 3.01 2.29 2.64 1.81 1.38 1.48 1.02 0.77 0.79 0.54 0.41 11.30 7.76 5.90

       0.50   4.11 2.84 2.17 2.64 1.82 1.39 1.59 1.10 0.84 0.89 0.62 0.47 0.48 0.33 0.25 6.80 4.70 3.59

125    0.75   6.94 4.26 3.26 3.96 2.73 2.09 2.38 1.64 1.26 1.34 0.92 0.70 0.71 0.49 0.38 10.20 7.05 5.38

       1.00 10.34 6.13 4.34 5.71 3.65 2.78 3.17 2.19 1.67 1.78 1.23 0.94 0.95 0.66 0.50 13.60 9.40 7.18

       0.50   4.76 3.31 2.53 3.05 2.12 1.62 1.84 1.28 0.98 1.03 0.72 0.55 0.55 0.38 0.29 7.87 5.47 4.19

150    0.75   8.54 4.96 3.80 4.58 3.18 2.44 2.75 1.91 1.47 1.55 1.07 0.82 0.83 0.57 0.44 11.80 8.20 6.28

       1.00 12.47 7.67 5.11 7.85 4.24 3.25 3.67 2.55 1.95 2.06 1.43 1.10 1.10 0.76 0.59 15.74 10.93 8.38

       0.50   6.66 4.22 3.25 3.85 2.71 2.09 2.32 1.63 1.25 1.30 0.91 0.70 0.69 0.49 0.38 9.93 6.98 5.38

200    0.75 11.63 7.20 4.88 7.01 4.06 3.13 3.48 2.44 1.88 1.95 1.37 1.06 1.04 0.73 0.56 14.90 10.46 8.06

       1.00 16.59 10.68 7.48 11.97 6.06 4.17 4.63 3.26 2.51 2.60 1.83 1.41 1.39 0.98 0.75 19.86 13.95 10.75

       0.50   8.58 5.14 3.94 4.60 3.26 2.53 2.76 1.96 1.52 1.55 1.10 0.85 0.83 0.59 0.46 11.85 8.41 6.52

250    0.75 14.51 9.35 6.51 9.88 4.89 3.79 4.15 2.94 2.28 2.33 1.65 1.28 1.24 0.88 0.68 17.77 12.61 9.78

       1.00 20.43 13.55 9.77 15.81 8.93 5.15 7.27 3.92 3.04 3.10 2.20 1.71 1.66 1.18 0.91 23.70 16.82 13.04

       0.50 10.37 6.51 4.61 5.75 3.79 2.95 3.18 2.28 1.78 1.79 1.28 1.00 0.95 0.68 0.53 13.64 9.77 7.62

300    0.75 17.19 11.39 8.16 12.57 6.77 4.43 4.77 3.42 2.67 2.68 1.92 1.50 1.43 1.03 0.80 20.46 14.66 11.43

       1.00 24.01 16.28 11.97 19.39 11.66 7.34 10.85 4.56 3.55 3.57 2.56 2.00 1.91 1.37 1.07 27.28 19.55 15.23


備考     計算条件は次の通り。
       土の単位体積重量 :              16(kN/m3)
       管と土の摩擦係数 :              0.3
       土の内部摩擦角  :              25(゚)
       安全率      :              1.25
       定尺管長さ    :              5(m)

  注.    異形管本体の長さを考慮していない。
        内圧は、静水圧+水撃圧である。




                                                         -86-
                     表-38 分岐側のみ使用した場合のT字管の場合の一体化長さ(例)
                                                                                                                                                     単位:m
                                                                                分 岐 管 径
呼び径 内圧
                    40              50               75              100              125             150              200             250              300

                土被り H          土被り H            土被り H            土被り H           土被り H            土被り H           土被り H            土被り H            土被り H
          P
                    (m)             (m)             (m)              (m)              (m)             (m)              (m)             (m)              (m)

(mm)     (MPa) 0.6 0.9 1.2 0.6 0.9 1.2 0.6 0.9 1.2 0.6 0.9 1.2 0.6 0.9 1.2 0.6 0.9 1.2 0.6 0.9 1.2 0.6 0.9 1.2 0.6 0.9 1.2

         0.50 2.50 1.69 1.30    -    -     -    -     -    -     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

    40 0.75 3.80 2.54 1.90      -    -     -    -     -    -     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

         1.00 5.00 3.38 2.60    -    -     -    -     -    -     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

         0.50 2.50 1.68 1.30 3.10 2.10 1.59     -     -    -     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

    50 0.75 3.70 2.52 1.90 4.65 3.15 2.38       -     -    -     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

         1.00 5.00 3.36 2.50 6.20 4.20 3.18     -     -    -     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

         0.50   -    -    -    3.03 2.07 1.57 4.50 3.07 2.33     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

    75 0.75     -    -    -    4.55 3.10 2.35 6.74 4.60 3.49     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

         1.00   -    -    -    6.06 4.14 3.14 8.99 6.13 4.66     -    -     -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

         0.50   -    -    -    2.97 2.04 1.55 4.41 3.03 2.30 5.55 3.88 2.95       -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

    100 0.75    -    -    -    4.46 3.06 2.33 6.61 4.54 3.46 8.47 5.82 4.43       -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

本        1.00   -    -    -    5.95 4.08 3.11 8.82 6.05 4.61 11.30 7.76 5.90      -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

         0.50   -    -    -    2.92 2.01 1.54 4.32 2.99 2.28 5.54 3.83 2.92 6.80 4.70 3.59        -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

管 125 0.75      -    -    -    4.37 3.02 2.31 6.49 4.48 3.42 8.31 5.74 4.38 10.20 7.05 5.38       -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

         1.00   -    -    -    5.82 4.03 3.08 8.65 5.97 4.56 11.08 7.65 5.84 13.60 9.40 7.18      -     -    -     -    -     -    -     -    -     -    -     -

径        0.50   -    -    -    2.86 1.99 1.52 4.24 2.95 2.26 5.44 3.78 2.89 6.68 4.64 3.55 7.87 5.47 4.19          -    -     -    -     -    -     -    -     -

    150 0.75    -    -    -    4.29 2.98 2.28 6.37 4.42 3.39 8.16 5.67 4.34 10.02 6.96 5.33 11.80 8.20 6.28        -    -     -    -     -    -     -    -     -

         1.00   -    -    -    5.72 3.98 3.05 8.49 5.90 4.52 10.87 7.55 5.79 13.35 9.28 7.11 15.74 10.93 8.38      -    -     -    -     -    -     -    -     -

         0.50   -    -    -    2.76 1.94 1.49 4.09 2.87 2.21 5.24 3.68 2.84 6.44 4.52 3.48 7.59 5.33 4.11 9.93 6.98 5.38           -     -    -     -    -     -

    200 0.75    -    -    -    4.14 2.91 2.24 6.14 4.31 3.32 7.86 5.52 4.26 9.66 6.78 5.23 11.38 7.99 6.16 14.90 10.46 8.06        -     -    -     -    -     -

         1.00   -    -    -    5.52 3.88 2.99 8.18 5.75 4.43 10.48 7.36 5.67 12.87 9.04 6.97 15.17 10.66 8.21 19.86 13.95 10.75    -     -    -     -    -     -

         0.50   -    -    -    2.66 1.89 1.46 3.95 2.80 2.17 5.06 3.59 2.78 6.21 4.41 3.42 7.32 5.20 4.03 9.59 6.80 5.27 11.85 8.41 6.52            -    -     -

    250 0.75    -    -    -    3.99 2.83 2.20 5.92 4.20 3.26 7.59 5.39 4.17 9.32 6.61 5.13 10.98 7.80 6.04 14.38 10.21 7.91 17.77 12.61 9.78        -    -     -

         1.00   -    -    -    5.33 3.78 2.93 7.90 5.61 4.35 10.12 7.18 5.57 12.43 8.82 6.84 14.65 10.39 8.06 19.17 13.61 10.55 23.70 16.82 13.04   -    -     -

         0.50   -    -    -    2.57 1.84 1.44 3.82 2.74 2.13 4.89 3.50 2.73 6.00 4.30 3.35 7.08 5.07 3.95 9.26 6.64 5.17 11.45 8.21 6.40 13.64 9.77 7.62

    300 0.75    -    -    -    3.86 2.77 2.16 5.73 4.10 3.20 7.33 5.26 4.10 9.01 6.46 5.03 10.61 7.61 5.93 13.90 9.96 7.76 17.18 12.31 9.59 20.46 14.66 11.43

         1.00   -    -    -    5.15 3.69 2.87 7.63 5.47 4.26 9.78 7.01 5.46 12.01 8.61 6.71 14.15 10.14 7.90 18.53 13.28 10.35 22.90 16.41 12.79 27.28 19.55 15.23



備考       計算条件は次の通り。
         土の単位体積重量 : 16(kN/m3)
         管と土の摩擦係数 : 0.3
         土の内部摩擦角  : 25(゚)
         安全率      : 1.25



    注.   土被りは、本管側の土被りである。
         内圧は、静水圧+水撃圧である。




                                                                           -87-
                                     表-39 全方向に使用した場合の一体化長さ(例)
                                                                                                                                                                                     単位:m
                                                                                                  分 岐 管 径
呼び径       内圧
                      40                  50                   75                   100                  125                  150                  200                  250                300

           P    土被り H(m)           土被り H(m)             土被り H(m)             土被り H(m)             土被り H(m)             土被り H(m)             土被り H(m)             土被り H(m)           土被り H(m)

(mm)      (MPa) 0.6   0.9   1.2    0.6    0.9    1.2    0.6    0.9    1.2    0.6    0.9    1.2    0.6    0.9    1.2    0.6    0.9    1.2    0.6    0.9    1.2    0.6    0.9   1.2   0.6    0.9   1.2

          0.50 0.00 0.00    0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

     40   0.75 0.00 0.00    0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

          1.00 0.00 0.00    0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

          0.50 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

     50   0.75 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

          1.00 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

          0.50 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

     75   0.75 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.21   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

          1.00 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   2.45   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

          0.50 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

     100 0.75 0.00 0.00     0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   1.94   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

本         1.00 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   4.76   1.22   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

          0.50 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.27   0.00   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

管    125 0.75 0.00 0.00     0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.28   0.00   0.00   3.67   0.51   0.00    -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

          1.00 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   3.05   0.00   0.00   7.07   2.86   0.64    -      -      -      -      -      -      -      -    -      -      -    -

径         0.50 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   1.33   0.00   0.00    -      -      -      -      -     -     -      -    -

     150 0.75 0.00 0.00     0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   2.31   0.00   0.00   5.27   1.66   0.00    -      -      -      -      -     -     -      -    -

          1.00 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   1.41   0.00   0.00   5.65   1.57   0.00   9.20   4.40   1.84    -      -      -      -      -     -     -      -    -

          0.50 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   3.40   0.44   0.00    -      -     -     -      -     -

     200 0.75 0.00 0.00     0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   2.82   0.00   0.00   8.36   3.93   1.53    -      -     -     -      -     -

          1.00 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   2.79   0.00   0.00   6.62   2.10   0.00 13.33 7.42      4.22    -      -     -     -      -     -

          0.50 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   1.51   0.00   0.00   5.31   1.87 0.00    -      -    -

     250 0.75 0.00 0.00     0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.41   0.00   0.00   6.30   2.13   0.00 11.24 6.08 3.24       -      -    -

          1.00 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   4.07   0.00   0.00 11.09 5.53      2.47 17.16 10.28 6.50      -      -    -

          0.50 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   3.67   0.42 0.00   7.10   3.24 1.08

     300 0.75 0.00 0.00     0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   4.27   0.34   0.00   9.39   4.53 1.81 13.92 8.13 4.89

          1.00 0.00 0.00    0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   0.00   1.56   0.00   0.00   8.91   3.66   0.73 15.12 8.63 5.01 20.74 13.01 8.70



備考.       計算条件は次の通り。
           土の単位体積重量 :   16(kN/m3)
           管と土の摩擦係数 :   0.3
           土の内部摩擦角  :   25(゚)
           安全率      :   1.25
           定尺管長さ    :   L1=5(m)
                        L2=5(m)
    注.    本表の「0.00」は、分岐側に離脱防止金具が不要
          であることを示す。
          土被りは、本管側の土被りである。
          内圧は、静水圧+水撃圧である。




                                                                                           -88-
(3) コンクリートによるスラスト防護
 a)地盤の支持力係数による計算
   荷重に対して直角方向のコンクリートブロックの断面積は、次式より求まる。
              A=W/k
      ここに    A:最小必要面積                  m2(図-19)
             W:管路の試験水圧によるスラスト荷重        kN
             k:地盤の許容支持力                kN/m2(表-40)




                   表-40 地盤の許容支持力
                                    単位:kN/m2
               土      質           許容支持力
        粘土                         50 ~ 200
        砂混り土                     300 ~ 400
        水分の多い砂                     10 ~ 300
        水分の少ない砂                  300 ~ 500
        硬い砂                      500 ~ 700
        硬い小岩                     500 ~ 800
        土岩,砂岩                    700 ~ 2500
        硬い岩                      2000 ~ 5000
        備考:水道施設設計指針(日本水道協会)




               図-19 コンクリートブロックの背面積


 b)受動土圧による計算
   これはスラスト荷重によりコンクリートブロックが動こうとするとき、荷重に対して直角
  方向のコンクリートブロックの背面に受ける受動土圧と、コンクリートブロックと地盤の摩
  擦力により求める方法である。
   水平方向のスラスト荷重の場合について述べると次の安全条件を満足するようコンクリー
  トブロックの形状を定めれば良い。




                          -89-
    R≧S・W
     ここに R:スラストブロックによる水平方向抵抗力               kN
            S:安全率 1.5
            W:管路の試験水圧によるスラスト荷重              kN
Rは次式で示される。
    R=R1 +R2
    R1=(1/2)γ・B(H22-H12)tan2(45°+φ/2)
    R2=μQ
     ここに R1 :ブロック背面にかかる受動土圧による抵抗力 kN
            R2 :ブロック底面にかかる荷重による原地盤との摩擦抵抗力   kN
            γ :土の単位重量                       kN/m3
            B :ブロックの荷重に直角方向の幅               m
            H2 :ブロック底面までの深さ                 m
            H1 :ブロック上面までの深さ                 m
            φ :土の内部摩擦角                       ゚
            μ :コンクリートブロックと地盤の摩擦係数           0.5
            Q :ブロック底面にかかる荷重で次のものの和          kN
                  ・土圧によりブロック上面にかかる荷重        kN
                  ・コンクリートブロックの重量            kN
                  ・ブロックに巻き込まれる異形管又は継手の重量    kN
 なお、ブロック底面にかかる荷重Qを、底面積で割った値が表-40の許容支持力をこえて
はならない。
         Qv=Q/A
     ここに Qv :地盤の垂直方向許容支持力                   kN/m2
            A :ブロックの底面積                     m2




                         -90-
8. 伸縮・熱応力・支持

(1) 塩ビ管の温度変化による伸縮量は、次式により求める。
             Δℓ =α・Δt・ℓ                               m
               ここに Δℓ :管の温度変化による伸縮長さ                  m
                         α:管の線膨張係数        7×10-5℃-1
                       Δt:温度変化                        ℃
                         ℓ :管 長                       m
(2) 熱応力は伸縮を阻止した時に発生し次式により求める。
             σ =α・Δt・E
             θ

               ここに     σ
                       θ:熱応力                          MPa
                       E :管のヤング率                      MPa
(3) 伸縮力は熱応力と解放しようとする力であり次式より求める。
             F=σ
               θ・A・103                                kN
               ここに F:伸縮力                              kN
                       A:管の肉断面積                       m2
                          A=(D2-d2)・π/4               m2
                            D:管外径                     m
                            d:管内径                     m
(4)   塩ビ管の支持間隔は表-41の通りとする。なお、管の両端、分岐部, 空気弁, 伸縮継手部等
      は必ず支持する。

                           表-41 塩ビ管の支持間隔
                                      標 準 支 持 間 隔
              呼 び 径
                                  横引き配管        立て配管
               φ65以下              1.0m以下
                                               各階1箇所
               φ75以上              2.0m以下
            備考:機械設備工事共通仕様書(国土交通省)



〔注意事項〕
(1)   配管時と使用時の温度差が大きい用途及び、屋外配管等、外気温の影響をうける用途では、
      必ず、伸縮のあるものと考え、対策をとること。
(2)   接着接合管路では、温度差による配管の抜け、破損を防止するため、ドレッサージョイント
      等の伸縮継手により、熱伸縮対策を行わなければならない。


〔解     説〕
(1) 塩ビ管の線膨張係数は、実験結果では7×10-5℃-1でダクタイル鋳鉄管や鋼管の約6倍であり、
      温度差による配管系の伸縮が問題となる。
       しかしながら、実配管においては、管のたるみ等があり、伸縮については余り問題にならな
      い。




                                   -91-
          σ=ε
           θ ・E=Δℓ /ℓ ・E=α・Δt・E       MPa
       ここに、   ε:管の伸縮を阻止する事によって管軸方向に発生する歪
              E:管のヤング率                MPa
       今、塩ビ管のヤング率を3334MPaとすると上式により
          σ=7×10-5×3334・Δt=0.233・Δt
           θ                          MPa
       の熱応力が発生し、TS継手のような剛体接合管路において、配管時と使用時の温度差が大
      きい場合は、管路の途中に伸縮継手を入れる。
(2)    屋外露出配管において、TS接合する場合は、使用条件に基づき伸縮継手を設置するが、こ
      の場合注意しなければならない事は、塩ビ管はダクタイル管や鋼管と比べヤング率が1/50~
      1/60と小さいため、線膨張係数が6倍あっても管外径や肉厚が同一であれば、伸縮力は 1/8~
      1/10倍小さな値となる。
       従って、金属製ベローズタイプの伸縮継手等の伸縮力の吸収に大きな力を要するものは、使
      用の際の事前検討を行わないと伸縮機能が十分発揮しない事がある。
       ゴム輪接合する場合は、伸縮継手は不要であるが、水圧により接合部が離脱するので管の支
      持を十分行いかつ接合部に離脱防止金具を設置する。
(3) 架管又は橋梁添架の場合は、橋梁伸縮部にも伸縮継手を設置かつ懸重支持する。
       小口径配管の露出配管では、配管スペースがとれれば、エルボ返しによって伸縮を吸収する
      事も出来る。




                              -92-
9. 保     温

(1) 屋内及び屋外の露出配管において寒波襲来のおそれがある場合は必ず保温被覆を施す。
(2) 寒冷地では、不凍水栓用水抜き装置を設置する。
(3) 凍結深度より20cm以上深く埋設する場合は、管の保温は不要である。
(4) 屋内配管においては、夏期の結露を考慮して必要な場合は、防露被覆を施す。
(5)    保温材は、水分の吸収によって保温効果が著しく低下するので、使用場所に応じた外装被覆
      を施す。


〔注意事項〕
      保温材、防露材の施工において、水にふれるおそれがある場所では、保温材の中に水分が浸透
 すると、効果が著しく低下したり、冬期に凍結する場合があるので防水を特別に念入りに行うこ
 と。


〔解      説〕
(1)    水道管は夜間に水の使用がなく、管内水が停止している時に水温が0℃以下になると凍結を
      始める。
       凍結を始める時間は、管内水量, 管材質, 外気温等によって異なる。
       実験によれば、呼び径13の塩ビ管を長さ1.2mに切断し両端をバルブで閉鎖し、-10℃の低
      温槽に入れると約2時間で完全に凍結する。
       これが呼び径20の場合だと4時間かかる。
       図-20は呼び径13の管材質別の凍結時間と周囲温度の関係を示す。
       いずれにしても裸管で寒波におそわれ、0℃以下で長時間さらされると、凍結するものと考
      えなければならない。




                   図-20 13mm裸立上り管の凍結試験
                       (東京都水道局資料)



(2)    土の保温効果は大きく土被り20cmも埋設すれば、凍結することはない。ただし、寒冷地で表
      土が凍結する場合は、最大凍結深度よりさらに20cm以上埋設する。




                          -93-
(3)    給水管の結露は、気温が高く、高湿の状態になる時、管内に冷い水が流れ、管表面に触れた
      空気が露点以下になった場合に生じる。この為、管表面温度が下がらないように保温材を巻く。
       保温材としては、ロックウール保温材, グラスウール保温材, フォームポリスチレン保温筒
      等があり、これ等保温材を巻き、亜鉛鉄線で(フォームポリスチレンの場合は接着テープ) 固
      定した上を原紙を巻き綿布で外装被覆をするが、配管場所によっては、原紙綿布の代わりにア
      スファルトフェルトを巻き、亜鉛鉄線で固定した上にアスファルトジュートクロスを巻いてア
      スファルトプライマー仕上げをする。
       結露防止のための保温厚さについては、JIS A 9501-2001(保温保冷工事施工標準) に詳細が
      記載されているが、参考迄に一般水配管で水温が15℃の場合の防露厚さを表-42に示す。


        表-42 防露材の厚さ(ビーズ法ポリスチレンフォーム保温筒3号使用の場合)
                                                                                  単位:mm
          管の呼び径 A     13    20    25   30     40     50   75   100   150   200   250   300
外気温度
         相対湿度     B   1/2   3/4   1    11/4   11/2   2    3     4     6     8    10    12

 26℃        60%       20    20    20   20     20     20   20   20    20    20    20    20
            85%       20    20    20   20     20     20   20   25    25    25    25    25
 30℃
            90%       30    30    30   30     30     40   40   40    40    40    40    40
            85%       25    25    25   25     25     25   30   30    30    30    30    30
 35℃
            90%       40    40    40   40     40     50   50   50    50    50    50    65
備考    1.この表の厚さは、計算によって算出した厚さ以上の保冷・防露材の製品厚さである。
      2. 外気温度は、室内空調部分  ……… 26℃
               室内非空調部分 ……… 30℃
               屋外部分    ……… 35℃




                                  図-21 防露施工例




                                       -94-
10. 塩ビ管の実用性能

10.1 接着(TS) 接合部強度
      塩ビ管をTS接合した場合の接着強度(耐水圧) が接合後の養生時間、環境温度の違いによっ
 て、どのように変化するかを確認するために試験する。
(1) 供 試 体
       JIS K 6742 (水道用硬質塩化ビニル管) 、JIS K 6743 (水道用硬質塩化ビニル管継手) に規
      定する呼び径25, 75, 150の3サイズを使用する。
       なお、塩ビ管, TS継手(ソケット) は標準寸法のものを使用した。
(2) 試験方法
       パイプ接合面の外表面及びソケット内面に低粘度速乾性接着剤を塗布し、ただちに接合し、
      所定の養生時間, 所定の環境温度に放置した後、水圧を加え、抜け又は割れの生じるときの水
      圧値を測定する。
(3) 試験結果(耐水圧)

                                   表-43 接着力試験結果
                                                                単位:MPa
                   呼び径        25mm                 75mm        150mm

                   温 度     0℃       20℃       0℃      20℃    0℃     20℃

                    15分    4.66     5.83      1.91    2.16   2.16   2.55
               養
                    30分    5.15     7.85      2.40    3.14   2.45   3.24
               生
                    1時間    7.35     8.58      2.70    4.31   3.33   3.82
               時
                    2時間    9.07     10.05     3.78    5.74   4.31   4.31
               間
                    24時間   12.01    14.96     7.45    7.21   5.49   6.18



(4) 考      察
  1) 同一養生時間では、呼び径の小さいもの程、耐水圧が大きい。
  2) 同一呼び径では、養生時間が長い程、耐水圧が上昇する。


〔注意事項〕
(1)    配管工事後の通水加圧試験は、配管工事時の気候(気温)、管径、通水試験圧などを、十分
      考慮して24時間以後に実施すること。なお通水洗浄は呼び径50以下は30分、呼び径75以上は
      1時間経過した後に行うこと。
(2)    接着剤には一般材質用とHI材質用があり、使用する管の材質に適合する接着剤を使用するこ
      と。
(3)    接合する前には接合面の清掃及び必ず管端の面取りを行うこと。また呼び径40以下は受口長
      さ分を、呼び径50以上はゼロポイント+受口長さの1/3の位置に標線を記入すること。




                                            -95-
(5) 参    考
   塩ビ管用接着剤は、日本水道協会(JWWA S 101) では、管と継手(ソケット)を接
  着接合し、引張った場合のせん断力で下表に示すように規定している。


                                  表-44 接着力規格値
                                     接着剤の接着力規格値
                         接着剤
                                     接着力   MPa   (23℃)
                         の記号
                                   15分後           2時間後

                          A       1.25以上          2.50以上

                          B       1.25以上          2.50以上
                                           A:低粘度速乾性接着剤
                                           B:高粘度速乾性接着剤




  図-22 接着力試験の試験片


   なお、日本水道協会では、速乾性接着剤のみが規格化されているが、夏期炎天下では、乾き
  が速すぎて作業に支障をきたす場合があるので、遅乾性の接着剤も市販されている。
   接着剤は、その中に含まれる揮発性溶剤により、塩ビ管と継手の塩ビ分子を膨潤させ、テー
  パーの圧着力で接着接合させ、溶剤の蒸発で接着力を得るので接着剤を厚く塗る事は、溶剤の
  蒸発を遅くさせ、それだけ接着効果を遅らせることになるので薄く均一に塗布する。
   また、接着剤は継手、管の順番に塗布し、管の挿入後、接合部の弾性により管が抜け出てく
  ることを防止するため、呼び径50以下で30秒以上、呼び径75以上なら60秒以上を目処に挿入力
  を保持すること。




                   図-23 塩ビ管の接着力
〔注意事項〕
  接着接合時は接合後の管路内の換気を十分行うこと。接合後、管路を密閉状態にすると塗布し
 た余分な接着剤に流体が接触して流体の臭い、味に支障をきたす異臭味や、残存溶剤蒸気により
 塩ビ管に小さな亀裂(ソルベントクラックキング)が発生する恐れがある。
  特に冬期配管の場合は溶媒が蒸発しにくく、残存しやすいので注意すること。



                       -96-
10.2 ゴム輪(RR) 接合部耐水圧
  塩ビ管のゴム輪接合部は、可撓性や伸縮性があり、地中に埋設した場合、接合部に曲げや、へ
 ん平、受口部と挿し管との間に偏心が加わること、また管内の圧力も水柱分離現象等により負圧
 になる事もあり得る。このため、これ等の状態を想定した場合の接合部の耐水圧を試験する。
(1) 供 試 体
   JWWA K 127 水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管……呼び径 50, 75, 100, 150
   JWWA K 131 水道用硬質塩化ビニル管の
                          ダクタイル鋳鉄異形管……呼び径 50, 75, 100, 150
   AS 31 水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管……………呼び径 125, 200, 250, 300
   AS 35 水道用硬質塩化ビニル管の
                          ダクタイル鋳鉄異形管……呼び径 125, 200, 250, 300
  注) AS(Association Standard) 31, 35は、塩化ビニル管継手協会規格であり、日本水道協
      会の団体規格承認されたものである。
(2) 試験方法及び試験結果
  ① 水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管(呼び径50~300共通)


              表-45 水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管の各種機能試験結果

  試   験   項   目              試   験   条   件   及   び   方   法   試験結果
接合部低圧試験           低水圧0.05,0.15MPaをそれぞれ1分間保持                  異常なし
接合部水圧試験           水圧2, 4MPaをそれぞれ1分間保持                        異常なし
接合部曲げ負圧試験         接合部5°曲げ後、負圧400mmHgを1分間保持                   異常なし
接合部水圧下曲げ試験        水圧2MPaに昇圧後、接合部を5°曲げ1分間保持                   異常なし
接合部管へん平負圧試験       挿し管を5%へん平後、負圧400mmHgを1分間保持                 異常なし
接合部管へん平水圧試験       挿し管を5%へん平後、水圧0.05,0.15,2MPaを1分間保持          異常なし



  ② 水道用硬質塩化ビニル管のダクタイル鋳鉄異形管(呼び径50~300共通)


                  表-46 ダクタイル鋳鉄異形管の各種機能試験結果

  試   験   項   目              試   験   条   件   及   び   方   法   試験結果
接合部低圧試験           低水圧0.05,0.15MPaをそれぞれ1分間保持                  異常なし
接合部水圧試験           水圧2, 4MPaをそれぞれ1分間保持                        異常なし
接合部曲げ負圧試験         接合部5°曲げ後、負圧400mmHgを1分間保持                   異常なし
接合部水圧下曲げ試験        水圧2MPaに昇圧後、接合部を5°曲げ1分間保持                   異常なし
接合部管へん平負圧試験       挿し管を5%へん平後、負圧400mmHgを1分間保持                 異常なし
接合部管へん平水圧試験       挿し管を5%へん平後、水圧0.05,0.15,2MPaを1分間保持          異常なし




                                 -97-
(3) 考     察
   ①    水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管は、受口部の形状により、I形及びⅡ形の2種類がある
       が、いずれも各種性能を満足する。
   ②    接合部低圧試験は、ゴム輪リップ部の低水圧時における耐水圧性能を確認するものである
       が、漏水等の異常はない。
   ③    ゴム輪接合部の、許容曲げ角度は4°であるが、5°の曲げ角度での耐水圧試験に於いて
       も、漏水等の異常はない。
   (曲げ角度は、管を地中埋設した後に生じる地盤の不等沈下、地震等による地盤変動を        考慮
       したものであり、配管時は出来るだけ真っすぐ配管する。)
   ④    塩ビ管の埋設時の許容へん平率は、5%以下に設定しているが、接合部の挿し管を5%へ
       ん平した状態では、耐水圧試験に於いても漏水等の異常はない。
   ⑤    管と同一条件で、鋳鉄異形管についても各種耐圧性能試験を実施したが、いずれの試験に
       於いても管と同等の性能を満足する。
        以上各種耐水圧性能試験結果から、ゴム輪受口部は、水道用としての実用性がある事が確
       認出来た。
 [注意事項]
       水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管は、ゴム輪接合部での許容曲げ角度は4°であるが、施工
   後の余裕を見て、良好な地盤では片側2°、不等沈下を起こす可能性のある地盤についてはま
   っすぐに配管すること。


10.3 落 錘 衝 撃
   塩ビ管の工事中に於ける落石事故などを想定し、落錘による耐衝撃性について試験する。
(1) 供 試 管
    JIS K 6742(水道用硬質塩化ビニル管) に規定するVP150
    なお、参考迄にダクタイル鋳鉄管DIP150を用いた。
   ① 中央落錘衝撃試験
          VP    150-165mm(外径と同じ長さ)   n=6
          DIP 150-169mm(外径と同じ長さ)     n=6
   ② せん断衝撃試験
          VP    150-250mm            n=6
          DIP 150-250mm              n=6
(2) 試験方法
    試験温度は、20℃と0℃とし、20℃については、落錘衝撃試験機を設置してある恒温室内で
   供試管を2時間以上放置する。又、0℃については、0℃に調整されたアイスボックスに供試
   管を入れ、2時間以上放置する。
   ①    中央落錘衝撃試験の場合は、供試管を鋼台の上にゴムで2箇所取付け、その中央部に、重
       さ26kgfのくさび形重錘を1.5mの高さから落下させる。
   ②    せん断衝撃試験の場合は、供試管を鋼台の上に、供試管長さ250mmの内100mmが台からはみ
       出るように鉄バンドで2箇所取付け、その上に重さ26kgfのくさび形重錘を1.5mの高さから
       落下させる。




                            -98-
(3) 試験結果
                            表-47 くさび形の落錘衝撃試験結果
                                                               (日本水道協会実験による)

                                中    央       衝    撃            せ   ん   断   衝   撃
温            管       試



                     料

度

                     番



℃            種       号
                                             ×……割れ                         ×……割れ
                         落錘回数        結   果              落錘回数       結   果
                                             ○……割れず                        ○……割れず
                No.1      6回        ○                    16回   ○
         塩 ビ 管
                No.2      20回       ○                    20回   ○
          150mm
                No.3      50回       ○                    20回   ○
20
         タグタイル No.1      3回目        ×(下部)               14回目   ×(き裂上部内側)
          鋳鉄管   No.2     5回目        ×(下部)               9回目    ×(き裂上部内側)
          150mm No.3     9回目        ×(き裂下部)             10回目   ×(き裂上部内側)
                No.1     4回目        ×(下部)                10回   ○
         塩 ビ 管
                No.2     4回目        ×(上部)               20回    ○
          150mm
                No.3     6回目        ×5回目に再冷却した(上部)      20回    ○
0
         タグタイル No.1      4回目        ×(下部)               8回目    ×(き裂上部内側)
          鋳鉄管   No.2     5回目        ×(上部)               12回目   ×(き裂上部内側)
          150mm No.3     4回目        ×(下部)               9回目    ×(き裂上部内側)



(4) 考            察
     ①       中央落錘衝撃試験については、20℃の試験温度では塩ビ管は割れず、ダクタイル管はひび
         割れを生じる。
             また、0℃の試験温度では、塩ビ管, ダクタイル管共に落錘回数4~6回でひび割れを生
         じる。
     ②       せん断衝撃試験については、0℃, 20℃の試験温度共塩ビ管は割れず、ダクタイル管はひ
         び割れを生じる。
     ③       中央落錘衝撃試験とせん断衝撃試験とを比較すると、同一落錘条件(重錘の重さと高さが
         同一) では中央落錘衝撃の方が割れやすい。
     ④       塩ビ管は、落錘衝撃ではダクタイル鋳鉄管と比較して同等又は、それ以上の強度がある事
         が判った。
     ⑤       塩ビは低温になると原子又は、分子間格子の熱振動は小さくなり、強度は上昇するが、伸
         びが小さくなって脆性を示す。


〔注意事項〕
 塩ビ管は、ノッチ効果が金属と比べ著しいので、傷などをつけないよう取扱いに注意する必要が
ある。




                                                 -99-
10.4 耐 候 性
  水道用硬質塩化ビニル管は、通常地中に埋設して使用するが、給水管等に於ては、屋内外に於
 て露出状態で使用される場合がある。このため、長時間屋外暴露した塩ビ管の引張強さ、へん平
 強さ、破壊水圧等についての経時的変化について試験する。
  なお、比較のため、同時に地中埋設した管の経時変化についても試験する。
(1) 供 試 管
    JIS K 6742(水道用硬質塩化ビニル管) に規定するVP13
(2) 供試管の暴露方法及び場所
  ① 屋外に直接暴露
  ②    旭川市(北海道), 銚子市(千葉県),    那覇市(沖縄県),   また、銚子市に於ては、地下
      1mに地表面と平行して供試管を埋める。
(3) 試験方法
      試験個数はいずれも3個とし、暴露前の供試管並びに各水準の暴露水準 (0.5, 1, 2, 3,
  4.5年) の暴露終了時に供試片を切り取って試験を行う。
    また、暴露しない供試管についても暴露水準に合わせ試験を行う。
  ① 引張強さ        ………JIS K 6742による。
  ②    引張の仕事量   ………引張強さの試験の際、応力-歪曲線から供試片の破断時の仕事量を
                   求める。
  ③ 水 圧         ………JIS K 6742に準じ管の破壊時の水圧を測定する。
  ④    へん平      ………JIS K 6742による。また、供試体の暴露面の頂点より45°
                   傾け、平行板にはさんで外径の 1/2になる迄圧縮し、その時の荷重
                   を測定する。
  ⑤ 硬 さ         ………JIS K 7215に規定するデュローメーター硬さを測定する。




                            -100-
(4) 試験結果
                                       表-48 暴露後の各種物性試験結果

                  場所
            測定                     旭      川                          銚      子                          那      覇                  埋 設
            部 位
    暴   測
      露    定
                               表              裏                表                裏                表                裏
        期    値
測定項目     間             数 値 率(%) 数 値 率(%) 数 値 率(%) 数 値 率(%) 数 値 率(%) 数 値 率(%) 数 値 率(%)
           (年)

                初期値     56.19      100    56.19     100    56.19     100    56.19     100    56.19     100    56.19     100    56.19   100

                 0.5    54.25       97    53.76      96    55.44      99    53.91      96    55.41     99     54.59      97    53.89    96

引 張 強 さ          1      55.71       99    55.22     98     56.45     101    55.59     99     55.12     98     55.65     99     55.83    99
    (MPa)        2      55.33       99    54.19     96     54.15     96     53.69     96     53.39     95     53.20     95     52.21    93

                 3      55.51       99    55.63     99     56.22     100    56.92     101    54.96     98     57.63     103    54.95    98

                 4.5    57.30      102    58.19     104    58.00     103    58.31     104    58.49     104    58.74     105    56.66   101

                初期値 1537.8         100   1537.8     100   1537.8     100   1537.8     100   1537.8     100   1537.8     100   1537.8   100

                 0.5   1461.9       95   1484.1      97   1387.6      90   1372.0      89   1355.2      88   1329.7      87   1434.6    93

引張の仕事量           1     1461.9       95   1484.1      97   1387.6      90   1372.0      89   1355.2      88   1329.7      87   1434.6    93
  (kN/m2・m)      2     1273.7       83   1270.9      83    855.8      56   1289.5      84   1137.8      74   1001.6      65   1135.5    74

                 3     1428.6       93   1440.8      94    858.2      56   1820.2     118   1197.3      78   1057.2      69   1499.6    98

                 4.5   1309.8       85   1335.6      87   1220.6      79   1369.6      89   1166.2      76    656.8      43   1996.2   130

                                 度 算               度 算               度 算
                       数 値 率(%) 温 換 率(%) 数 値 率(%) 温 換 率(%) 数 値 率(%) 温 換 率(%) 数 値 率(%)
                初期値
                       18.31       100   18.31      100   18.31      100   18.31      100   18.31      100   18.31      100   18.31    100

                 0.5   20.10       110   17.90       98   19.71      108   17.50       96   20.20      110   18.00       98   19.81    108
水           圧
                 1     17.92        98   18.34      100   17.85       97   18.27      100   18.14      99    18.35      100   17.95     98
    (MPa)
                 2     18.63       102   18.21       99   18.11       99   18.32      100   18.47      101   18.04       99   18.63    102

                 3     18.44       101   17.18       94   18.51      101   17.25       94   18.27      100   17.22       94   18.44    101

                 4.5   21.87       111   19.13      104   22.33      122   19.59      107   22.46      127   19.72      108   22.49    123

                初期値        3383               100             3383              100             3383              100          3383    100

                 0.5       3315               98              3563              105             3484              103          3560    105

ヘ    ん      平    1         3445               102             3792              112             3704              109          3533    104
     (N)         2         3822               113             3739              111             3684              109          3687    109

                 3         3478               103             3432              101             3327              98           3749    111

                 4.5       3874               114             3687              109             3582              106          4050    120

                初期値     81.5       100    81.5      100    81.5      100    81.5      100    81.5      100    81.5      100    81.5    100

                 0.5    85.3       105    84.7      104    84.7      104    84.0      103    85.7      105    84.3      103    84.0    103

硬           さ    1      84.7       104    85.3      105    85.0      104    84.3      103    86.0      106    84.7      104    83.0    103
 (HD、D)          2      86.3       106    84.6      104    86.7      106    85.0      104    86.3      106    86.0      106    84.7    104

                 3      88.7       109    86.7      106    89.0      109    87.7      108    88.7      109    86.0      106    86.7    106

                 4.5    87.0       107    87.0      107    88.3      108    86.0      106    87.0      107    84.0      103    85.9    105




                                                               -101-
(5) 考 察
  ①    引張強さの暴露後、4.5年でやや増加する傾向にあり、埋設を含め暴露面と非暴露面共に
      暴露地による差はない。
  ②    引張の仕事量は、暴露の経過年数により漸減する傾向にあるが、埋設したものは殆んど低
      下していない。
  ③    水圧破壊値は、初期値の水温(24℃) に比べ経年品の測定水温は低目であるが、温度換算
      しても破壊水圧の低下はない。
   なお、埋設を含め暴露地による差はない。
  ④    へん平については、経年と共に荷重が増加するが、暴露面, 非暴露面共外径の 1/2へん平
      時にひび割れを発生するものがある。
       暴露面, 非暴露面共、旭川, 銚子のものと比べ、那覇のもののひび割れが深いが、しかし
      埋設したものは、ひび割れを生じない。
  ⑤    硬度については、経年と共に増加する傾向があるが、暴露後2~3年で安定状態になると
      思われる。また、暴露面, 非暴露面共、暴露地による差はない。
  ⑥    塩ビ管は、長時間屋外暴露すると表面が白化し、引張強さや硬度が増加するが、逆に伸び
      率等が低下する傾向があるが埋設した場合は、余り変化しない。


〔注意事項〕
  屋外露出配管では、直射日光による管の劣化を防ぐために、防護カバーをつけるなど、外部打
 撃が加わらないような処置をすること。




                          -102-
10.5 凍     結
   水道用硬質塩化ビニル管を寒冷地で(雰囲気温度-10℃) で使用した場合を想定して、凍結破
 壊の有無、凍結時の状態、繰り返し凍結後の引張長さ、限界水圧について試験する。
(1) 供試体
    JIS K 6742(水道用硬質塩化ビニル管) に規定するVP13, VP20, VP25の3サ
   イズ
(2) 供試体の形状寸法




                      図-24 凍結試験の配管図


(3) 試験方法
   ① 繰り返し凍結試験
         供試体を-10±3℃に調整した低温室に入れ7時間静置後、供試体を取り出し、17時間室
    温に放置し自然解氷する。これを1サイクルとして6回繰り返し、供試管の外観の変化を目
    視で観察する。なお、凍結前の水圧は0(満水) と0.6MPaの水準について行う。
   ② 引張試験
         上記6サイクルの繰り返し凍結試験をした供試体からJIS K 6742に規定するダン
    ベルを切り出し引張り強さを求める。
   ③ 水圧限界試験
         上記6サイクルの繰り返し凍結をした供試体に水圧1.75MPa×1分→3.5MPa×1分を加え
    た後、さらに水圧を加え、供試体が破壊した時の限界水圧を求める。




                           -103-
             (4) 試験結果
               ① 外観変化

                        記号   状 況
                        ○    異常なし
                        □    表面白化                              表-49 凍結試験、6サイクル試験結<外観変化>
                        △    白化膨張
                        ×    割   れ

                        経過   1サイクル      11/25      2サイクル       11/26         3サイクル       11/30      4サイクル     12/1      5サイクル        12/2      6サイクル        12/3
           負荷 呼び径              冷却開始 冷却開始 冷却開始 解 氷 後 冷却開始 冷却開始 冷却開始 解 氷 後 冷却開始 冷却開始 冷却開始 解 氷 後 冷却開始 冷却開始 冷却開始 解 氷 後 冷却開始 冷却開始 冷却開始 解 氷 後 冷却開始 冷却開始 冷却開始 解 氷 後
           水圧             供試
                  2
        条件 (kgf/cm ) (mm) 体No. 2時間後 4時間後 6時間後 14℃~5℃ 2時間後 4時間後 6時間後 16℃~10℃ 2時間後 4時間後 6時間後 15℃~9℃ 2時間後 4時間後 6時間後 15℃~7℃ 2時間後 4時間後 6時間後 16℃~8℃ 2時間後 4時間後 6時間後 15℃~12℃
                        1    〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       〇      〇   〇      〇    〇      〇   〇   〇       〇   〇    〇     〇     □                      □
                   13   2    〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       〇      〇   〇      〇    〇      〇   〇   〇       〇   〇    〇     〇     〇     〇    〇     〇     〇
                        3    〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       〇      〇   〇      〇    〇      〇   〇   〇       〇   〇    〇     〇     〇     〇    〇     〇     〇
                                                                          上部サドルの下側
               0        4    〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       □          △                                      △                                       △
         裸         20                                                                            上部サドルの下側
                        5    〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       〇      〇   〇      〇    □          △               △                                       △
                                                                                                                                  上下部サドルの下側




-104-
                        6    〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       〇      〇   〇      〇    〇      〇   〇   〇       〇   〇    □                 △                △
                   25                                                                                                             上下部サドルの下側
                        7    〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       〇      〇   〇      〇    〇      〇   〇   〇       〇   〇    □                 △                △
                                                                       下部サドルの上側
         配              8    〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       □          △                                      × 白化膨張部より割れ
                                                           上部サドルの下側
                        9    〇    〇    〇     〇     〇    □             △          ×      白化膨張部より割れ
                                                                       上部サドルの上側
                        10   〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       □          △                                      × 白化膨張部より割れ
                   13                                                  上部サドルの下側
                        11   〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       □          △                  ×   白化膨張部より割れ
         管                                                        解氷時
                        12   〇    〇    〇     〇     〇    〇     ×   エルボン抜け
                                 上部サドル
                        13   ×   部分より割れ(寸法測定中)
               6                     上部サドルの下側
                        14   〇    □                △                         ×   白化膨張部より割れ
                                      上部サドルの下側
                   20   15   〇    □                △                             ×     白化膨張部より割れ
        -10℃
                        16   〇    ×
                                                上部サドルの下側
                        17   〇    〇    〇     □          △                        ×     白化膨張部より割れ
                                                                                     下部サドルの上側
                   25   18   〇    〇    〇     〇     〇    〇     〇       〇      〇   □           △                               × 白化膨張部より割れ
                        19   〇    〇    ×    標線内割れ
  ② 引張試験
               表-50 6サイクル繰り返し凍結品の引張試験結果
                                              (単位:MPa)
        負荷水圧    呼び径     6サイクル繰り返し凍結品         ブランク品
                 13          57.4              58.3
    満        水   20          55.2              56.7
                 25          58.1              59.7
      0.6MPa     13          57.0              58.3
   注 1. 引張強さは、15℃換算値である。
     2. 6サイクル繰り返し凍結品の呼び径13はn=3, 呼び径20.25 はn=2の平均値
         また、ブランク品はn=3の平均値を示す。
     3. 0.6MPaの凍結品については、2サイクル繰り返し凍結後、解氷時にエルボが抜けたもので
         参考迄に示す。また、水圧限界試験も同様である。



  ③ 水圧限界試験
               表-51 6サイクル繰り返し凍結品の水圧試験結果
                                             (単位:MPa)
        負荷水圧    呼び径         6サイクル繰り返し凍結品     ブランク品
                 13              20.6          20.9
    満        水   20              15.8          15.5
                 25              15.4         15.6
      0.6MPa     13              20.2          20.9
   注 1. 試験時の水温は、20.5℃である。
     2. 6サイクル凍結品の呼び径13はn=3, 呼び径20.25 はn=2の平均値を、
         またブランク品はn=2の平均値を示す。
     3. 1.7MPa×1分及び3.4MPaの加圧時では、いずれも異常なし。
     4. 破壊時の供試体の状態は、いずれも白化割れである。



(5) 考     察
  ①     繰り返し凍結試験に於いて、凍結前に内圧が0(満水) の場合と0.6MPa加圧の場合との
      間では、明らかに凍結に至る時間に差がある。
  ②     6サイクル繰り返し凍結後の供試片の引張り強さとブランクのもの(繰り返し凍結しな
      いもの) との間には、殆んど差は認められない。
  ③     6サイクル繰り返し凍結後の供試体の限界水圧と、ブランクのものとの間にも殆んど差
      は認められない。
  ④ 凍結割れについては、管の物性変化ではなく、凍結による膨張に起因するものである。


〔注意事項〕
  凍結割れを防止するには、管内の水を抜くか管を防寒防護する等の対策が必要である。




                          -105-
 参考資料

1.建築基準法関係条項



建築基準施行令(昭和25年政令第338号以下「令」という)

第129条の2の5
「建築物に設ける給水、排水その他の管の配管設備の設置及び構造は第129条の2の5第1項第7号イか
                     (1~6号省略)
らハまでのいずれかに適合するものとすること。
 7    給水管・配電管その他の管が、第112条第15項の準耐火構造の防火区画、第113条第1項の防
     火壁、第114条第1項の界壁、同条第2項の間仕切壁若しくは第4項の隔壁(以下この号において
               」
     「防火区画等という。)を貫通する場合においてはこれら管の構造は、次のイからハまでのい
     ずれかに適合すること。ただし、第115条の2の2第1項第1号に掲げる基準に適合する準耐火構
     造の床若しくは壁又は特定防火設備で建築物の他の部分と区画されたパイプシャフト、パイプ
     ダクトその他これらに類するものの中にある部分については、この限りではない。
     イ 給水管、配電管その他の管の貫通する部分及び当該貫通部分からそれぞれ両側に1m以内
      の距離にある部分を不燃材料で造ること。
     ロ 給水管、配電管その他の管の外径が、当該管の用途、材質その他の事項応じて国土交通大
      臣が定める数値未満であること。
     ハ 防火区画等を貫通する管に通常の火災による加熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間
      (第112条第1項から第4項まで、同条第5項(同条第6項の規定により床面積の合計200m2   以
      内ごとに区画する場合又は同条第7項の規定により床面積の合計500m2以内ごとに区画する
      場合に限る。、同条8項(同条第6項の規定により床面積の合計200m2以内ごとに区画する場
           )
      合又は同条第7項の規定により床面積の合計500m2以内ごとに区画する場合に限る。
                                             )
      若しくは同条第13項の規定による準耐火構造の床若しくは壁又は第113条第1項の防火壁に
      あっては1時間、第114条第1項の界壁、同条第2項の間仕切壁又は同条第3項若しくは第4項の
      隔壁にあっては45分間)防火区画等の加熱側の反対側に火炎を出す原因となる亀裂その他の
      損傷を生じないものとして、国土交通大臣の認定を受けたものであること。


     建設省告示第1422号(平成12年5月31日)
改正 建設省告示第2465号(平成12年12月26日)


      建設基準法施行令(昭和25年政令第338号)第129条の2の5第1項第7号ロの規定に基づき、準
     耐火構造の防火区画等を貫通する給水管、配電管その他の管の外径を次のように定める。



                                          平成12年12月26日

                                           国 土 交 通 大 臣




                          -106-
 別表1
                                                 給水管等の外径
                                          給水管等が貫通する
給水管等
         覆いの有無      材   質      肉      厚   床、壁、柱又ははり等の構造区分
の 用 途
                                                30分   1時間          2時間
                                          防火構造
                                               耐火構造 耐火構造          耐火構造
                              5.5mm以上      90mm    90mm    90mm   90mm
                  難燃材料又は硬質
給 水 管
                  塩化ビニル
                              6.6mm以上     115mm   115mm   115mm    90mm
                  難燃材料又は硬質
配 電 管                         5.5mm以上      90mm    90mm    90mm    90mm
                  塩化ビニル
                              4.1mm以上      61mm    61mm    61mm   61mm
                  難燃材料又は硬質
        覆いのない場合               5.5mm以上      90mm    90mm    90mm    61mm
                  塩化ビニル
排水管及
                              6.6mm以上     115mm   115mm    90mm    61mm
び排水管
に付属す
                              5.5mm以上      90mm    90mm    90mm   90mm
る 通 気 管 厚さ0.5mm以上の
                   難燃材料又は硬質
        鉄板で覆われてい              6.6mm以上     115mm   115mm   115mm   90mm
                   塩化ビニル
        る場合
                              7.0mm以上     141mm   141mm   115mm    90mm

1.この表において、30分耐火構造、1時間耐火構造及び2時間耐火構造とは通常の火災時の加熱にそれぞれ30
  分、1時間及び2時間耐える性能を有する構造をいう。
2.給水管等が貫通する令第112条第10項ただし書の場合における同項ただし書のひさし、床、そで壁その他これ
  らに類するものは、30分耐火構造とみなす。
3.内部に電線等を挿入していない予備配線にあっては、当該管の先端を密閉してあること。

備考:肉厚の欄の数値は、その右に記載されている外径の欄の中で最大外径に対応する肉厚で示されている。
   従って、最大外径以下の外径の硬質塩化ビニル管を使用する場合の肉厚は、JIS K 6741に規定されている肉厚
   を使用する。




                              -107-
2.厚生労働省令関係
Ⅰ.水質に関する厚生省令について
   平成15年5月30日 厚生省令第69号は廃止され、厚生労働省例第101号で水質基準に関する省令
 は全面的な改正が実施された。
   これに伴い、平成16年1月26日に、水道施設の技術的基準を定める省令(平成12年厚生省令第
 15号)は厚生労働省令第5号で、また給水装置の構造及び材質の基準に関する省令(平成9年厚
 生省令第14号)は厚生労働省令第6号で一部改正が行われた。
   別表2に水質基準に関する省令、水道施設の技術的基準を定める省令、給水装置の構造及び
 材質の基準に関する省令に定められている、資機材の浸出基準を示す。
Ⅱ.耐震に関する厚生省令
   水道施設の技術的基準を定める省令の一部改正する省令    (平成20年厚生労働省令第60号)が、
 平成20年3月28日に公布され、平成20年10月1日から施行されることとなった。
 1.改正の趣旨
   水道施設の備えるべき耐震性能をより明確なものとし、     水道施設の更新の際に適切な耐震性
  能を有する水道施設の整備が図られるよう省令の改正が行われた。
 2.改正の概要
   地震被害が水道施設としての本来の機能に与える影響及び地震被害が水道施設以外に与え
  る二次的影響の視点から水道施設をその重要度に応じて2 つに区分し、それぞれに備えるべき
  耐震性能の要件が明確化された。
 3.改正の内容
   水道施設の技術的基準を定める省令の一部改正する省令
  (平成20年厚生労働省令第60号)  (一般事項)
   第1条 水道施設は、次に掲げる要件を備えるものでなければならない。
   1~6 (略)
   7 施設の重要度に応じて、地震力に対して次に掲げる要件を備えなえるものであるととも
    に、地震力により生じる液状化、測方流動等によって生じる影響に配慮されたものである
    こと。
    イ 次に掲げる施設については、レベル1地震動(当該施設の設置地点において発生するも
      のと想定される地震動のうち、   当該施設の供用期間中に発生する可能性の高いものをい
      う。以下同じ)に対して、当該施設の健全な機能を損なわず、かつ、レベル2地震動(当
      該施設の設置地点において発生するものと想定される地震動のうち、     最大規模の強さを
      有するものをいう。  )に対して、生ずる損傷が軽微であって、当該施設の機能に重大な
      影響を及ぼさないこと。
     (1)取水施設,貯水施設,導水施設,浄水施設及び送水施設
     (2)配水施設のうち、破損した場合に重大な二次災害を生じるおそれが高いもの
     (3)配水施設のうち、  (2)の施設以外の施設であって、次に掲げるもの
      (ⅰ)配水本管(配水管のうち、給水管分岐のないものをいう。以下同じ。     )
      (ⅱ)配水本管に接続するポンプ場
      (ⅲ)配水本管に接続する配水池等(配水池及び配水のために容量を調節する設備をい
          う。以下同じ。 )
      (ⅳ)配水本管を有しない水道における最大容量を有する配水池等
    ロ イに掲げる施設以外の施設は、レベル1地震動に対して、生ずる損傷は軽微であって、
      当該施設の機能に重大な影響を及ぼさないこと。
   以下 省略
 4.塩ビ管の選定
   塩ビ管の選定に当たっては、2.塩ビ管路の耐震対策(P.49)を参照下さい。




                       -108-
    別表2 浸出基準比較表
                                     水道施設の      給水装置の構造
     事     項          水質基準                                           注
                                     技術的基準      及び材質の基準
一般菌類                      100以下         -              -      1の検水で形成される集落数
大腸菌                 検出されないこと            -              -
カドミウム及びその化合物           0.01㎎/L以下   0.001㎎/L以下    0.01㎎/L以下    カドミウムの量に関して
水銀及びその化合物            0.0005㎎/L以下 0.00005㎎/L以下   0.0005㎎/L以下   水銀の量に関して
セレン及びその化合物             0.01㎎/L以下   0.001㎎/L以下    0.01㎎/L以下    セレンの量に関して
鉛及びその化合物               0.01㎎/L以下   0.001㎎/L以下    0.01㎎/L以下    鉛の量に関して
ヒ素及びその化合物             0.01㎎/L以下   0.001㎎/L以下     0.01㎎/L以下    ヒ素の量に関して
六価クロム化合物               0.05㎎/L以下   0.005㎎/L以下    0.05㎎/L以下    六価クロムの量に関して
シアン化物イオン及び塩化シアン        0.01㎎/L以下   0.001㎎/L以下    0.01㎎/L以下    シアンの量に関して
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素           10㎎/L以下     1.0㎎/L以下       10㎎/L以下
フッ素及びその化合物              0.8㎎/L以下    0.08㎎/L以下     0.8㎎/L以下    フッ素の量に関して
ホウ素及びその化合物              1.0㎎/L以下    0.01㎎/L以下     1.0㎎/L以下    ホウ素の量に関して
四塩化炭素                0.002㎎/L以下   0.0002㎎/L以下    0.002㎎/L以下
1,4-ジオキサン             0.05㎎/L以下    0.005㎎/L以下    0.05㎎/L以下
1,2-ジクロロエタン                  -    0.0004㎎/L以下    0.004㎎/L以下
1,1-ジクロロエチレン          0.02㎎/L以下    0.002㎎/L以下    0.02㎎/L以下
シス-1,2-ジクロロエチレン       0.04㎎/L以下    0.004㎎/L以下    0.04㎎/L以下
ジクロロメタン                0.02㎎/L以下   0.002㎎/L以下     0.02㎎/L以下
テトラクロロエチレン             0.01㎎/L以下  0.001㎎/L以下     0.01㎎/L以下
1,1,2-トリクロロエタン               -    0.0006㎎/L以下    0.006㎎/L以下
トリクロロエチレン             0.03㎎/L以下    0.003㎎/L以下    0.03㎎/L以下
ベンゼン                  0.01㎎/L以下   0.001㎎/L以下     0.01㎎/L以下
クロロ酢酸                 0.02㎎/L以下         -              -
クロロホルム                0.06㎎/L以下         -              -
ジクロロ酢酸                0.04㎎/L以下         -              -
ジブロモクロロメタン             0.1㎎/L以下         -              -
臭素酸                   0.01㎎/L以下         -              -
総トリハロメタン               0.1㎎/L以下         -              -
トリクロロ酢酸                0.2㎎/L以下         -              -
ブロモジクロロメタン             0.03㎎/L以下        -              -
ブロモホルム                0.09㎎/L以下         -              -
ホルムアルデヒド              0.08㎎/L以下   0.008㎎/L以下     0.08㎎/L以下
亜鉛及びその化合物              1.0㎎/L以下     0.1㎎/L以下       1.0㎎/L以下   亜鉛の量に関して
アルミニウム及びその化合物           0.2㎎/L以下    0.02㎎/L以下     0.2㎎/L以下    アルミニウムの量に関して
鉄及びその化合物                0.3㎎/L以下    0.03㎎/L以下     0.3㎎/L以下    鉄の量に関して
銅及びその化合物               1.0㎎/L以下     0.1㎎/L以下      1.0㎎/L以下    銅の量に関して
ナトリウム及びその化合物           200㎎/L以下      20㎎/L以下       200㎎/L以下   ナトリウムの量に関して
マンガン及びその化合物            0.05㎎/L以下   0.005㎎/L以下    0.05㎎/L以下    マンガンの量に関して
塩化物イオン                 200㎎/L以下      20㎎/L以下      200㎎/L以下
カルシウム、マグネシウム等(硬度)      300㎎/L以下         -              -
蒸発残留物                  500㎎/L以下      50㎎/L以下      500㎎/L以下
陰イオン界面活性剤              0.2㎎/L以下    0.02㎎/L以下       0.2㎎/L以下
ジェオスミン              0.00001㎎/L以下        -              -
2-メチルイソボルネオール       0.00001㎎/L以下        -              -
非イオン界面活性剤             0.02㎎/L以下    0.005㎎/L以下    0.02㎎/L以下
フェノール類                0.005㎎/L以下  0.0005㎎/L以下   0.005㎎/L以下    フェノールの量に換算して
有機物(全有機炭素(TOC)の量)        5㎎/L以下     0.5㎎/L以下        5㎎/L以下    平成17年4月1日から適用する。
ph値                  5.8以上8.6以下         -              -
味                    異常でないこと 異常でないこと            異常でないこと
臭気                   異常でないこと 異常でないこと            異常でないこと
色度                        5度以下       0.5度以下          5度以下
濁度                        2度以下       0.2度以下          2度以下
エピクロロヒドリン                    -     0.01㎎/L以下     0.01㎎/L以下
アミン類                         -     0.01㎎/L以下     0.01㎎/L以下    トリエチレンテトラミンとして
2,4-トルエンジアミン                 -     0.002㎎/L以下    0.002㎎/L以下
2,6-トルエンジアミン                 -     0.001㎎/L以下    0.001㎎/L以下
酢酸ビニル                        -     0.01㎎/L以下     0.01㎎/L以下
スチレン                        -     0.002㎎/L以下     0.002㎎/L以下
1,2-ブタジエン                    -    0.001㎎/L以下     0.001㎎/L以下
1,3-ブタジエン                    -    0.001㎎/L以下     0.001㎎/L以下
N,N-ジメチルアニリン                 -     0.01㎎/L以下           -
注:浸出基準は平成16年1月26日の省令に基づくものであり、常に最新の基準が適用される。




                                -109-
Ⅱ.厚生省令関連の浸出試験について
   今回、所管する資機材の浸出試験を、厚生大臣が定める資機材等の材質に関する試験(平成
  12年厚生省告示第45号)に基づき、実施しました。


 (1) 浸出試験方法の概要
    試験方法は、平成12年厚生省告示第45号(資機材等の材質に関する試験)により、器具試
   験・部品試験又は材料試験のいずれかによって行う。供試資機材(試験に供される資機材)
   又は供試資機材から作成した供試片に洗浄及びコンディショニングを施し、器具試験では供
   試資機材の内部に表1の通り調整した浸出用液を満たし、部品試験又は材料試験では同じく
   浸出用液に供試片を浸せきし、所定の時間静置して空試験の浸出液を採取する。平成12年度
   厚生省令第15号別表第2に定められた事項について、浸出液の分析を行い、器具試験・部品
   試験又は材料試験の分析値と空試験の分析値との当該資機材の分析値とする。

                     表1 浸出用液の調製

             pH値                 7.0±0.1
             硬度       mg/L        45±5
             アルカリ度    mg/L        35±5
             残留塩素     mg/L       1.0±0.2

 (2) 浸出試験に用いた資機材
  ・水道用硬質塩化ビニル管(器具試験)
    JIS K 6742に規定する硬質塩化ビニル管、耐衝撃性硬質塩化ビニル管の供試資機材は、呼
   び径40の管を所定長さに切り取ったものとする。
  ・ダクタイル鋳鉄異形管(器具試験)
    JWWA K 131に規定する水道用硬質塩化ビニル管のダクタイル鋳鉄管の供試資機材は、呼び
   径50のダクタイル鋳鉄管の内面にJWWA G 112に規定する塗装を施したものとする。
  ・ゴム輪(部品試験又は材料試験)
    JWWA K 127~JWWA K 131に用いるゴム輪の供試片は、適宜加工したものとする。
  ・接着剤(部品試験又は材料試験)
    接着剤の浸出試験については、日本水道協会        JWWA S 101:2006(水道用硬質塩化ビニル
   管の接着剤)の「解説表 1-水道用硬質塩化ビニル管用接着剤の省令評価項目分析結果例」
   を参照のこと。




                        -110-
(3)     浸出試験結果
       浸出試験条件及び結果は表2及び付表-1~付表-3による。


                                  表2 浸出試験条件

             資 機 材                                     試    験   結   果
                                         摘       要
             (規 格)                                   適用付表           記   号
                                 呼び径40                              検体1)
       水道用硬質塩化ビニル管
                                 呼び径40                -1            検体2)
         (JIS K 6742)
                                 呼び径40,耐衝撃性                         検体3)
        ダクタイル鋳鉄異形管
                                 呼び径50                -2            検体1)
          (JWWA K 131)
                                                                    検体1)
                ゴム輪
                                             -        -3            検体2)
     (JWWA   K127~JWWA K 131用)
                                                                    検体3)


備考    各資機材共通の試験条件は次のとおりである。
 ①    試験温度:23℃±2℃(告示による。)
 ②    洗浄:水道水で1時間洗い、その後精製水で3回洗う。      )
                               (告示による。
 ③    コンディショニング:浸出用液で3回洗う。
 ④    浸出時間:16hr又は24hr(告示は16hrである。)
 ⑤    部品試験又は材料試験(ゴム輪)の浸出液の調製における接触面積比は15cm2/ℓとする。(告示による。)


(4)     結 論
       平成12年厚生省令第15号に定める導水・送水・配水施設に使用される管の最小口径を呼び
      径40と想定した。浸出試験結果より、水道用硬質塩化ビニル管・附属品は、厚生省令第1条第
      17号ハに定める浸出性の基準に適合することを確認した。




                                         -111-
             付表-1 浸出試験結果(水道用硬質塩化ビニル管 呼び径40)
                                              浸   出   試   験   結   果
   事           項      基      準                                                 検出限界
                                      検体1)           検体2)            検体3)
カドミウム              0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
水銀                 0.00005mg/L以下   検出せず           検出せず            検出せず       0.00005mg/L
セレン                0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
鉛                  0.005mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.005mg/L
ヒ素                 0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
六価クロム              0.005mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.005mg/L
シアン                0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 1.0mg/L以下            検出せず           検出せず            検出せず       0.2mg/L
フッ素                0.08mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.05mg/L
ホウ素                0.1mg/L以下       検出せず           検出せず            検出せず       0.02mg/L
四塩化炭素              0.0002mg/L以下    検出せず           検出せず            検出せず       0.0002mg/L
1,4-ジオキサン          0.005mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
1,2-ジクロロエタン        0.0004mg/L 以下   検出せず           検出せず            検出せず       0.0002mg/L
1,1-ジクロロエチレン       0.002mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
ジクロロメタン            0.002mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
シス-1,2-ジクロロエチレン 0.004mg/L以下        検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
テトラクロロエチレン         0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
1,1,2-トリクロロエタン     0.0006mg/L以下    検出せず           検出せず            検出せず       0.0005mg/L
トリクロロエチレン          0.003mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
ベンゼン               0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
ホルムアルデヒド           0.008mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.003mg/L
アルミニウム             0.02mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.005mg/L
亜鉛                 0.1mg/L以下       検出せず           0.015mg/L       検出せず       0.005mg/L
鉄                  0.03mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.03mg/L
銅                  0.1mg/L以下       検出せず           検出せず            検出せず       0.01mg/L
ナトリウム              20mg/L以下        0.2mg/L        検出せず            検出せず       0.1mg/L
マンガン               0.005mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.005mg/L
塩素イオン              20mg/L以下        検出せず           検出せず            検出せず       5mg/L
蒸発残留物              50mg/L以下        10mg/L以下       10mg/L以下        10mg/L以下   ****
陰イオン界面活性剤          0.02mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.02mg/L
非イオン界面活性剤          0.005mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.005mg/L
フェノール類             0.0005mg/L以下    検出せず           検出せず            検出せず       0.0005mg/L
有機物  (全有機炭素(TOC)の量)0.5 mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.05mg/L
味                  異常でないこと         異常なし           異常なし            異常なし       ****
臭気                 異常でないこと         異常なし           異常なし            異常なし       ****
色度                 0.5度以下          0.5度以下         0.5度以下          0.5度以下     ****
濁度                 0.2度以下          0.05度以下        0.05度以下         0.05度以下    ****
エピクロロヒドリン          0.01mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.01mg/L
アミン酸               0.01mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.01mg/L
2,4-トルエンジアミン       0.002mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.002mg/L
2,6-トルエンジアミン       0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
ホルムアルデヒド           0.008mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.008mg/L
酢酸ビニル              0.01mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.01mg/L
スチレン               0.002mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.002mg/L
1,2-ブタジエン          0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
1,3-ブタジエン          0.001mg/L以下     検出せず           検出せず            検出せず       0.001mg/L
N,N-ジメチルアニリン       0.01mg/L以下      検出せず           検出せず            検出せず       0.01mg/L
注:浸出基準は平成16年1月26日の省令に基づくものであり、常に最新の基準が適用される。




                                    -112-
              付表-2 浸出試験結果(ダクタイル鋳鉄異形管 呼び径50)
                                                浸   出   試   験   結   果
   事           項      基       準                                                  検出限界
                                      検体1)              検体2)            検体3)
カドミウム               0.001mg/L以下     検出せず            -               -          0.001mg/L
水銀                  0.00005mg/L以下   検出せず            -               -          0.00005mg/L
セレン                 0.001mg/L以下     検出せず            -               -          0.001mg/L
鉛                   0.005mg/L以下     検出せず            -               -          0.005mg/L
ヒ素                  0.001mg/L以下     検出せず            -               -          0.001mg/L
六価クロム               0.005mg/L以下     検出せず            -               -          0.005mg/L
シアン                 0.001mg/L以下     検出せず            -               -          0.001mg/L
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素       1.0mg/L以下       検出せず            -               -          0.2mg/L
フッ素                 0.08mg/L以下      検出せず            -               -          0.05mg/L
ホウ素                 0.1mg/L以下       検出せず            -               -          0.02mg/L
四塩化炭素               0.0002mg/L以下    検出せず            -               -          0.0002mg/L
1,4-ジオキサン           0.005mg/L以下     検出せず            -               -          0.001mg/L
1,2-ジクロロエタン         0.0004mg/L以下    検出せず            -               -          0.0002mg/L
1,1-ジクロロエチレン        0.002mg/L以下     検出せず            -               -          0.001mg/L
ジクロロメタン             0.002mg/L以下     検出せず            -               -          0.001mg/L
シス-1,2-ジクロロエチレン     0.004mg/L以下     検出せず            -               -          0.001mg/L
テトラクロロエチレン         0.001mg/L以下      検出せず            -               -          0.001mg/L
1,1,2-トリクロロエタン     0.0006mg/L以下     検出せず            -               -          0.0005mg/L
トリクロロエチレン          0.003mg/L以下      検出せず            -               -          0.001mg/L
ベンゼン               0.001mg/L以下      検出せず            -               -          0.001mg/L
ホルムアルデヒド           0.008mg/L以下      検出せず            -               -          0.003mg/L
アルミニウム             0.02mg/L以下       検出せず            -               -          0.005mg/L
亜鉛                 0.1mg/L以下        0.023mg/L       -               -          0.005mg/L
鉄                  0.03mg/L以下       検出せず            -               -          0.03mg/L
銅                  0.1mg/L以下        検出せず            -               -          0.01mg/L
ナトリウム              20mg/L以下         検出せず            -               -          0.1mg/L
マンガン               0.005mg/L以下      検出せず            -               -          0.005mg/L
塩素イオン              20mg/L以下         検出せず            -               -          5mg/L
蒸発残留物              50mg/L以下         10mg/L以下        -               -          ****
陰イオン界面活性剤          0.02mg/L以下       検出せず            -               -          0.02mg/L
非イオン界面活性剤          0.005mg/L以下      検出せず            -               -          0.005mg/L
フェノール類             0.0005mg/L以下     検出せず            -               -          0.0005mg/L
有機物  (全有機炭素(TOC)の量)0.5mg/L以下        検出せず            -               -          0.05mg/L
味                  異常でないこと          異常なし            -               -          ****
臭気                 異常でないこと          異常なし            -               -          ****
色度                 0.5度以下           0.5度以下          -               -          ****
濁度                 0.2度以下           0.05度以下         -               -          ****
エピクロロヒドリン          0.01mg/L以下       検出せず            -               -          0.01mg/L
アミン酸               0.01mg/L以下       検出せず            -               -          0.01mg/L
2,4-トルエンジアミン       0.002mg/L以下      検出せず            -               -          0.002mg/L
2,6-トルエンジアミン       0.001mg/L以下      検出せず            -               -          0.001mg/L
ホルムアルデヒド           0.008mg/L以下      検出せず            -               -          0.008mg/L
酢酸ビニル              0.01mg/L以下       検出せず            -               -          0.01mg/L
スチレン               0.002mg/L以下      検出せず            -               -          0.002mg/L
1,2-ブタジエン          0.001mg/L以下      検出せず            -               -          0.001mg/L
1,3-ブタジエン          0.001mg/L以下      検出せず            -               -          0.001mg/L
N,N-ジメチルアニリン       0.01mg/L以下       検出せず            -               -          0.01mg/L
注:浸出基準は平成16年1月26日の省令に基づくものであり、常に最新の基準が適用される。




                                      -113-
付表-3 浸出試験結果(ゴム輪)
                                               浸   出   試   験   結   果
    事         項       基      準                                                   検出限界
                                      検体1)            検体2)            検体3)
カドミウム              0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
水銀                 0.00005mg/L以下   検出せず            検出せず            検出せず        0.00005mg/L
セレン                0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
鉛                  0.005mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.005mg/L
ヒ素                 0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
六価クロム              0.005mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.005mg/L
シアン                0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素      1.0mg/L以下       検出せず            検出せず            検出せず        0.2mg/L
フッ素                0.08mg/L以下      検出せず            検出せず            検出せず        0.05mg/L
ホウ素                0.1mg/L以下       検出せず            検出せず            検出せず        0.02mg/L
四塩化炭素              0.0002mg/L以下    検出せず            検出せず            検出せず        0.0002mg/L
1,4-ジオキサン          0.005mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
1,2-ジクロロエタン        0.0004mg/L 以下   検出せず            検出せず            検出せず        0.0002mg/L
1,1-ジクロロエチレン       0.002mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
ジクロロメタン            0.002mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
シス-1,2-ジクロロエチレン    0.004mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
テトラクロロエチレン         0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
1,1,2-トリクロロエタン     0.0006mg/L以下    検出せず            検出せず            検出せず        0.0005mg/L
トリクロロエチレン          0.003mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
ベンゼン               0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
ホルムアルデヒド           0.008mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.003mg/L
アルミニウム             0.02mg/L以下      検出せず            検出せず            検出せず        0.005mg/L
亜鉛                 0.1mg/L以下       0.052mg/L       0.030mg/L       0.046mg/L   0.005mg/L
鉄                  0.03mg/L以下      検出せず            検出せず            検出せず        0.03mg/L
銅                  0.1mg/L以下       検出せず            検出せず            検出せず        0.01mg/L
ナトリウム              20mg/L以下        0.2mg/L         0.1mg/L         0.2mg/L     0.1mg/L
マンガン               0.005mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.005mg/L
塩素イオン              20mg/L以下        検出せず            検出せず            検出せず        5mg/L
蒸発残留物              50mg/L以下        10mg/L以下        10mg/L以下        10mg/L以下    ****
陰イオン界面活性剤          0.02mg/L以下      検出せず            検出せず            検出せず        0.02mg/L
非イオン界面活性剤          0.005mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.005mg/L
フェノール類             0.0005mg/L以下    検出せず            検出せず            検出せず        0.0005mg/L
有機物  (全有機炭素(TOC)の量)0.5mg/L以下       0.13mg/L        0.09 mg/L       検出せず        0.05mg/L
味                  異常でないこと         異常なし            異常なし            異常なし        ****
臭気                 異常でないこと         異常なし            異常なし            異常なし        ****
色度                 0.5度以下          0.5度以下          0.5度以下          0.5度以下      ****
濁度                 0.2度以下          0.05度以下         0.05度以下         0.05度以下     ****
エピクロロヒドリン          0.01mg/L以下      検出せず            検出せず            検出せず        0.01mg/L
アミン酸               0.01mg/L以下      検出せず            検出せず            検出せず        0.01mg/L
2,4-トルエンジアミン       0.002mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.002mg/L
2,6-トルエンジアミン       0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
ホルムアルデヒド           0.008mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.008mg/L
酢酸ビニル              0.01mg/L以下      検出せず            検出せず            検出せず        0.01mg/L
スチレン               0.002mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.002mg/L
1,2-ブタジエン          0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
1,3-ブタジエン          0.001mg/L以下     検出せず            検出せず            検出せず        0.001mg/L
N,N-ジメチルアニリン       0.01mg/L以下      検出せず            検出せず            検出せず        0.01mg/L
注:浸出基準は平成16年1月26日の省令に基づくものであり、常に最新の基準が適用される。




                                     -114-
3.浅層埋設について

3.1 浅層埋設における基本的な考え(通達文抜粋)
   「今般の措置は、技術的検討の結果を踏まえ、現行制度の下で管路等の埋設深さを可能な限
  り浅くすることとしたものである。したがって、原則として技術的検討において対象とされた
  管路等の種類に限り、同検討で道路構造及び管路等の双方に及ぼす影響がないと評価された範
  囲内で運用を行うこととする。」


3.2 適用対象とする管種と呼び径(通達文抜粋)
   「今般の措置の対象となる管路等の種類(規格)及び管径は、事業の種別ごとに別表に掲げ
  るものとする。また、事業の種別ごとに別表に掲げる管路等の種類(規格)以外のものであっ
  ても、別表に掲げるものと同等以上の強度を有するものについては、当該別表に掲げるものの
  管径を越えない範囲内において、今般の措置の対象とすることができる。なお、管径にはいわ
  ゆる呼び径で表示されるものを含む。」
 1)別表の抜粋
   ◎ 鋼管(JIS G 3443)                      300mm以下
   ◎ ダクタイル鋳鉄管(JIS G 5526)                300mm以下
   ◎ 硬質塩化ビニル管(JIS K 6742)                300mm以下
   ◎ 水道配水用ポリエチレン管(引張降伏強度204kgf/cm2以上)    200mm以下
                                         外径厚さ=11のもの
 2)別表に掲げるものと同等以上の強度を有するもの
    水道用硬質塩化ビニル管の着工には、別表に掲げられた日本工業規格(JIS 規格)の他に、
   水道事業者規格として日本水道協会規格(JWWA規格)があり、②で示すとおり、配水用とで
   は圧倒的にJWWA規格品が多く使用されている。また、上記規格に規定されていない呼び径を
   補完するものとして、塩化ビニル管・継手協会の規格(AS規格)がある。AS規格はメーカー
   団体の規格であるが、日本水道協会より団体規格承認を得ており、検査受検の上、出荷され
   ている。これらJWWA規格及びAS規格品は表1.2に示すように、別表に掲げられたJIS規格品と
   同等以上の強度を有するものであると言える。

                 表1.1 水道用硬質塩化ビニル管の規格一覧

  規格・規格番号               規 格 名 称              呼び径範囲
  JIS K 6742    水道用硬質塩化ビニル管                   13~150
  JWWA K 127    水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管               50~150
  JWWA K 129    水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管           50~150
    AS 31       水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管            125, 200~300
    AS 33       水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管        125, 200~300




                            -115-
                  表1.2 水道用硬質塩化ビニル管の規格の比較
                                            JWWA K 127     AS 31
    項       目        JIS K 6742
                                            JWWA K 129     AS 33
    形      状        プレーンエンド直管              ゴム輪形片受け直管       同  左
寸       呼び径 50         60.0×4.5               60.0×4.5
法           75         89.0×5.9               89.0×5.9
           100        114.0×7.1              114.0×7.1
外          125                                            140.0× 7.5
径          150         165.0×9.6             165.0×9.6
×          200                                            216.0×11.5
厚          250                                            267.0×14.2
さ          300                                            318.0×17.0
                  23℃における引張り降伏強
                                           15℃における引張強
        引 張 強 さ   さがVPは45MPa以上、HIVPは                       同    左
                                           さが49MPa以上
規                 40MPa以上
格                 水圧4.0MPa×1分間保持で          水圧4.0MPa×1分間
の       耐 圧 性     漏れ、  その他の異常のないこ          保持で漏れ、その他       同    左
性                 と。                       の異常のないこと。
能                 管の外径の1/2まで圧縮し、
        偏 平 性                                 同    左       同    左
                  割れ及びひびがないこと 。
    ビカット軟化温度             76℃以上                同    左       同    左




                                   -116-
3.3 埋設の深さ

 3 埋設の深さ(通達文抜粋)
  2に掲げる管路等を地下に設ける場合には、事業の種別ごとに次に掲げる基準に従って行うも
 のとする。
 (2) 水道事業及びガス事業
  水管又はガス管の頂部と路面との距離は、当該水管又はガス管を設ける道路の舗装の厚さに
 0.3メートルを加えた値(当該値が0.6メートルに満たない場合には、0.6メートル)以下としな
 いこと。※1)
  なお、水管又はガス管の本線以外の線を歩道の地下に設ける場合は、その頂部と路面との距離
 は0.5メートル以下としないこと。ただし、切り下げ部がある場合で、路面と当該水管又はガス
 管の頂部との距離が0.5メートル以下となるときは、当該水管又はガス管を設ける者に切り下げ
 部の地下に設ける水管又はガス管につき所要の防護措置を講じさせること。
※1) 通達文を図示すると、図1.1の通りとなる。




              図1.1 水道用硬質塩化ビニル管の埋設深さ




                      -117-
3.4 運用上の留意事項

 4 運用上の留意事項

  (7) 2に掲げる管路等については、                        」
                    「ガス管および水道管の占用の取扱いについて(案)(昭
       和44年7月15日付国道第一課・部長会議資料)2(イ)(ロ)※1)及び3(イ)(ロ)※2)
                                 、           、
       の規定を適用しないものとる。

※1) 原則禁止であったガス管と水道管の車道下埋設に関する規制の実質的な撤廃と考える。


                            (昭和44年資料抜粋)
      ガス管および水道管の占用の取扱いについて(案)

      2 埋設位置及び深さ

      (イ)管を道路の縦断方向に埋設する場合には、歩道、路肩、法、分離帯等道路の管理上支
         障の少ない場所に埋設させるものとし、原則として車道の下は認めないものとするこ
         と。

      (ロ)やむをえず車道下に埋設される場合には、管の頂部と路面との距離は原則として必要
         な舗装厚(路盤しゃ断層を含む。)に0.5mを加えた距離以上を確保すること。

※2)   現在まで、水道用硬質塩化ビニル管の車道埋設を申請するにあたり、最大の障壁となってい
      た要因が、(案)3(イ)だった。この(案)の作成は、鋼管のガス爆発事故に端を発したもの
      と聞き及んでおり、当協会としては、硬質塩化ビニル管を含むプラスチック管の規制の撤廃を
      お願いしてきた。
  今回の通達で、            「2に掲げる管路等については、
         技術的検討の結果を踏まえ、              規定を適用しない」
      となり、※1)と合わせ、車道下に水道用硬質塩化ビニル管を埋設することに対する規制はな
      くなったと考えている。

                            (昭和44年資料抜粋)
      ガス管および水道管の占用の取扱いについて(案)

      3 管の構造

      (イ)管は埋設場所の状態に応じ、充分安全な強度及び耐久力を有するものとし、道路の構
         造、支持力等に影響を与えないものであること。

         やむをえず車道下に埋設する場合の管の強度は、路面以下の土圧と通常想定される最
         大の自動車荷重及び舗装盤破砕機等の衝撃に充分耐えられるものとすること。この場
         合においては、石綿管、硬質塩化ビニル管及びポリエチレン管の使用は認めないこと。

      (ロ)車道下に埋設するガス管はトラフ構造又は二重管若しくはこれに代わる構造とするこ
         と。




                         -118-
3.5 浅層埋設における実験結果
 Ⅰ.水道用硬質塩化ビニル管の浅層埋設時の挙動確認実験
 (1) 実験目的
       地中管路の浅層埋設化に伴う、浅層埋設時の管材の挙動について、水道用硬質塩化ビニル
      管(以下、VPという)の配水管では、過去に重車輌走行時実験などで、その安全性が報告
      されている。本実験では、水道管路に特有な給水システム部(配水管からの分岐部分と給水
      管)の浅層埋設時の挙動を調査するため、土槽内での繰り返し載荷実験を実施しました。


 (2) 実験概要
       実験装置の概要を図1に示す。4m×2mの土槽内にマサ土で路床を作り、溝を掘削して
      供試体を配管する。その後、再度路床まで砂、マサ土で埋め戻し、厚さ30cmのアスファルト
      舗装を施す。供試体は配水管が呼び径150のVP、給水管が呼び径25のHIVP(耐衝撃性硬
      質塩化ビニル管)で、サドル付き分水栓、伸縮可とう継手及びSベンドを介して接続する。
       配水管の土被りは60cmとし、供試体には歪みゲージ、水圧計、表面温度計等を設置する。
      舗装面上には、重車輌のタイヤを模した載荷板と油圧アクチュエータを据付ける。
       供試体に水圧を負荷した後、舗装面に繰り返し載荷し、供試体の挙動(管体歪み、漏水の
      有無、サドルの移動等)を測定した。主な実験条件は次の通りである。
   ① 負荷水圧:0.75MPa(熱間内圧クリープ装置から一定水圧を負荷)
   ② 載荷荷重:振幅0~10Ton、周波数0.5Hzの正弦波形の繰り返し荷重
   ③ 載荷回数:給水管上で4万回、配水管上(サドル付き分水栓直上)で4万回載荷
   ④ 載 荷 板:50cm×20cmの鋼板に厚さ16mmのゴム板を張り付けた物
              (25トントラック1後輪を想定)
   ⑤    引張試験:供試体に使用した物と同一の管(載荷前)と掘り起こした供試体から試験片
               を切り取り、引張試験を行った。


 (3) 結    論
  ①    配水管上載荷時、A2位置(サドル付き分水栓近傍)での最大発生周方向応力に明確な経
      時変化は認められなかった。引張試験においても、載荷による物性の劣化は認められなかっ
      た。載荷4万回時におけるA2左の測定値より、疲労限界状態の照査結果は、
              疲労限界応力<疲労許容能力範囲
   であり、D交通50年の疲労に対して安全であるといえる。
       以上の結果より、配水管のサドル付き分水栓取付部は、浅層埋設において問題ないと考え
      られる。

                     土被り     疲労限界の応力    疲労許容応力範囲   ①/②
       管の種類    呼び径
                     (cm)      (MPa)①     (MPa)②   (%)

         VP    150   60        1.50      9.16      16.4




                            -119-
②   給水管上載荷時、B1,B2位置の最大発生軸方向歪み、明確な経時変化は認められなか
    った。また、全ての測定値は、許容値を下回り、引張試験においても載荷による物性の劣化
    は認められなかった。
    以上により、給水管は浅層埋設において問題ないと考えられる。


③   供試体掘り起こし後の目視検査では、周・軸方向ともサドル付き分水栓の移動は確認でき
    なかった。実験期間を通して、供試体からの漏水の発生はなかった。
    以上により、サドル付き分水栓の取付部は、浅層埋設において問題ないと考えられる。
    故に、給水システム部は浅層埋設において問題ないといえます。




                 図1 実験装置の概要




                     -120-
Ⅱ.大口径水道用硬質塩化ビニル管の道路下埋設実験
(1) 実験目的
      水道用硬質塩化ビニル管は呼び径150までがメインであるが、呼び径200~300の大口径VP
     管が土中に埋設され、土圧及び交通荷重を受けた場合の安全性を把握するために、次の諸点
     に着目して埋設実験を行った。
 ① 土被りが浅くなっても載荷に耐えられるか(浅層埋設)。
 ②   地盤状況によって不陸状態が出でくると考えられるが、その場合にどのような挙動を示す
      か。
 ③ 道路事情等で深埋設となり矢板工法を用いた時、管体にどのような影響を及ぼすか。
 ④ 埋設管に水圧が加わった場合、管の応力はどのように変化するか。


(2) 実験概要
 ① 実験場所:豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市天伯町字雲雀ケ丘1-1)
 ② 実験期日:昭和58年7月25日(月)~8月6日(土)
 ③ 実験管種:水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管 呼び径300 (VP・RR300)
 ④ 埋設状態:単純支持、不陸支持
 ⑤ 土       質:砂レキ、シルト質砂
 ⑥ 土被り(cm):60, 120, 200(舗装なし)
 ⑦ 輪荷重(総重量):20トン
 ⑧ 掘削方法:素掘り、矢板掘削
 ⑨ 管内水圧(MPa):0.74


(3) 結      論
      呼び径150迄の浅層埋設については、既に昭和46年の実験において管の安全については確認
     済みであったが、さらにこの実験によって、浅層埋設及び深埋設に於ける大口径管の安全性
     が確認された。
 ① 埋設深さが浅い(60cm)場合の管体強度
      土被りが60cmと比較的浅い配管で水圧7.5kgf/cm2、20トントラック走行を含めて管体に発
      生した最大応力は管側の周方向に発生し、その値は+89.59kgf/cm2であった。これは塩ビ
      管の引張強さ500kgf/cm2(JISで定められた強さ)に対してその安全率は5.6であった。
      また、管及び接合部についてはいずれも異常は認められず道路改修工事等で埋設深さが浅
      くなった状態を想定しても十分安全性を持つものと考えられる。
 ② 埋設深さが深い(200cm)場合の管体強度
      土被りが200cmと比較的深い配管で水圧7.5kgf/cm2、20トントラック走行を含めて管体に発
      生した最大応力は管側の周方向に発生し、その値は+100.75kgf/cm2でその安全率は5.0で
      ある。また、矢板工法を用いて配管した本実験では矢板引抜き時の周方向の応力は最大
      25.5kgf/cm2増加した。特に矢板引抜き条件(根入り深さ、地盤等)により管に大きな影響
      を及ぼすことが分かった。
      管及び接合部については埋設深さが浅い場合と同様全く異常が認められなかった。



                          -121-
③ 管の安全性について
  本実験では、塩ビ管の埋設時の応力について種々条件を変えて実験を行ったが、本実験の
  範囲内では水道用管として安全性の高いことが確認された。




              図2 埋設配管全体図




                  -122-
Ⅲ.水道管埋設時の舗装路面の挙動確認実験
(1) 実験目的
   水道管の道路下埋設については、管材の安全性は勿論であるが、管材が及ぼす舗装路面へ
  の影響も重要な問題である。そこで今回、愛知県下の県道に水道用硬質塩化ビニル管の埋設
  に対する認可を検討するに当たって、既に認められているダクタイル鋳鉄管と同一条件で埋
  設し、路面に対する安全性を検証した。


(2) 実験概要
  ① 対象管路
    舗装路面に対する影響を相対比較するため、塩ビ管及びダクタイル鋳鉄管について、管
   及び路面の挙動を測定する。
   ・水道用ゴム輪形硬質塩化ビニル管 呼び径150 (VP・RR150):道路縦断管路
        (日本水道協会規格 JWWA K 127)
   ・水道用ゴム輪形耐衝撃性硬質塩化ビニル管           呼び径150 (HIVP・RR150):道路縦断管路、
    道路横断管路
        (日本水道協会規格 JWWA K 129)
   ・ダクタイル鋳鉄管 呼び径150 (DCPI150):道路縦断管路
   各管種は同じ条件で、掘削、埋め戻しを行う。


  ② 工事概要
   ・施      工:半田市水道部
   ・工 事 名:配水管改良工事
   ・工事場所:半田市岩滑高山町5丁目地内始め
   ・工事期間:1991年1月20日~3月18日
   ・工事内容:工事場所は比較的交通量の多い県道で、既設のダクタイル鋳鉄管呼び径100
            の一部を呼び径150の試験管種に布設替え工事を行い、直ちに共用を開始した。
            なお、本舗装工事は1991年3月初旬に完成している。
   ・工事仕様:図3に施工断面を示す。


  ③ 路面の沈下量
    本舗装完了後、所定の期日に、道路横断プロフィールメータにより、縦断並びに横断管
   路に対して直交する方向の路面の形状を測定し、舗装直後との差異から路面の沈下量の経
   時変化を求めた。測定に当たっては、1管路当たり、管の沈下棒をはさんで2つの断面に
   ついて行い、1断面について20cm毎に調査した。


  ④ 管の沈下量
    本舗装後、所定の期日に、レベル計と、縦断管路に取り付けた沈下棒により沈下量を測
   定し、舗装直後との差異から管の沈下量を求めた。各管路の沈下量の経時変化を調査した。




                          -123-
(3) 結   論
   路面と管の沈下量の経時変化を比較すると、管の沈下量は2週間程度で一定値に近づき、
  その値も3ケ月目以降後で1~2mm程度とごく僅かである。
   また、路面の沈下も3ケ月目で数mm程度で、1年経過後でも問題になるような値は観察さ
  れていない。このことから、管が舗装面に与える影響は殆どなく、路面の沈下は舗装面の圧
  密と流動化による変化並びに埋め戻しの圧密を十分に注意して工事することが大切である。
   今回、VP管・HIVP管との比較対象用に同一施工条件で近接してダクタイル鋳鉄管を設置
  したが、3管種を比較しても管材料による有意差は無く、VP管・HIVP管は上水用の管材料
  として、ダクタイル鋳鉄管と同等の性能を有するものと判定される。




                  図3 施工断面




                    -124-
4.施工歩掛

  水道事業実務必携(全国簡易水道協議会)の環境衛生施設整備費等国庫補助事業に係る工事歩
 掛表より塩ビ管に関係する歩掛を抜粋して載せる。
 (1) 硬質塩化ビニル管布設歩掛表

                据付工(10m当り)           TS継手工(2口当り)             RR継手工 (1口当り)
  呼び径
                配 管 工     普通作業員      配管工         普通作業員       配 管 工    普通作業員
           mm         人          人           人          人         人       人
      13         0.06       0.10      0.01         0.01
      16         0.06       0.10      0.01         0.01
      20         0.07       0.12      0.02         0.02
      25         0.07       0.12      0.02         0.02
      30         0.08       0.14      0.03         0.03
      40         0.08       0.14      0.03         0.03
      50         0.10       0.18      0.04         0.04        0.03     0.03
      75         0.10       0.18      0.04         0.04        0.03     0.03
     100         0.12       0.20      0.06         0.06        0.05     0.05
     125         0.12       0.20      0.06         0.06        0.05     0.05
     150         0.18       0.26      0.07         0.07        0.06     0.06
     200         0.25       0.49      0.07         0.07        0.06     0.06
     250         0.30       0.66                               0.07     0.07
     300         0.30       1.01                               0.08     0.08
備考    1.労務費は管の小運搬を含む。
      2.RRロング受口管の据付工・RRロング継手工歩掛は本表の据付工・RR継手工歩掛と同等とする。
      3.本表は一般配管の標準を示したもので、現場の状況に応じて割増することができる。
      4.離脱防止金具を使用する場合はRR継手工の30%増とする。
      5.TS継手工において1口の場合は本表の50%とする。


(2) 塩ビ管用鋳鉄異形管被覆工
                                                                       1カ所当り
  種        別      管   径     ポリエチレンスリーブ       粘着テープ          雑 材 料     普通作業員
                    75mm        1.0 m          3.4 m                    0.06 人
 T 字 管
                   100          1.2            4.6                      0.07
                   125          1.4            5.3                      0.07
                   150          1.6            6.4                      0.08
                    75          1.0            2.8                      0.05
 曲          管
                   100          1.1            3.8                      0.06
                   125          1.3            4.4                      0.06
                   150          1.4            5.4                      0.07
                                                       材料費の2%
                    75          0.6            2.2                      0.04
 片 落 管
                   100          0.7            3.0                      0.04
                   125          0.9            3.5                      0.04
                   150          1.0            4.3                      0.05
                    75          0.4            1.7                      0.03
 フランジ短管
                   100          0.4            2.3                      0.03
  ドレッサー
  ジョイント            125          0.5            2.6                      0.03
                   150          0.5            3.2                      0.04
備考    1.雑材料は、スリーブを損傷した場合の補修用スリーブ及びスリーブ切断用カッターの費用である。




                                     -125-
                                      合成樹脂製弁設置(人力)歩掛表
                                                                                             1基当り
                職 種
                              配    管         工      普 通 作 業 員                    摘          要
呼び径
         50mm                     0.03人                     0.12人
         75                       0.05                      0.12
        100                       0.07                      0.12
        125                       0.09                      0.13
        150                       0.10                      0.13
備考:1.本表の合成樹脂製弁とは、水道用合成樹脂(耐衝撃性塩化ビニル)製仕切部及びバタフライ弁((社)日
    本水道協会の型式承認品)をいう。
     2.合成樹脂製弁と直接接合する管は硬質塩化ビニル管もしくはポリエチレン管に限るものとする。
     3.本表には管との接合は含まれていない。
     4.本表の吊込、据付けには、小運搬(ℓ =20m程度)を含む。
     5.現場の状況に応じ、割増することができる。


 (3) 空気弁設置工
                        空 気 弁 設 置                                        空 気 弁 座 設 置
 呼 び 径
                  配 管 工  普通作業員                          計           配 管 工  普通作業員                計
           mm                 人              人                              人           人
  16~25                0.05           0.10                           -             -
      50               0.10           0.21                           -             -
      75               0.15           0.31                           0.26        0.52
     100               0.21           0.41                           0.26        0.52
     150               0.31           0.62                           0.26        0.52
     200               0.41           0.82                           0.26        0.52
備考   1.労力は、小運搬および据付ならびに接合を含む。


 (4) 消火栓設置工
        消火栓設置工は原則として機械施工とするが、機械施工が不可能又は不適当な場合は人力
     施工によることができるものとする。
                                                                                             1ヶ所当り
                           地 下 式                              地 上 式                   小型消火栓
           単
  名 称                         クレーン                               クレーン                 クレーン          適用
           位    単 口      双 口         雑材料         単 口        双 口         雑材料     消火栓          雑材料
                              運転時間                               運転時間                 運転時間
                              クレーン付 労務費の                         クレーン付 労務費の           クレーン付 労務費の
機 配 管 工 人       0.14     0.15 トラック    1%         0.26       0.28 トラック    1%      0.09 トラック    1%
械 普通作業員 〃       0.16     0.17 単口                 0.29       0.31 単口              0.11 単口
施                              0.31h                              0.57h                0.31h
工                                                                双口
                                                                  0.73h
                                        労務費の                            労務費の                労務費の
人 配 管 工 人       0.18      0.25    -      1%      0.33       0.46    -    1%     0.12         1%
力 普通作業員 〃       0.32      0.42                   0.59       0.77                0.21
施
工


備考   1.労力は、小運搬、据付け、フランジ接合(2口)含む。
     2.フランジ接合は、1ヶ所当り2口。
     3.クレーン付トラックは、4t積、2.9t吊。
     4.取り付け管の据付けも含む。




                                                   -126-
5.数          表

5.1 塩ビ管断面積諸数値


                                                                管 孔        管 壁       断面2次モーメント                断 面 係 数
                    管 の 標 準 寸 法
呼                                                               断面積        断面積           I                       Z
び     外径 管厚 内径           管厚中               寸 法 比
径                        心半径

                         D-t
      D     t     d         =r
                          2                                      π 2      π 2        π 4           t2      π (D4-d4)    t3
                                  t/r       (t/r)2   (t/r)3      -d       -(D -d2)   -(D -d4)      -       -            -
                                                                 4        4          64            6       32   D       12

㎜     ㎜     ㎜     ㎜        ㎜                                      cm2        cm2        cm4      cm3/cm       cm3      cm4/cm



 13    18   2.5   13.0     7.75   0.3226    0.1041   0.03357     1.327      1.217       0.375    0.00130      0.417    0.0104


 16    22   3.0   16.0     9.50   0.3158    0.0997   0.03149     2.011      1.791       0.828    0.00225      0.753    0.0150


 20    26   3.0   20.0    11.50   0.2609    0.0681   0.01775     3.142      2.168       1.458    0.00225      1.121    0.0150


 25    32   3.5   25.0    14.25   0.2456    0.0603   0.01482     4.909      3.134       3.230    0.00357      2.019    0.0204


 30    38   3.5   31.0    17.25   0.2029    0.0412   0.00835     7.548      3.793       5.702    0.00357      3.001    0.0204


 40    48   4.0   40.0    22.00   0.1818    0.0331   0.00601    12.566      5.529      13.491    0.00533      5.621    0.0267


 50    60   4.5   51.0    27.75   0.1622    0.0263   0.00426    20.428      7.846      30.408    0.00759      10.136   0.0338


 75    89   5.9   77.2    41.55   0.1420    0.0202   0.00286    46.809     15.402     133.627    0.01712      30.029   0.0580


100   114   7.1   99.8    53.45   0.1328    0.0176   0.00234    78.226     23.845     342.105    0.02983      60.018   0.0840


150   165   9.6 145.8     77.70   0.1236    0.0153   0.00189    166.958    46.865     1420.153   0.07373     172.140   0.1536


200   216   11.5 193.0   102.25   0.1125    0.0127   0.00142    292.553    73.882     3874.439   0.12674     358.744   0.2204


250   267   14.2 238.6   126.40   0.1123    0.0126   0.00142    447.127    112.776    9037.484   0.23861     676.965   0.3361


300   318   17.0 284.0   150.50   0.1130    0.0128   0.00144    633.471    160.755   18263.809   0.40942    1148.677   0.4817




                                                               -127-
    5.2 SI単位
                                                                     主なSI単位への換算率
                                                   (太線で囲んである単位がSI単位である。)

                    N                  dyn                           kgf                                           Pa・s                          cP                    P




                                                                                                        粘
                                                   5                           -1
                    1                1×10                    1.01972×10                                              1                         1×10    3
                                                                                                                                                                     1×10
力




                  1×10-5                 1                   1.01972×10-6




                                                                                                        度
                                                                                                                   1×10-3                         1                  1×10-2
                  9.80665          9.80665×105                       1                                             1×10-1                      1×102                   1
                                                                                                                                          2
                                                                                                          注 1P=1dyn・s/cm =1g/cm・s
                                                                                                            1Pa・s=1N・s/m2,1cP=1mPa・s


               Pa又はN/m2 MPa又はN/mm2                          kgf/mm2                  kgf/cm2                          m2/s                        cPt                  St




                                                                                                            動粘度
                                             -6                           -7                       -5
                   1               1×10                   1.01972×10           1.01972×10                                1                       1×106               1×104
応




                 1×106               1                    1.01972×10-1          1.01972×10                           1×10-6                        1                 1×10-2
力




                            6                                                                  2
               9.80665×10          9.80665                       1                   1×10                         1×10       -4
                                                                                                                             1×10                          2
                                                                                                                                                                        1
               9.80665×10   4
                          9.80665×10 1×10          -2                -2
                                                                                          1                    注 1St=1cm2/s, 1cSt=1mm2/s
       注        1Pa・s=1N・s/m2, 1MPa=1N/mm2


                                                                                                                                                                     mmHg又は
                   Pa              kPa                     MPa                      bar                 kgf/cm2             atm                   mmH2O                Torr
                   1              1×10-3                  1×10-6               1×10-5              1.01972×10-5 9.86923×10-6 1.01972×10-1 7.50062×10-3
                 1×103            1×10-6                  1×10-3               1×10-2              1.01972×10-2 9.86923×10-3                    1.01972×102           7.50062
圧




                        6                3
                 1×10             1×10                       1                 1×10                1.01972×10            9.86923                1.01972×105         7.50062×103
                 1×105            1×102                   1×10-1                    1                   1.01972      9.86923×10-1               1.01972×104         7.50062×102
                            4                                        -2                       -1                                          -1                   4
               9.80665×10       9.80665×10              9.80665×10         9.80665×10                     1          9.67841×10                   1×10              7.35559×102
力




               1.01325×105      1.01325×102             1.01325×10-1           1.01325                  1.03323              1                  1.03323×104         7.60000×102
                                              -3                     -4                       -5              -4                          -5
                 9.80665        9.80665×10              9.80665×10         9.80665×10                   1×10         9.67841×10                       1            7.35559×10-2
        1.33322×102 1.33322×10-1 1.33322×10-4 1.33322×10-3 1.35951×10-3 1.31579×10-3                                                            1.35951×10              1
       注 1Pa=1N/m2
仕事・エネルギー・熱量




                    J                 kW・h                       kgf・m                         kcal                                            W/(m・K)                    ・m )
                                                                                                                                                                   kcal/(h ・℃
                                                                                                                                  熱伝導率




                    1              2.77778×10-7              1.01972×10-1                 2.38889×10-4                                             1               8.6000×10-1
                 3.600×106               1                   3.67098×105                  8.6000×102                                             1.16279                1
                  9.80665          2.72407×10-6                      1                    2.34270×10-3
                                                                                                                                  熱伝導係数




      4.18605×103 1.16279×10-3                               4.26858×102                           1                                           W/(m2・K)            kcal/(h 2・℃
                                                                                                                                                                          ・m )
    注 1J=1W・s, 1N・m                                                                                                                                1               8.6000×10-1
                                                                                                                                                 1.16279                1
                    W                kgf・m/s                         PS                       kcal/h
仕事率(工事動力・)熱流




                    1              1.01972×10-1              1.35962×10-3                 8.6000×10-1                                                              kcal/(kg・℃)
                                                                                                                                               J/(kg・K)             cal/(g・℃)
                                                                                                                                  比




                                                                               -2
                  9.80665                1                   1.33333×10                       8.43371
                                                                                                                                                   1               2.38889×10-4
                                                                                                                                  率




                            2
                 7.355×10            7.5×10                          1                    6.32529×102
                                                                                                                                               4.18605×103              1
        1.16279 1.18572×10-1                                 1.58095×10-3                          1
    注 1W=1J/s, PS:仏馬力




                                                                                        -128-

								
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