WinRunner と QuickTest Professional

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WinRunner と QuickTest Professional
~スクリプトを部品化する手順~
スクリプトを部品化するとは、一連のユーザ操作で発生するトランザクションを切り分けること です。今まで、スクリプトを作成している際に、「気付くとスクリプトが長くなりすぎて修正する 時に非常に時間がかかってしまった」、「同じ操作ばかりしてスクリプトが冗長になってしまっ た」等はなかったでしょうか。そのような場合には、スクリプトの部品化が便利です。

このような時には、スクリプトを部品化すると便利
1. 各々のテストで同じ処理が発生する場合、スクリプトを部品化することで、よく使う操作の スクリプトを作成する手間が省けます。 2. メインとなるテストのスクリプトを必要最小限の長さに抑えることができます。 3. WinRunner のスクリプトは、コンパイルすることができるのでスクリプト処理の実行スピードを 上げることが可能です。 今回は、部品化の例として、両製品に付属されているフライト予約アプリケーションを用いて、 WinRunner と QuickTest Professional でどのようにスクリプトを部品化するのかをご紹介します。

< トピック > (1) WinRunner でスクリプトを部品化する場合(P.2~) (2) QuickTest Professional でスクリプトを部品化する場合(P.4~)

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どのような処理を部品化するのか・・
例として、それぞれの製品に付属されているフライト予約アプリケーションを用います。
フライト予約アプリケーションの基本的な操作は以下の 3 ステップです。 ※ 今回は、例を分かりやすくするために更新処理のスクリプトを部品化します。

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(1) WinRunner でスクリプトを部品化する場合
1.ユーザ定義関数を作成します。 関数の基本的なフォーマットは以下のとおりです。 public(static) function 関数名(引数) { 処理スクリプト } 2.ユーザ定義関数をモジュール化します。(関数の詳細は図 1 をご参照下さい) 次の操作をした後に、スクリプトを実行せずに保存します。

3.関数を読み込みます。 作成した関数は、関数を使用する前にメモリにロードする必要があります。 ロードする関数は、"load","unload","reload" があります。 ※ロードされたモジュールはテストの実行が停止した後もメモリに残ります。 ※ 変更したモジュールをすぐにロードする際には、"reload"を使用します。 下記で紹介している flight_lib を読み込む際には、 2

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reload(“flight_lib のパス名”); となります。 ☆ 作成した関数を関数ジェネレータに追加することも可能です。 詳細は、ユーザーズガイドの 44 章にございます、「関数ジェネレータのカスタマイズ」をご参 照下さい。 4.フライトアプリケーションの基本操作を関数化(部品化)したスクリプトは以下のようになります。 (パス名を記述の際には、\マークを、\\のように 2 個付けて下さい) #フライトアプリケーションを用いた例です。 # モジュール化した自作の関数を読み込みます。 reload("関数が格納されているファイルのパス名"); # GUI ファイルを読み込む処理をします。 GUI_close_all(); GUI_close("<仮バッファ>"); #上記の「仮バッファ」のバッファは半角カナで入力してください。 GUI_load("GUI マップが格納されているファイルのパス名"); # フライトアプリケーションの基本操作を関数化(部品化)した自作関数を用います。 flight_login("ashisuto"); flight_order("2") flight_entry();

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部品化する関数の作成例です。(図 1)
################################################################### #ライブラリ名:flight_lib #関数: public flight_login # public flight_order # public flight_entry ################################################################### # テスト名:flight_login #記述:ログイン処理 ################################################################### public function flight_login(name) { # ログイン win_activate ("ログイン"); set_window ("ログイン", 4); edit_set ("代理店名:", name); password_edit_set("パスワード:", "kzptnyoslzjsaz"); button_press ("OK"); wait(3); } ################################################################### # テスト名:flight_order #記述:データの更新 ################################################################### public function flight_order(order_num) { # フライト予約 win_activate ("フライト予約"); set_window ("フライト予約", 2); obj_mouse_click ("Button", 16, 18, LEFT); menu_select_item ("ファイル(F);注文を開く(O)..."); # 注文を開く set_window ("注文を開く", 4); button_set ("注文番号(O)", ON); edit_set ("Edit", order_num); button_press ("OK"); wait(3); } ################################################################### # テスト名:flight_entry #記述:更新ボタンを押す ################################################################### public function flight_entry() { # フライト予約 win_activate ("フライト予約"); set_window ("フライト予約", 1); button_press ("注文更新(U)"); } #####################################################################

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(2) QuickTest Professional でスクリプトを部品化する場合
QuickTest Professional はスクリプトを分割して、1つのアクションとすることができます。このアク ションは、他のテストで使うことも可能となりますので、スクリプト作成にかける時間を省き、また、 スクリプトの見栄えをスマートにします。 1.フライトアプリケーションの更新処理の操作を記録した状態です。
このスクリプトを、「ログイン」「フライト 予約」「注文更新」に分割して、部品化 します。 まず、「ログイン」と「フライト予約」に分 割します。

2. アクションの分割を実施します。

フライト予約で右クリックをして、アク ション→分割を選択します。

それぞれのアクション名を記入した後に、 そのアクションについての説明を記述し ます。

3.2と同様に、「フライト予約」と「注文更新」も分割します。 4.以下の図のように 3 個のアクションに分割されます。
アクションを展開して、各々のスクリプトを確認し て下さい。

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5.分割したアクションに対して、「ログイン(flight_login)」と「更新ボタンを押す(flight_entry)」アクシ ョンは再利用可能なので、「再利用可能なアクション」に設定をします。 ・ 再利用化の対象となるアクションの部
分で右クリックをします。 ・ アクションのプロパティを選択します。 左下の画面が表示されますので、「再 利用可能なアクション」にチェックしま す。

☆「再利用可能なアクション」とは、他の テストでも利用できるアクションです。従っ て、アクション内のスクリプト及び各種設 定内容を変更すると、すべてのテストで 使われている同一のアクションに反映さ れます。チェックをしなかったアクション は、他のテストの影響を受けません。

6.下の図のように、再利用可能なアクションに設定したアクションは、アイコンの表示が変更され ます。

7.分割したアクションは他のテストに使うことが可能です。アクションを呼び出すには、 メニュー項目から「挿入」→「アクションの呼び出し」を選択します。 詳細は、QuickTest Professional のチュートリアルの練習8をご参照下さい。 以上

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