useMSDE Part1 by WV05FP

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									MSDE を使おう part1

  データベースを触ってみよう
目次
目次 ..........................................................................................................................................2

1      はじめに ............................................................................................................................4

2      データベースとは ..............................................................................................................5

    2.1       データベースの構成 ....................................................................................................... 6
    2.2       リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) ................................................. 8
    2.3       MSDE 2000 の制限事項と他データベースとの相違点 ............................................... 11

3      WEB DATA ADMINISTRATOR を利用した MSDE 2000 の管理................................. 23

    3.1       インストール ................................................................................................................ 25
       3.1.1         IIS のインストール ............................................................................................. 27
       3.1.2         MSDE 2000 Release A のインストール ............................................................. 33
       3.1.3         .NET Framework Version 1.1 再頒布可能パッケージのインストール ............. 39
       3.1.4         .NET Framework Software Development Kit (SDK) version 1.1 の インスト
       ール            40
       3.1.5         SQL Server Web Data Administrator のインストール ..................................... 45
    3.2       データベースの作成 ..................................................................................................... 49
       3.2.1         データベースのプロパティ設定 ........................................................................... 55
       3.2.2         データベースからのログイン設定........................................................................ 58
       3.2.3         データベースからのセキュリティ設定 ................................................................ 62
    3.3       セキュリティの設定 ..................................................................................................... 64
       3.3.1         既存ログインの編集 ............................................................................................. 64
       3.3.2         新規ログインの作成 ............................................................................................. 68
       3.3.3         Server Roles の編集 ............................................................................................ 72
    3.4       データの IMPORT、EXPORT......................................................................................... 75
       3.4.1         データベースの構成の保存 .................................................................................. 75
       3.4.2         データベースの構成の復元 .................................................................................. 77

4      コマンドラインからの操作 ..............................................................................................79

    4.1       MSDE 2000 に接続する .............................................................................................. 80
    4.2       MSDE 2000 への接続を切断する ............................................................................... 81
    4.3       コマンドライン操作によるデータベース作成 ............................................................. 82
       4.3.1         基本的なデータベース作成 .................................................................................. 82
       4.3.2         プロパティを指定したデータベース作成............................................................. 86
  4.3.3     プロパティ設定を変更する .................................................................................. 89
  4.3.4     テーブルの作成..................................................................................................... 91
  4.3.5     データの入力 ........................................................................................................ 94
  4.3.6     テーブルの表示..................................................................................................... 96
  4.3.7     削除する ............................................................................................................... 97
4.4   ユーザー権限の設定 ..................................................................................................... 99
  4.4.1     新規ユーザー作成 ................................................................................................. 99
  4.4.2     ユーザー削除 ...................................................................................................... 101
  4.4.3     データベースへの権限設定 ................................................................................ 102
4.5   データベースのバックアップと復元.......................................................................... 104
  4.5.1     データベース全体のバックアップ...................................................................... 104
  4.5.2     データベースのログバックアップ...................................................................... 106
  4.5.3     バックアップファイルの復元 ............................................................................. 107




                                                                                                                                 3
1 はじめに

データベースとは、大量の情報を蓄積し、整理しているものです。このドキュメントは、データベースの
説明から、Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine (以下、MSDE 2000) をデータベースに用い
た、Web アプリケーションの作成、管理までを述べています。低コストかつ簡単に、高性能な Web ア
プリケーションを作成することができます。




                                                                      4
2 データベースとは

データベースとは、たくさんの情報 (データ) を整理して蓄えるデータの集合体のことで、必要に応じて
簡単に情報を検索したり、集計を行ったりすることができる仕組みのことです。
データベースは直接目にすることは少ないですが、電車の切符を購入する際のシステムや銀行の AT
M 等、身近な所で使用されています。
データベース自体はたくさんの情報の集合体であるため、その中から必要な情報を検索したり、取り出
したりする役目はデータベース管理システム (DBMS) が果たします。データベース管理システムは
ユーザーからの指令を受けて、それに応じた情報を検索したり、取り出したりします。
これらの仕組みは、しばしば図書館に例えられます。
本棚はデータベースの役割を果たし、その中には分類・整理された本 (データ) が並べられています。
利用者に本の貸し出しをしたり、本を探したりする図書館司書がデータベース管理システム (DBMS)
にあたります。




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2.1   データベースの構成

データベースは複数の [テーブル] で構成されています。テーブルはデータベースの基本オブジェクト
で、Excel の表に似ています。




製品管理のデータベースを例にとってみます。通常、[テーブル] は分類や分野別に作成されることが
多いため、ここでは製品分類別に [テーブル] を作成してあるとします。電化製品のテーブル、家庭雑
貨のテーブル、食料品のテーブル等、複数のテーブルが存在し、それら全てをひとまとめにしたものが
製品管理のデータベースになります。




テーブルは Excel ファイルに似た表のようなもので、その内容はそれぞれの情報 (データ) を格納する
[フィールド (カラム)] という列で構成されています。




                                                   6
製品管理データベースの電化製品テーブルを例にとってみます。必要となるデータが、[製造 ID]、[製品
名]、[製造元]、[製造番号] であるとすると、それぞれのデータを格納するために、4 つ分の [フィール
ド (カラム)] が作成されています。




列を [フィールド (カラム)] と呼ぶのに対して、横 1 列分の情報 (データ) を [レコード] と呼びます。
データベースの内では、横 1 列分のデータを 1 件分のデータとし、その 1 件分のデータのことを
[レコード] と呼んでいます。




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2.2   リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS)

データベース内の情報を検索したり、取り出したりする役目はデータベース管理システム (以下、
DBMS) が果たします。データベース自体はデータの集合体であり、DBMS はデータベースの操作や
管理を行うソフトウェアです。




データベースの管理を DBMS が行うことで、情報 (データ) が標準化される上にアプリケーションの
種類を問わずにデータを共有することができるという利点があります。
SQL Server 2000 や本書で紹介している MSDE 2000 等がデータベース管理システムにあたりま
す。
DBMS にはデータモデルと呼ばれる様々な型のデータベース構造があり、データベースにどのような
構造でデータを蓄えるによって種類が分かれます。データモデルには階層型、ネットワーク型、リレー
ショナル型、オブジェクト指向型等といった様々な種類の型がありますが、現在利用されているほとん
どの DBMS がリレーショナル型の DBMS を使用しています。また、リレーショナルデータベースを
管理するシステムをリレーショナルデータベース管理システム (以下、RDBMS) と呼びます。




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 リレーショナルデータベース

リレーショナルデータベースのデータ蓄積方法は、関連する情報ごとにテーブルを作成する方法です。
例えば次のような顧客管理テーブルがあるとします。




上の表は必要な情報 (データ) を全て一つのテーブルにまとめたものです。一見、シンプルで管理し易
いようですが、データが多くなればなるほど問題が生じてきます。
例えば顧客先の住所が変更になった場合、その顧客先に属する人を探し、それぞれの住所を変更す
る必要があります。


リレーショナルデータベースの形式でこのテーブルを作成すると、次のように 3 つのテーブルに分け
ることができます。




                                               9
このようにテーブルを分けることで、例えば顧客先の住所を変更する場合は [顧客先管理] テーブル
の住所部分を一箇所だけ変更すればよいことになり、管理が容易になります。また、変更する場所が
少なくてすむため変更漏れ等を防ぐことにもつながります。




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 2.3    MSDE 2000 の制限事項と他データベースとの相違点



 MSDE 2000 とは

MSDE 2000 とは、Microsoft SQL Server 2000 のコア技術をベースにして構築されたデータ エンジ
ンです。
MSDE 2000 はバックグラウンドで動作し、デスクトップのトランザクション アプリケーションをサポート
するように設計されている為、独自のユーザー インターフェイスやツールは用意されていません。ユー
ザーが MSDE 2000 のデータにアクセスする為には、MSDE 2000 が組み込まれたアプリケーションを
介すか、コマンドを使用することになります。


MSDE 2000 は SQL Server 2000 のコア技術をベースに構築されている為、SQL Server 2000 と
完全に互換性があります。そのため、企業規模拡大に伴い MSDE 2000 のストレージと拡張性の限
界に達した場合、MSDE 2000 から SQL Server 2000 へのアップグレードをシームレスに行うことが
できます。MSDE 2000 を使用して作成したソリューションは、コードを 1 行も変更することなく SQL
Server 2000 へ完全に移行できます。


MSDE 2000 は、Web サイトから無償でダウンロードできます。それ以外にも、Access 2003 に組み
込まれており、また、Visual Studio® .NET 2003 の正規ユーザーに対しても無償で配布されます。


MSDE 2000 を配布するためには、MSDE 2000 再頒布権の登録を行う必要があります。ただし、再
領布できるのは Web サイトからダウンロードした MSDE 2000 Release A のみです。再頒布権の登録
は MSDE 2000 のホームページ上から無料で行うことができます。その際、同ページの再頒布可能な
コンポーネントの一覧へのリンクを参照し、配布したいコンポーネントが含まれているかを確認して下さ
い。それ以外にも、次の製品またはサービスのいずれかのライセンスを取得した上で MSDE 2000 を
入手した場合は、アプリケーションの一部として再頒布することが許可されています。


  ASP.NET Web Matrix ⇒ ASP.NET Web Matrix をダウンロードして MSDE 2000 を入手した
  場合、ASP.NET Web Matrix を使用して開発するアプリケーションに組み込む以外の目的では使
  用できません。
  MSDN® ユニバーサル サブスクリプション、エンタープライズ サブスクリプション、およびプロフ
  ェッショナル サブスクリプション
  Microsoft Office XP Developer Edition
  SQL Server 2000 Developer Edition、Standard Edition、および Enterprise Edition
  Microsoft® Visual Studio® .NET Architect Edition、Developer Edition、および Professional
  Edition

                                                                                   11
 SQL Server 2000 への移行

MSDE 2000 は SQL Server 2000 のコア技術を使用しており、SQL Server 2000 と完全に互換性
があります。そのため、企業やアプリケーションの規模が拡大した場合でも、容易に移行することがで
きます。




  データベースサイズ


  MSDE 2000 のデータベースのサイズは 2 GB までに制限されています。ただし、この制限は一
  つ一つのデータベースに対してのもので、サーバーに対する制限ではありません。例えばデータベ
  ースを3つ作成した場合は、最大 2 GB のデータベースが 3 つということで、全て合わせると 6
  GB のデータ容量ということになります。




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ただし、一つ一つのデータベースサイズは拡張可能なサイズが 2 GB までに制限されている為、デ
ータサイズがそれ以上になりそうな場合は、SQL Server 2000 への移行をお勧めします。例えば、
SQL Server 2000 Enterprise Edition へ移行すると、最大 64 GB までデータベースを拡張するこ
とが可能です。




 同時接続数


同時に MSDE 2000 に直接アクセスするユーザーは 5 人程度が最適です。同時接続人数が 5
人を上回る場合は、SQL Server 2000 への移行をお薦めします。




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 管理ツール


MSDE 2000 には管理ツールが準備されていません。通常、MSDE 2000 はアプリケーションの裏
側で動くように設計されている為、MSDE 2000 を操作するためには MSDE 2000 が組み込まれた
アプリケーションを介すか、コマンドを使用することになります。
しかし、マイクロソフトが提供している Web Data Administrator (以下、WDA) を使用することに
より、Web ブラウザ上から視覚的に MSDE 2000 を管理することが可能になります。データベー
ス、テーブル、フィールドが作成でき、セキュリティを設定することも可能です。データベース内のデ
ータの参照ができないため、データの削除や追加等の操作を Web Data Administrator 上から行
うことはできませんが、SQL Server 2000 に移行することで、それらの操作を含むより細かい管理
を視覚的に行うことが可能になります。
SQL Server 2000 に付属している管理ツールである、Enterprise Manager を使用することで、
Web Data Administrator 上ではできない操作が可能になります。データベース内のデータの参照
や、追加や削除等も視覚的に行うことができ、データを含むデータベース全体のバックアップ操作も
簡単に行うことができます。また、Enterprise Manager を使用して MSDE 2000 を管理することも
可能です。その場合は、MSDE がインストールされているデバイス、もしくは使用するユーザーに対
して SQL Server CAL の取得、もしくは SQL Server がプロセッサ ライセンスである必要がありま
す。




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レプリケーション


レプリケーションとはデータを複製する機能で、その機能を使用して複製したデータをネットワーク
上の複数の PC 上に置くことで、 1 台の PC やネットワーク上にかかる負荷を軽減することができ
ます。




レプリケーションで使用されている用語は出版物の流通用語を使用して命名されています。レプリ
ケーションの元となるデータを提供しているサーバーは [パブリッシャ] (出版社) と呼ばれます。複
製される単位のことを [パブリケーション] (出版物) と呼び、[パブリケーション] 内には複製対象と
なる [アーティクル] (記事) が複数含まれています。[パブリケーション] を効率的に配布する為に、
場合によっては [ディストリビュータ] (卸売業者) を通します。そして、複製されたデータを利用する
PC は [サブスクライバ] (購読者) となります。
※ MSDE 2000 では、リモート ディストリビュータを使用できません。MSDE 2000 パブリッシャに
はディストリビュータと同じサーバーを使用する必要があります。




                                                     15
レプリケーションには次の 3 種類の方法があります。


   スナップショットによるレプリケーション
    複製するデータを全てサブスクライバとなる PC にコピーする方法です。この方法で、レプ
    リケーションを行うと、サブスクライバのデータは複製する度に全て上書きされます。


   トランザクション ベースのレプリケーション
    データベースに対して行われた全ての変更を記録したトランザクション ログを使用し、前回
    の複製から変更が行われた部分のみを複製する方法です。また、 1 回目のレプリケーショ
    ンの際はスナップショットレプリケーションを行い全てのデータを複製します。


   マージによるレプリケーション
    1 回目のレプリケーションの際はスナップショット レプリケーションを行い、それ以後は差分
    のみをレプリケーションするトランザクション レプリケーションと同じ方法です。ただし、他の
    レプリケーション法ではパブリッシャからサブスクライバへの更新のみが可能ですが、マー
    ジによるレプリケーションではサブスクライバからパブリッシャへの更新も可能です。




                                              16
MSDE 2000 はトランザクション レプリケーションのサブスクライバの役割を果たすことはできます
が、パブリッシャにはなれません。SQL Server 2000 では全てのレプリケーションをサポートしてい
ます。


                              MSDE 2000                 SQL Server 2000
                      パブリッシャ       サブスクライバ         パブリッシャ       サブスクライバ
      スナップショット
                          ○               ○            ○             ○
      レプリケーション
      トランザクション
                          ×               ○            ○             ○
      レプリケーション
         マージ
                          ○               ○            ○             ○
      レプリケーション


 DTS (データ変換サービス)


SQL Server 2000 Enterprise Edition / Standard Edition の DTS (Data Transformation
Service) は、データのインポート、エクスポートだけではなく、スキーマ変換などを行う ETL ツー
ルとしての機能を備えています。DTS を利用することで、SQL Server 2000 同士、あるいは
Oracle、ACCESS、Excel、CSV 形式などのデータを直接インポート/エクスポートできる機能を備
えています。




                                                                             17
 可用性


SQL Server 2000 Enterprise Edition では、クラスタリングやログ配布の機能を用いて、障害に備
えたシステムを構築することができます。
クラスタリングは、同じデータベースを共有して利用する複数のサーバーを用意します。サーバー障
害時に自動的に別のサーバーに接続するように設定されています。




クラスタリングは共有データベースを利用するため、データベースの障害時に問題が発生する場合
があります。ログ配布は、データベースのコピーを作成する機能です。ログ配布は、トランザクション
ログを待機データベースへ定期的に転送します。転送されたログを適用することで本番データベー
スと同じ状態になります。ログ配布を使用することでホットスタンバイのシステムを構築することがで
きます。




                                                            18
 フルテキスト インデックス


SQL Server 2000 Enterprise Edition/Standard Edition では、備考やメモなど構造化されていな
いデータを持つ列に対してフルテキスト インデックスを使用して検索を行います。慣れた言葉でい
うのなら全文検索です。
フルテキスト インデックスは、テーブルと列を指定することによりインデックスになるであろうキーワ
ードが検出され、カタログとして管理されます。
インデックスの作成は、フルテキスト インデックス作成ウィザードが用意され、簡単に作成すること
ができます。
インデックス作成後は、以下のようなクエリを使って、普通に Select 文を指定することで利用する
ことができます。



          SELECT * FROM 商品
          WHERE CONTAINS(備考, ‘若者’)



 分析機能


SQL Server 2000 Enterprise Edition/Standard Edition には、Analysis Services が標準で搭載
されています。
Analysis Services では、OLAP 機能とデータマイニング機能があり、データウェアハウスによる分
析を行うことが可能です。




                                                                            19
 エンタープライズ レポーティング


現代の厳しい市場競争で成功を収めるためには、企業は組織の壁を越えて情報を拡大し、顧客、
パートナー、サプライヤとシームレスかつリアルタイムに連係する必要があります。SQL Server
2000 Enterprise Edition/Standard Edition が標準で搭載する Reporting Services を用いると、
企業はデータを共有可能な情報の形に変えて、TCO を低く抑えながら洞察に満ちた意志決定をタ
イムリーに下せるようになります。




                                                                        20
 SQL Server 2000 の各エディションの概要は以下の通りです。




                 製品名                                       概要
                                          データベースを使用した小規模のアプリケーシ
     SQL Server 2000 Desktop Engine
                                          ョンを作成する際に組み込みのデータベースと
              (MSDE 2000)
                                          して使用する場合に最適です。
                                          大規模なシステムで使用するのに適していま
    SQL Server 2000 Enterprise Edition
                                          す。
                                          主に小規模から中規模のシステムで使用する
    SQL Server 2000 Standard Edition
                                          のに適しています。
                                          社内に設置された、SQL Server 2000 を他の
    SQL Server 2000 Personal Edition      支店や場所からリモートで利用する時などに適
                                          しています。
    SQL Server 2000 Developer Edition     開発のために利用します。
   SQL Server 2000 Windows CE Edition     Pocket PC などのデバイスで利用できます。
                                          SQL Server 2000 Enterprise Edition で実装
  SQL Server 2000 Enterprise Evaluation
                                          される全ての機能が約 120 日間体験できま
                 Edition
                                          す。


 SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE 2000)


 SQL Server 2000 の基本的なデータベース エンジンをデータの容量や同時実行スレッド数制限
 つきで提供します。また、Microsoft Visual Studio や Microsoft Office Developer Edition などの
 マイクロソフトの開発ツールを使用してアプリケーションに組み込み、無償で配布することができま
 す。その為、データベースを使用した小規模のアプリケーションを作成する際に組み込みのデータ
 ベースとして使用する場合に最適です。


 SQL Server 2000 Enterprise Edition


 SQL Server 2000 製品のすべての機能を搭載しています。最大 32 CPU および 64 GB の大容
 量のメモリをサポートしている為、基幹系の RDBMS で使用されるようなサーバー コンピュータに
 も対応することができます。大規模なシステムで使用するのに適しています。




                                                                                   21
 SQL Server 2000 Standard Edition


 Enterprise Edition が備える大規模システム向けの機能を除いた、すべての主要な機能を提供し
 ます。最大 4 CPU と最大 2 GB の RAM をサポートしており、主に小規模から中規模のシステ
 ムで使用に適しています。


 SQL Server 2000 Personal Edition


 Personal Edition は Enterprise Edition/Standard Edition に含まれているエディションです。
 Personal Edition 単体で使用することはできません。Windows 2000 Server 等のサーバー以外
 のオペレーティングシステム上でも稼動し、Enterprise Edition/Standard Edition のクライアントと
 して動作します。社内に設置された、Enterprise Edition/Standard Edition バージョンの SQL
 Server 2000 を他の支店や場所からリモートで利用する時などに適しています。


 SQL Server 2000 Developer Edition


 開発者向けのエディションで、Enterprise Edition で提供されている機能がすべて含まれています。
 ただし、開発、設計、評価においてのみ使用が許可されている為、実際の運用では使用できませ
 ん。


 SQL Server 2000 Windows CE Edition


 Windows CE ベースである Pocket PC などのデバイスにリレーショナルデータベースの基本的
 な機能を提供します。SQL Server 2000 Developer Edition の所有者は Web からダウンロード
 し、再配布することが可能です。


 SQL Server 2000 Enterprise Evaluation Edition


 SQL Server 2000 Enterprise Evaluation Edition では SQL Server 2000 で実装される全ての
 機能が約 120 日間体験できるようになっています。




                                                                        22
3 Web Data Administrator を利用した MSDE 2000 の管理

MSDE 2000 には独自のユーザー インターフェイスやツールは準備されていませんが、 Web Data
Administrator を使用することで GUI を利用したデータベース管理が可能になります。
Web Data Administrator は SQL Server 2000 や MSDE 2000 のデータベースを Web ブラウザ
で管理することを可能にするツールで、無償で提供されています。SQL Server 2000 に実装されてい
る Enterprise Manager のような役割を果たします。Web Data Administrator の主な機能は以下の
通りです。


  データベースの作成や編集
  スキーマやデータ情報のインポートやエクスポート
  ユーザーと役割の管理
  データベースに対する特別なクエリの実行、ファイルシステムへの保存
  ストアド プロシージャの観察、作成、編集


  ※    SQL Server Web Data Administrator は英語版のみ提供されています。このツールの制限
       事項として、ダブルバイトには対応していません。そのため、データベース名、テーブル名、デ
       ータ内容などは、すべて半角英数字で入力してください。全角で入力を行い、Export、Import
       などの操作を行った場合、文字化けが起こる可能性があります。



      SQL Server Enterprise Manager

  SQL Server Enterprise Manager は、MSDE 2000 のメイン管理ツールです。SQL Server
  Enterprise Manager が 提 供 す る Microsoft 管 理 コ ン ソ ー ル ( 以 下 、 MMC) は 、 Microsoft
  Windows ネットワーク内で異なるサーバー アプリケーションを管理するための共通インターフェイ
  スを提供するツールです。また、サーバー アプリケーションは、MMC スナップイン (サーバー ア
  プリケーションを管理するユーザー インターフェイスを持つ MMC ユーザー) と呼ばれるコンポー
  ネントを提供します。SQL Server Enterprise Manager は、MSDE 2000 の MMC スナップイン
  となります。
  SQL Server Enterprise Manager が提供する MMC 互換のユーザー インターフェイスを使用す
  ると、以下のようなことができます。
    SQL Server を実行中のサーバー グループの定義
    グループへの各サーバーの登録
    登録されている各サーバーに対して、すべての SQL Server オプションの設定
    登録されている各サーバーに対して、すべての SQL Server データベース、オブジェクト、ログ
      イン、ユーザー、権限の作成および管理
    登録されている各サーバーに対して、すべての SQL Server の管理作業の定義および実行


                                                                              23
  SQL クエリ アナライザによる SQL ステートメント、バッチ、およびスクリプトの対話的な設計
     およびテスト
  SQL Server のさまざまなウィザードの起動




  SQL Server Express、SQL Server Express Manager (XM)


SQL Server Express は、SQL Server 2005 テクノロジに基づいた、無償で、使いやすく、様々な
機能を備えたデータベース製品で、SQL Server 2005 Standard Edition または Enterprise
Edition にシームレスに移行することが可能です。その使いやすさは、インストール処理の過程をユ
ーザーにガイドする、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) から体感できます。SQL
Server Express に提供されている GUI ツールとして Computer Manager がありますが、これ
らは趣味で開発を行っている開発者が使用することを念頭においてデザインされており、また、基
本的なデータベース操作が簡単に行えるようになっています。
データベース アプリケーションのデザインと開発は、Visual Studio プロジェクトとの統合により、さ
らに容易になります。そして、データベース アプリケーションを一般的な Windows ファイルのよう
に移動して展開する機能も導入されています。また、Service Pack や修正プログラムの適用も簡
素化され、自動化されます。
SQL Server Express では、その他のバージョンの SQL Server 2005 と同じデータベース エン
ジンを使用するので、高い信頼性とパフォーマンスが得られます。データベース エンジンには、
ADO.NET、SQL Native Client、T-SQL などのデータ アクセス API を使用してアクセスできま
す。その他の SQL Server 2005 Edition との相違点には以下のようなものがあります。
  エンタープライズ機能はサポートされていません。
  CPU は 1 つに制限されます。
  バッファ プールが 1 GB に制限されています。
  データベースは最大 4 GB まで拡張可能です。
SQL Server Express では、自動終了のような機能、データベースをファイルのようにコピーできる
機能は既定で有効になっていますが、高可用性機能やビジネス インテリジェンス機能はありませ
ん。
SQL Server Express Manager (以下、XM)は、SQL Server Express の管理ツールです。XM
は、新しい GUI ツールで、別途、Web サイトから無償でダウンロードして入手できます。XM を使
用することにより、データベース管理機能やクエリ分析機能を簡単に使用できます。英語版 Beta は
2004 年秋、日本語版は SQL Server 2005 Beta3 リリース時から提供する予定です。




                                                                24
3.1 インストール

Web Data Administrator を使用する為に必要な環境は以下の通りです。


        OS        Windows Server 2000/2003
    コンポーネント       Microsoft Internet Information Services (IIS)
     データベース       MSDE 2000 Release A または MSDE 2000 + MSDE 2000
                  Service Pack 3a
     必要システム       .NET Framework Version 1.1 再頒布可能パッケージ,
                  Microsoft .NET Framework Version 1.1 日本語 Language
                  Pack ,
                  .NET Framework Software Development Kit (SDK) version
                  1.1
  データベース管理ツール     SQL Server Web Data Administrator


OS は既にインストールされているものとし、コンポーネントを追加する手順から説明します。




                                                                          25
図 1 インストールの流れ




                26
  3.1.1   IIS のインストール

IIS をインストールする手順を記述します。 IIS がインストールされていなければ、以下の手順でイン
ストールします。次の例は、 Windows 2003 の例です。


 1.   [スタート] から [コントロールパネル] → [プログラムの追加と削除] → [Windows コンポー
      ネントの追加と削除] をクリックします。
      [アプリケーションサーバー] をクリックし、[詳細] をクリックします。




                                                         27
2.   [ASP.NET] と、[インターネット インフォメーション サービス (IIS)] にチェックを入れ、[インタ
     ーネット インフォメーション サービス (IIS)] で [詳細] をクリックします。




3.   WWW (World Wide Web) サービスにチェックを入れ、[詳細] をクリックします。




                                                           28
4.   [Active Server Pages] にチェックを入れ、[OK] をクリックします。




5.   [OK] をクリックします。




                                                     29
6.   [OK] をクリックします。




7.   [次へ] をクリックします。




                      30
8.   ディスク挿入の要求があったら、Windows Server 2003 のインストール CD をドライブに挿
     入し、[OK] をクリックします。




9.   インストールが開始します。




                                                        31
10. [完了] をクリックします。




以上で IIS のインストールが完了しました。




                          32
  3.1.2   MSDE 2000 Release A のインストール

MSDE 2000 Release A をインストールする手順を記述します。


  1.   検索で 「MSDE 2000 Release A」 や、「Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine
       (MSDE 2000) Release A」 と入力し、ダウンロードページを検索し、ダウンロードします。
       MSDE 2000 Release A には、現状で最新の Service Pack が含まれていますが、MSDE
       2000 ダウンロード時に最新の Service Pack が出ていればダウンロードしてインストールす
       る必要があります。また、MSDE 2000 Release A 以外の MSDE 2000 についても、最新の
       Service Pack が適用されていなければ、ダウンロードしてインストールする必要があります。


  2.   ダウンロードした [JPN_MSDE 2000A.exe] をダブルクリックし、[使用許諾契約書] を読み、
       [同意する] をクリックします。




                                                                         33
3.   解凍先を指定します。既定では [C:¥MSDERelA] となっています。解凍先を指定したら [完
     了] をクリックします。




4.   [はい] をクリックします。




5.   [OK] をクリックします。




6.   解凍がしゅうりょうしたら [スタート] から [すべてのプログラム] → [アクセサリ] → [コマンド
     プロンプト] をクリックします。または、[スタート] から [ファイル名を指定して実行] をクリックし
     て、[cmd] と入力しても起動できます。




                                                       34
7.   MSDE 2000 Release A の解凍先フォルダに移動します。ここでは既定の [C:¥MSDERelA]
を解凍先とします。「cd MSDERelA」と入力して Enter キーを押します。




8.   「setup.exe SECURITYMODE=SQL SAPWD=password」と入力し、Enter キーを押します。
     セキュリティモードは変更できます。パスワードは任意のものを入力します。




                                                                35
※    SECURITYMODE=SQL ・・・ 認証方法を SQL Server 認証モードに設定します。設定しな
     ければ自動的に Windows 認証モードになります。ここでは、混合認証モード (Windows 認
     証と SQL Server 認証の両方が利用できます) に設定します。混合認証モードにしておかな
     いと、ユーザー名 [sa] でのアクセスができません (SQL Server 認証は、デフォルトでユー
     ザー名 [sa]、パスワードなしの管理者用アカウントを標準で持っています)。


※    SAPWD=password ・・・ [sa] ユーザー が利用するパスワードを設定します。 ここでは
     [password] という文字列をパスワードに設定していますが、各自分かりにくいものに変えて設
     定してください。


※    Windows 認証 ・・・ ユーザーが、Windows にログオンした時点で、それ以降は SQL
     Server がそのアカウントを信頼し、SQL Server に接続を許可します。このため、Windows
     でログインすると、SQL Server でログインする必要がありません。


※    SQL Server 認証 ・・・ SQL Server 自体がユーザー管理機能を持っており、ユーザーは
     Windows ユーザーとは別に、SQL Server 上にユーザーを作成し、それを使用して SQL
     Server にログイ ンし ます。これは Windows のセキュリティ機能が利用できないため、
     Windows 認証と比べるとセキュリティが弱くなります。また、SQL Server 認証はデフォルトで
     ユーザー名 [sa]、パスワードなしの管理者用アカウントを標準で持っています。SQL Server
     認証の sa アカウントはデフォルトでパスワードが設定されていません。そのため、必ずパス
     ワードを設定することをお勧めします。


9.   MSDE 2000 Release A のインストールが開始します。




                                                         36
10. インストールが終了したら、[スタート] から [コントロールパネル] → [管理ツール] → [サー
  ビス] をクリックします。[MSSQLSERVER] があることを確認します。




11. このとき、[状態] の項目が空白ならば、SQL Service のサービスが開始されていないため、
  右クリック→ [開始] をクリックします。




                                                    37
12. [状態] の項目が [開始] となっているか確認します。




以上で MSDE 2000 Release A のインストールが完了しました。




                                          38
   3.1.3   .NET Framework Version 1.1 再頒布可能パッケージのインストール

.NET Framework Version 1.1 再頒布可能パッケージおよび Microsoft .NET Framework Version
1.1 をインストールする手順を記述します。
[.NET Framework Software Development Kit (SDK) version 1.1] をインストールする前に [.NET
Framework Version 1.1 再頒布可能パッケージ] および [Microsoft .NET Framework Version 1.1]
をインストールしておく必要があります。Windows Server 2003 であれば、インストールする必要はあ
りませんが、インストールされていない環境では、インストールが必要です。


  1.   検索で「.NET Framework Version 1.1 再頒布可能パッケージ」と入力し、ダウンロードページ
       を探します。そこで .NET Framework Version 1.1 再頒布可能パッケージをダウンロードして、
       インストールします。


  2.   検索で「Microsoft .NET Framework Version 1.1 日本語 Language Pack」と入力し、ダウン
       ロ ー ド ペ ー ジ を 探 し ま す 。 そ こ で Microsoft .NET Framework Version 1.1 日 本 語
       Language Pack をダウンロードして、インストールします。




                                                                            39
   3.1.4   .NET Framework Software Development Kit (SDK) version 1.1 の
           インストール

[.NET Framework Software Development Kit (SDK) version 1.1] をインストールする手順を記述し
ます。


  1.   検索で「.NET Framework Software Development Kit (SDK) version 1.1」と入力し、ダウン
       ロードページ を探し ます。そ こで .NET Framework Software Development Kit (SDK)
       version 1.1 をダウンロードします。


  2.   ダ ウ ン ロ ー ド し た [setup.exe] を ダ ブ ル ク リ ッ ク し 、 [NET_FRAMEWORK_SDK1.1] →
       [DOTNETSDK] を開きます。




                                                                            40
3.   [SETUP.EXE] をダブルクリックします。




4.   [はい] をクリックします。




5.   セットアップを開始します。




                                41
6.   [次へ] をクリックします。




7.   [使用許諾契約書] を読み、[同意する] を選択し、[次へ] をクリックします。




                                                42
8.   [次へ] をクリックします。




9.   コピー先を指定します。既定では [C:¥Program Files¥Microsoft.NET¥SDK¥] となっていま
     す。コピー先を指定したら [次へ] をクリックします。




                                                               43
10. インストールが終了したら、[次へ] をクリックします。




11. [OK] をクリックします。




以上で .NET Framework Software Development Kit (SDK) version 1.1 のインストールが完了
しました。




                                                                     44
  3.1.5   SQL Server Web Data Administrator のインストール

[SQL Server Web Data Administrator] をインストールする手順を記述します。


  1.   検索で「SQL Server Web Data Administrator」と入力し、ダウンロードページを探します。そこ
       で SQL Server Web Data Administrator をダウンロードします。


  2.   ダウンロードした [setup.msi] をダブルクリックし、セットアップウィザード画面が表示されたら
       [Next] をクリックします。




                                                                 45
3.   [License Agreement] を読み、[I Agree] を選択し、[Next] をクリックします。




4.   インストール先を指定します。既定では [C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server Tools
     ¥Microsoft SQL Web Data Administrator¥] となっています。インストール先を指定したら
     [Everyone] を選択し、[Next] をクリックします。




                                                                  46
※    Everyone or Just me ・・・ Microsoft SQL Web Data Administrator を、現在ログインして
     いるアカウントのみで使用するか、それ以外のアカウントでも使用できるようにするかを選択し
     ます。


5.   [Next] をクリックします。




6.   インストールが開始します。




                                                                         47
7.   [Close] をクリックします。




以上で SQL Server Web Data Administrator のインストールが完了しました。




                                                        48
3.2    データベースの作成

  Web Data Administrator を使用して、データベース、テーブル、フィールドを作成する方法を記述
  します。ここでは新しく、[msdesample] という名前のデータベースを作成しています。


  1.   [スタート] から [すべてのプログラム] → [Microsoft SQL Web Data Administrator] →
       [SQL Web Data Administrator] をクリックします。Web Server Configuration 画面が表示さ
       れたら、IIS を選択し、[Start] をクリックします。




  ※    Cassini Personal Web Server ・・・ Cassini は、ASP.NET Web Matrix にさらに根本的な
       Web サーバーを供給する、C# で書かれたオープン ソース Web サーバーです。




                                                                         49
2.   ログイ ン画面が表示された ら、[Username] に管理者権限のあるユーザー名を入力し、
     [Password] にそのユーザーのパスワードを入力します。[Server] には、参照する MSDE
     2000 データベースがインストールされているマシンの名前を入力します。ここでは、 SQL
     Server 認証を使用してログインするので、[SQL Login] を選択し、[Login] をクリックします。




3.   [Create new database] をクリックします。




                                                            50
※    [master]、[model]、[msdb]、[tempdb] の 4 つのデータベースは、Web Data Administrator
     をインストールすると既定で作成されるものです。削除するとエラーが起こる可能性があるの
     で注意してください。


4.   データベース名を入力します。
     ここでは、「msdesample」と入力し、[Create] をクリックします。




5.   [Show User and System Tables] を選択し、[Filter] をクリックします。




                                                                       51
※    Show User Tables Only ・・・ ユーザーのテーブルだけ見えるようにします。


※    Show User and System Tables ・・・ ユーザーのテーブルとシステムテーブルを見えるよう
     にします。


6.   [Create new table] をクリックします。




7.   テーブル名を入力します。
     ここでは、「sample1」と入力し、[Create] をクリックします。




                                                           52
8.   カラム (フィールド) を作成します。編集が完了したら、[Add] をクリックします。




項目ごとの詳細は以下の通りです。


     編集項目                              説明
Primary Key          カラムに入力される値が一意になるように制限します。設定した列では、重
                     複した値は入力されず、エラーになります。NULL 値も許可されません。
Column Name          カラム (フィールド) の名前を設定します。
Data Type            カラムに格納するデータの種類を設定します。
Length               カラムに格納するデータの文字数または桁数を設定します。
Allow Null           NULL 値の入力を許可するかどうか設定します。
Default Value        データ追加時に入力を省略したカラムの既定値を設定します。入力を省略
                     すると、設定した値が自動的に入るようになります。
Precision            カラム内の値の有効桁数を設定します。カラムが数値を含む場合にのみ適
                     用されます。
Scale                カラム内の値の小数点以下の有効桁数を設定します。カラムが数値を含む
                     場合にのみ適用されます。
Identity             そのカラムが識別子列として使用されるかどうかを設定します。
Identity Seed        一意の識別子を作成するためのベース値を設定します。
Identity Increment   一意の固有識別子を作成するための増分を設定します。
Is RowGuid           そのカラムがグローバルに一意の識別子を含むかどうかを設定します。



                                                           53
9.   編集を行うときは、[edit] をクリックします。さらにカラム (フィールド) を作成するときは、
     [Create new column] をクリックし、追加していきます。




以上で データベースの作成が完了しました。




                                                    54
  3.2.1   データベースのプロパティ設定

データベース作成途中などでも設定することができますが、ここでは「3.2 データベース作成」で記述し
た、データベース [msdesample] 作成後の設定手順を記述しています。


 1.   データベース作成後に、設定したいデータベースの [edit] をクリックします。




 2.   [Properties] をクリックします。




                                                 55
3.   [DATABASE PROPERTIES] が表示されます。選択したデータベースの [Name]、[Status]、
     [Owner]、[Date created]、[Size]、[Space available]、および [Number of users] が確認でき
     ます。




4.   下へスクロールします。データファイルとトランザクションログファイルの設定を行い、[Apply]
     をクリックします。




                                                                             56
項目ごとの詳細を以下は以下の通りです。
項目                                             説明
Automatically grow file                        自動的にファイルサイズが増加します。
File growth         In megabytes               ファイルサイズ増加量が MB 単位になります。
                    By percent                 ファイル増加量が百分率になります。
Maximum file size   Unrestricted file growth   最大ファイルサイズ値は設定せず、無制限です。
                    Restrict file growth       最大ファイルサイズ値を設定します。
以上でデータベースの設定が完了しました。




                                                                     57
  3.2.2   データベースからのログイン設定

データベースからのログイン設定の手順を記述します。データベース作成途中などでも設定することが
できますが、ここでは「3.2 データベース作成」で記述した、データベース [msdesample] 作成後の設
定手順を記述しています。


 1.   データベース作成後に、設定したいデータベースの [edit] をクリックします。




 2.   [Users] をクリックします。




                                                     58
3.   新規ユーザーを作成する場合、[Create new user] をクリックします。




4.   [Login name] を選択します。[User name] は既定ではログイン名と同じですが、変更するこ
     ともできます。[Create User] をクリックします。




                                                         59
5.   権限をチェックします。[Save User] をクリックします。




項目ごとの詳細は以下の通りです。
項目                  説明
public              パブリック
db_owner            データベースオーナー
db_accessadmin      データベースにアクセスすることができる
db_securityadmin    セキュリティを管理することができる
db_ddladmin         テーブルを編集することができる
db_backupoperator   バックアップと復元を行うことができる
db_datareader       データを読み取ることができる
db_datawriter       データを書き込むことができる
db_denydatareader   データの読み込みを拒否することができる
db_denydatawriter   データの書き込みを拒否することができる




                                          60
6.   [wdatest] が追加されました。既存のユーザーの編集を行う場合は、[Edit] をクリックし、同様
     の操作を行います。




以上でデータベースからのログイン設定が完了しました。




                                                       61
  3.2.3   データベースからのセキュリティ設定

データベースからのセキュリティ設定の手順を記述します。データベース作成途中などでも設定するこ
とができますが、ここでは「3.2 データベース作成」で記述した、データベース [msdesample] 作成後
の設定手順を記述しています。


 1.   データベース作成後に、設定したいデータベースの [edit] をクリックします。




 2.   [Roles] をクリックします。




                                                     62
3.   編集したい権限の [edit] をクリックします。




4.   チェックを入れ、[Save Role] をクリックします。




以上でデータベースからのセキュリティ設定は完了しました。




                                     63
3.3      セキュリティの設定

  Web Data Administrator を使用して、作成したデータベースにセキュリティを設定する方法を記述
  します。
  セキュリティは、情報に関して、機密を守り、誤った使用や他人による改竄を防ぎ、必要なときに必
  要な情報を、安全確実に利用できるようにするために設定します。セキュリティを設定することによ
  って、それぞれのアカウントに対して、データベースの情報別にアクセス権を設定できたりします。
  たとえば「人材情報」という情報を、A さんには見せたいが、B さんには見せたくないとします。そこ
  で、「人材情報」へのアクセス権を A さんに与え、B さんには与えないようにセキュリティを設定し
  ます。そうすると、A さんがアクセスした際に見える「人材情報」の情報は、B さんがアクセスした際
  には見ることができなくなります。


  ここでは、Web Data Administrator を起動し、ログインした後のセキュリティ設定の手順について
  記述しています。


      3.3.1   既存ログインの編集

  既存するログインを編集する方法を記述します。


  5.     [Security] をクリックします。




                                                        64
6.   [Logins] をクリックします。




7.   編集したいログインの [Edit Login] をクリックします。




                                         65
8.   [Sections] で [General] を選択すると、[Database] と [Language] を選択できます。




9.   [Sections] で [Server Roles] を選択すると、サーバー管理での権限を選択できます。




                                                                      66
項目ごとの詳細は以下の通りです。
略名              正式名                          説明
sysadmin        System Administrators        SQL Server 2000 セットアップ内で任意のアクテ
                                             ィビティを実行できます。
securityadmin   Security Administrators      サーバーのログインを管理できます。
serveradmin     Server Administrators        サーバー全体の環境を設定できます。
setupadmin      Setup Administrators         拡張プロシージャの管理を実行できます。
processadmin    Process Administrators       SQL Server 2000 で実行されているプロセスを
                                             管理できます
diskadmin       Disk Administrators          ディスク ファイルを管理できます。
dbcreator       Database Creators            データベースの作成と変更ができます。
bulkadmin       Bulk Insert Administrators   一括挿入操作を実行できません。


10. [Sections] で [Database Access] を選択すると、データベースへのアクセス権限を選択でき
     ます。操作を完了するには [Save Changes] をクリックします。




以上で既存ログインの編集が完了しました。




                                                                          67
3.3.2   新規ログインの作成

新しくログインを追加する方法を記述します。ここでは新しく [wdatest] というアカウントを作成して
います。


1.   [Security] をクリックします。




2.   [Logins] をクリックします。




                                                  68
 3.   [Create new Login] をクリックします。




CREATE LOGIN の画面が表示されます。                  Formatted: No bullets or numbering




                                     69
 4.   [Authentication Method] で [Sql Login] を 選 択 し 、 [Login Name] に 「 wdatest 」 、
      [Password] に「password1」と入力します。[Create Login] をクリックします。




新規ログインのセキュリティ設定を行い、[Save Changes] をクリックします。                                          Formatted: No bullets or numbering




                                                                               70
5.   新しく wdatest のログインが追加されます。




以上で新規ログインの作成が完了しました。




                                 71
3.3.3   Server Roles の編集

Server Roles の編集の方法を記述します。


1.   [Security] をクリックします。




2.   [Logins] をクリックします。




                             72
3.   編集したい権限の [Add or Edit Logins] をクリックします。




4.   Available Logins の内、権限を与えるログインをクリックし、[>>>] をクリックします。




                                                            73
wdatest が Assigned Logins に追加されます。また逆に権限を無くしたい場合は、Assigned Logins     Formatted: No bullets or numbering

の中のログインをクリックし、[<<<] をクリックします。




  5.   wdatest が Available Logins に戻ります。操作を完了するには [Done] をクリックします。




  以上で Server Roles の編集が完了しました。




                                                                 74
3.4      データの Import、Export

  [Import]、[Export] を利用して作成した、MSDE 2000 データベースの構成を保存、または復元する
  方法を記述します。
  Web Data Administrator では、[Import]、[Export] の機能を利用することができます。この機能を
  用いることで、拡張子が SQL のファイルが作成されます


  ここでは、Web Data Administrator を起動し、ログインした後の [Import]、[Export] の手順につい
  て記述しています。


      3.4.1   データベースの構成の保存

  Web Data Administrator の [Export] 機能を使用したバックアップ法を記述します。


  1.     Databases 画面が表示されたら、[Export] をクリックします。




                                                                  75
2.   export するデータベースを選択し、該当する [objects]、[options] にチェックを入れ、[Export]
     をクリックします。




3.   [保存] をクリックし、保存先を指定します。




以上で、データベースの構成の保存が完了しました。




                                                                 76
3.4.2   データベースの構成の復元

Web Data Administrator の [Import] 機能を使用した、バックアップデータの復元法を記述しま
す。


1.   Databases 画面が表示されたら、[Import] をクリックします。




2.   [参照] をクリックし、復元したいファイルを指定します。[Import] をクリックします。




                                                          77
以上で、データベースの構成の復元が完了しました。




                           78
4 コマンドラインからの操作

Web Data Administrator を使って、データベースなどを作成してきましたが、コマンドラインからも操作
できます。また、ダブルバイト対応のバックアップ、ユーザーの削除などを行うときは、コマンドから操作
することができます。osql ツールを使用し、MSDE 2000 を操作する方法を記述します。
osql の起動時に以下のオプションを使用することができます。
     オプション                              説明
-U                 ログイン ID。大文字と小文字を区別します。
-P                 パスワード。入力しなければパスワードの入力画面が表示されます。
-S                 接続先サーバー名。入力しなければローカルサーバーに接続します。
-c                 コマンド終端文字。既定値は go 。
-i                 入力ファイル。バッチまたはストアドプロシージャを含むファイルを指定しま
                   す。”<” で代用可能です。
-O                 出力ファイル。結果の出力ファイル名です。”>” で代用可能です。
osql を制御するコマンドを以下に記述します。
      コマンド                              説明
GO                 最後に入力した GO の後に入力したすべてのステートメントを実行します。
RESET              入力したステートメントをすべて消去します。
ED                 エディタを呼び出します。
!! command         オペレーティング システムのコマンドを実行します。
QUIT または EXIT( )   osql を終了します。
Ctrl + C           クエリを終了しますが、osql は終了しません。




                                                         79
4.1    MSDE 2000 に接続する

コマンドラインにおける操作で MSDE 2000 に接続する手順を以下に記述します。


  1.   [スタート] から [すべてのプログラム] → [アクセサリ] → [コマンドプロンプト] をクリックしま
       す。または、[スタート] から [ファイル名を指定して実行] をクリックして、[cmd] と入力しても
       起動できます。


  2.   [-U]、[-P] というオプションを使用し、MSDE 2000 に接続します。オプションの使用法は次の
       通りです。



           <接続>
           osql ‐U 管理者権限のあるユーザー名 ‐P そのユーザーのパスワード



ここでは、[管理者権限のあるユーザー名] に「sa」、[そのユーザーのパスワード] に「sa のパスワー
ド」を入力します。



           C:¥>
           C:¥>osql –U sa –P password



  3.   Enter キーを入力し、[1>] と表示されれば、接続できています。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1>



  以上で MSDE 2000 への接続が完了しました。




                                                          80
4.2    MSDE 2000 への接続を切断する

MSDE 2000 への接続を切断する方法を記述します。


  1.   [EXIT] というオプションを使用し、MSDE 2000 への接続を切断します。オプションの使用法
       は次の通りです。



           <切断>
           (接続している状態で) exit



  接続している状態で [exit] と入力します。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1> exit



  2.   [C:¥>] と表示されれば、切断されています。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1> exit
           C:¥>



  以上で MSDE 2000 への接続の切断が完了しました。




                                                       81
4.3      コマンドライン操作によるデータベース作成

コマンドラインでの操作による、データベース作成の手順を記述します。


      4.3.1   基本的なデータベース作成

基本的なデータベース作成の手順を記述します。ここでは新しく、[sample] という名前のデータベース
を作成しています。


  1.     まず、「3.2 データベースの作成」や「3.4 データの Import、Export」の手順を参考に、Web
         Data Administrator を起動し、既存のデータベースを確認します。




  2.     コマンド操作に移ります。「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続しま
         す。



               C:¥>osql –U sa –P password
               1>




                                                             82
3.   [CREATE DATABASE] というコマンドを使用し、データベースを作成します。コマンドの使用
     法は次の通りです。



         <データベースの作成>
         CREATE DATABASE 作成するデータベース名



ここでは、[sample] というデータベースを作成します。



         C:¥>osql –U sa –P password
         1> CREATE DATABASE sample



4.   「go」と入力し、Enter キーを入力したあと、[CREATE DATABASE ディスク ’sample’ に
     ×× MB 割り当てています。]、[CREATE DATABASE ディスク ’sample_log’ に ××
     MB 割り当てています。] と表示されれば、作成できています。



         C:¥>osql –U sa –P password
         1> CREATE DATABASE sample
         2> go
         CREATE DATABASE ディスク ’sample’ に 0.75 MB 割り当ててい
         ます。
         CREATE DATABASE ディスク ’sample_log’ に 0.49 MB 割り当て
         ています。
         1>




                                                            83
5.   Web Data Administrator を再び起動して、データベースが作成できているか確認します。
     [sample] というデータベースが新規作成されています。




※    これはコマンドラインでの操作でも確認できます。以下に手順を記述します。


6.   MSDE 2000 からは切断した状態で操作を行います。「dir」と入力し、Enter キーを入力しま
     す。「cd」→「MSDE 2000 のデータが格納されているフォルダのレジストリ」と入力し、Enter
     キーを入力します。



         C:¥>dir
         C:¥>cd C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥Data




                                                                   84
7.   「dir」と入力し、Enter キーを入力します。データベースが作成できているか確認します。
     [sample.mdf (データファイル)] と、[sample_log.LDF (トランザクションログファイル)] という
     2 つのファイルが新規作成されています。



          C:¥>dir
          C:¥>cd C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥Data
          C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥Data>dir
          ・・・・・略・・・・・
          2004/07/02 12:29        17,760,256 master.mdf
          2004/07/02 12:29         2,359,296 mastlog.ldf
          2004/07/02 12:29           786,432 model.mdf
          2004/07/02 12:29           524,288 modellog.ldf
          2004/07/01 15:32         3,145,728 msdbdata.mdf
          2004/07/01 15:32           786,432 msdblog.ldf
          2004/07/07 17:26           786,432 sample.mdf
          2004/07/07 17:26           516,096 sample_log.LDF
          2004/07/02 12:32         8,388,608 tempdb.mdf
          2004/07/02 14:47           786,432 templog.ldf
          ・・・・・略・・・・・



以上でコマンドライン操作によるデータベース作成の基本が完了しました。




                                                                    85
     4.3.2   プロパティを指定したデータベース作成

オプションを指定したデータベース作成の手順を記述します。プロパティ設定は、データファイルおよび
トランザクションログファイルの、ファイルサイズ、最大ファイルサイズ、ファイルの増加幅を設定できま
す。
ここでは新しく、[propDB] という名前のデータベースを作成します。データファイルはそれぞれファイル
サイズを 5 MB、最大ファイルサイズを限度なし、ファイルサイズの増加幅を 5 MB、トランザクションロ
グファイルはそれぞれファイルサイズを 10 MB、最大ファイルサイズを限度なし、ファイルサイズの増
加幅を 5 MB として作成します。


 1.     「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



              C:¥>osql –U sa –P password
              1>



 2.     [CREATE DATABASE」→「作成するデータベース名」 と入力します。Enter キーを入力しま
        す。



              C:¥>osql –U sa –P password
              1> CREATE DATABASE propDB
              2>




                                                          86
3.   [ON] などのコマンドを使用し、プロパティを指定したデータベースを作成します。コマンドの使
     用法は次の通りです。



        <プロパティを指定したデータベースの作成>
        CREATE DATABASE 作成するデータベース名
        ON ( NAME = 作成するデータベース名_dat,
        FILENAME = 'C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL
        ¥Data¥作成するデータベース名.mdf',
        SIZE = ファイルサイズ MB,
        MAXSIZE = 最大ファイルサイズ,
        FILEGROWTH = ファイルサイズ増加幅 MB )
        ・・・・・



トランザクションログファイルの名前、ファイル名、ファイルサイズ、最大ファイルサイズ、およびファ
イルサイズの増加幅も同様に、以下のように入力します。



        C:¥>osql –U sa –P password
        1> CREATE DATABASE propDB
        2> ON ( NAME = propDB_dat,
        3> FILENAME = 'C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL
              ¥Data¥propDB.mdf',
        4> SIZE = 5MB,
        5> MAXSIZE = UNLIMITED,
        6> FILEGROWTH = 5MB,
        7> LOG ON ( NAME = propDB_log,
        8> FILENAME = 'C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL
              ¥Data¥propDB.LDF,
        9> SIZE = 10MB,
        10> MAXSIZE = UNLIMITED,
        11> FILEGROWTH = 5MB )
        12>




                                                                     87
4.   「 go 」 と 入 力 し 、 Enter キ ー を 入 力 し た あ と 、 [CREATE DATABASE     ディスク    ’
     optipmDB_dat’ に 5.00 MB 割り当てています。]、[CREATE DATABASE ディスク ’
     propDB_log’ に 10.00 MB 割り当てています。] と表示されれば、作成できています



           13> go
           CREATE DATABASE ディスク ’propDB_dat’ に 5.00 MB 割り当
           てています。
           CREATE DATABASE ディスク ’propDB_log’ に 10.00 MB 割り当
           てています。
           1>



5.   「4.3.2 基本的なデータベース作成」の「操作 6~10」を参考に、データベースが作成されてい
     るか確認します。[propDB.mdf (データファイル)] と、[propDB.LDF (トランザクションログファ
     イル)] という 2 つのファイルが指定したとおりに新規作成されています。



           C:¥>dir
           C:¥>cd C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥Data
           C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥Data>dir
           ・・・・・略・・・・・
           2004/07/02 12:29         2,359,296 mastlog.ldf
           2004/07/02 12:29           786,432 model.mdf
           2004/07/02 12:29           524,288 modellog.ldf
           2004/07/01 15:32         3,145,728 msdbdata.mdf
           2004/07/01 15:32           786,432 msdblog.ldf
           2004/07/07 21:42        10,485,760 propDB.LDF
           2004/07/07 21:42         5,242,880 propDB.mdf
           2004/07/07 17:26           786,432 sample.mdf
           2004/07/07 17:26           516,096 sample_log.LDF
           2004/07/02 12:32         8,388,608 tempdb.mdf
           ・・・・・略・・・・・



以上でプロパティを指定したデータベース作成が完了しました。




                                                                            88
  4.3.3   プロパティ設定を変更する

オプション設定は、制限はありますが後で変更することもできます。手順を以下に記述します。
ここでは、「4.3.2 プロパティを指定したデータベース作成」で作成した [propDB] のファイルサイズを、
5 MB から 15 MB に変更します。


  1.   「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1>



  2.   [ALTER DATABASE] などのコマンドを使用し、データベースのプロパティ設定を変更します。
       コマンドの使用法は次の通りです。



           <プロパティの変更>
           ALTER DATABASE 変更するデータベース名
           MODIFY FILE (NAME= データベース名 _dat,
           SIZE= 変更後のファイルサイズ MB)



  ここでは、変更するデータベース名は [propDB] です。最大ファイルサイズを変更したい場合は、
  [SIZE=] の位置に [FILESIZE=] を、ファイルサイズ増加幅を変更したい場合は、[FILEGROW
  TH=] を入力します。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1> CREATE DATABASE propDB
           2> MODIFY FILE (NAME=propDB_dat, SIZE=15MB)
           3> go
           1>




                                                         89
3.   「4.3.2 基本的なデータベース作成」の「操作 6~10」を参考に、プロパティ設定が変更されて
     いるか確認します。[propDB.mdf] が、15 MB に変更されています。



         C:¥>dir
         C:¥>cd C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥Data
         C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥Data>dir
         ・・・・・略・・・・・
         2004/07/02 12:29         2,359,296 mastlog.ldf
         2004/07/02 12:29           786,432 model.mdf
         2004/07/02 12:29           524,288 modellog.ldf
         2004/07/01 15:32         3,145,728 msdbdata.mdf
         2004/07/01 15:32           786,432 msdblog.ldf
         2004/07/07 21:42        10,485,760 propDB.LDF
         2004/07/07 21:42        15,728,640 propDB.mdf
         2004/07/07 17:26           786,432 sample.mdf
         2004/07/07 17:26           516,096 sample_log.LDF
         2004/07/02 12:32         8,388,608 tempdb.mdf
         ・・・・・略・・・・・



※    .mdf ファイルのサイズ変更は、最初の設定から大きくはできますが、小さくはできないので注
     意が必要です。


以上でプロパティ設定の変更が完了しました。




                                                                   90
    4.3.4   テーブルの作成

テーブルを作成する手順を記述します。ここでは、以下のようなテーブルを [sample] に作成するもの
とします。
    Employee テーブル:
Employee ID        Name       Group ID
42135         田中健           3
44211         山田太郎          1
49552         中村美奈子         2
52113         高橋真里          5
64152         木村次郎          4
    Group テーブル:
Group ID       Group Name
1             企画部
2             総務部
3             営業部
4             広報部
5             秘書室


    1.   「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



              C:¥>osql –U sa –P password
              1>



    2.   「USE」→「テーブルを作成したいデータベース名」と入力し、Enter キーを入力します。この手
         順を省略した場合、テーブルは自動的に、ログインしているユーザーのデフォルトデータベー
         スに作成されます。sa のデータベースは master です。



              C:¥>osql –U sa –P password
              1> USE sample
              2>




                                                       91
1> [CREATE TABLE] というコマンドを使用し、テーブルを作成します。コマンドの使用法は次の
   通りです。



       <テーブルの作成>
       CREATE TABLE 作成するテーブル名 (
       カラム名 制約
       カラム名 制約
       ・・・・・
       カラム名 制約 )



ここでは、[EmployeeTable] というテーブルを作成します。カラムは、[EmployeeID] に対して、整
数 (INTEGER)、NULL 文字以外 (NOT NULL)、同じ値は不可 (PRIMARY KEY) であること、
[Name] は文字 (CHAR) であることなどを条件としています。制約を指定しなければ、INT 型、
NULL 文字あり、同じ値ありという設定になります。



       C:¥>osql –U sa –P password
       1> USE sample
       2> CREATE TABLE EmployeeTable (
       3> EmployeeID INTEGER NOT NULL PRIMARY KEY,
       4> Name CHAR(20),
       5> GroupID INTEGER NOT NULL )
       6> go
       1>




                                                          92
3.   1 つずつでも作成できますが、以下のように続けて作成することもできます。



        C:¥>osql –U sa –P password
        1> USE sample
        2> CREATE TABLE EmployeeTable (
        3> EmployeeID INTEGER NOT NULL PRIMARY KEY,
        4> Name CHAR(20),
        5> GroupID INTEGER NOT NULL )
        6>
        7> CREATE TABLE GroupTable (
        8> GroupID INTEGER NOT NULL PRIMARY KEY,
        9> GroupName CHAR(20) )
        10> go
        1>



以上でテーブルの作成が完了しました。




                                                      93
 4.3.5   データの入力

作成したテーブルにデータを入力する手順を記述します。


 1.   「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



          C:¥>osql –U sa –P password
          1>



 2.   [INSERT INTO] というコマンドを使用し、データの入力を行います。コマンドの使用法は次の
      通りです。



          <データの入力>
          INSERT INTO データを入力するテーブル名 VALUES データ内容
          (複数ある場合はコンマで区切る)



 ここでは、以下のようになります。




                                                     94
     C:¥>osql –U sa –P password
     1> INSERT INTO EmployeeTable VALUES (42135, '田中健', 3)
     2> INSERT INTO EmployeeTable VALUES (44211, '山田太郎', 1)
     3> INSERT INTO EmployeeTable VALUES (49552, '中村美奈子', 2)
     4> INSERT INTO EmployeeTable VALUES (52113, '高橋真里', 5)
     5> INSERT INTO EmployeeTable VALUES (64152, '木村次郎', 4)
     6>
     7> INSERT INTO GroupTable VALUES (1, '企画部')
     8> INSERT INTO GroupTable VALUES (2, '総務部')
     9> INSERT INTO GroupTable VALUES (3, '営業部')
     10> INSERT INTO GroupTable VALUES (4, '広報部')
     11> INSERT INTO GroupTable VALUES (5, '秘書室')
     12> go
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     (1 件処理されました)
     1>


以上でデータの入力が完了しました。




                                                               95
  4.3.6   テーブルの表示

テーブル内容を表示する手順を記述します。ここでは、「4.3.5 データの入力」で入力した内容を表示し
ます。


 1.   「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1>



 2.   [SELECT] というコマンドを使用し、テーブル内容の表示を行います。コマンドの使用法は次
      の通りです。



           <テーブル内容の表示>
           SELECT * FROM テーブル名



 ここでは、[EmployeeTable] の内容を表示します。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1> SELECT * FROM EmployeeTable
           2> go
           EmployeeID                Name            GroupID
           ------------------ --------------- ------------------
                    42135          田中健                     3
                    44211          山田太郎                    1
                    49552          中村美奈子                   2
                    52113          高橋真里                    5
                    64152          木村次郎                    4
           (5 件処理されました)
           1>



 以上でテーブル内容の表示が完了しました。



                                                                   96
 4.3.7   削除する

データベース、テーブルを削除する手順を記述します。


 1.   「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



          C:¥>osql –U sa –P password
          1>



 2.   [DROP DATABASE] というコマンドを使用し、データベースの削除を行います。コマンドの使
      用法は次の通りです。



          <データベースの削除>
          DROP DATABASE 削除するデータベース名



 ここでは、[sample] を削除します。



          C:¥>osql –U sa –P password
          1> DROP DATABASE sample
          2> go
          データベース ファイル ’ C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server
          ¥MSSQL¥Data¥sample_LDF’
          を削除しています。
          データベース ファイル ’ C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server
          ¥MSSQL¥Data¥sample.mdf’
          を削除しています。
          1>




                                                                97
 3.   同じ操作をして、データベースが削除されているか確認します。



          C:¥>osql –U sa –P password
          1> DROP DATABASE sample
          2> go
          メッセージ 3701、レベル 11、状態 8、サーバー MSDE、行 1
          データベース ’sample’がシステム カタログに存在しないので、削除で
          きません。
          1>



以上でデータベースの削除が完了しました。


 4.   また、[DROP TABLE] というコマンドを使用すれば、テーブルごとの削除も行うことができます。
      コマンドの使用法は次の通りです。



          <テーブルの削除>
          DROP TABLE 削除するテーブル名



 ここでは、データベース [sample] のテーブル [EmployeeTable] を削除しています。



          C:¥>osql –U sa –P password
          1> USE sample
          2> DROP TABLE EmployeeTable
          3> go
          1>



 以上でテーブルの削除が完了しました。




                                                        98
4.4      ユーザー権限の設定

新規ユーザーを作成し、ユーザー権限を設定する手順を記述します。


      4.4.1   新規ユーザー作成

新規ユーザーの作成手順を記述します。ここでは、ユーザー名 [user1]、パスワード [pass]、デフォル
トデータベース [sample] に設定するとします。


  1.     「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



               C:¥>osql –U sa –P password
               1>



  2.     [sp_addlogin] というコマンドを使用し、新規ユーザー作成を行います。コマンドの使用法は次
         の通りです。



               <新規ユーザー作成>
               sp_addlogin   ユーザー名 パスワード デフォルトデータベース名



  [新しいログインが作成されました。] と表示されたら、完了です。



               C:¥>osql –U sa –P password
               1> sp_addlogin user1, pass, sample
               2> go
               新しいログインが作成されました。
               1>



  ※      以上でユーザーを作成することができましたが、このままでは新規ユーザーはデータベースを
         使うことができません。データベースを使えるようにするには、データベースユーザーを作成す
         る必要があります。以下に手順を記述します。




                                                         99
2> [sp_grantdbaccess] というコマンドを使用し、セキュリティアカウントを追加し、データベースで
   操作する権限を与えます。コマンドの使用法は次の通りです。[sp_grantdbaccess] は現在の
   データベースに適用されるので、カレントデータベースを移動しておきます。



       <新規データベースユーザー作成>
       USE デフォルトデータベース
       sp_grantdbaccess ユーザー名



ここでは、[user1] を追加します。



       1> use sample
       2> go
       1> sp_grantdbaccess user1
       2> go
       'user1' にデータベースのアクセス権が許可されました。
       1>



以上で新規ユーザー作成が完了しました。




                                                      100
  4.4.2   ユーザー削除

ユーザーの削除手順を記述します。ここでは、[user1] というユーザーを削除するとします。


 1.   「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1>



 2.   [sp_droplogin] というコマンドを使用し、ユーザーの削除を行います。コマンドの使用法は次
      の通りです。



           <ユーザーの削除>
           sp_droplogin ユーザー名



 [ログインが削除されました。] と表示されたら、削除が完了しました。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1> sp_addlogin user1, pass, sample
           2> go
           新しいログインが作成されました。
           1>



 以上でユーザー削除が完了しました。




                                                     101
  4.4.3   データベースへの権限設定

「4.5.1 新規ユーザー作成」の手順で、指定したデータベースを使用できる guest の権限を持った新
規ユーザーに、以下のような権限を持たせる手順を記述します。ここでは、[user1] に [sample] にお
けるデータベースオーナーの権限を与えます。
 項目                  説明
 public              パブリック
 db_owner            データベースオーナー
 db_accessadmin      データベースにアクセスすることができる
 db_securityadmin    セキュリティを管理することができる
 db_ddladmin         テーブルを編集することができる
 db_backupoperator   バックアップと復元を行うことができる
 db_datareader       データを読み取ることができる
 db_datawriter       データを書き込むことができる
 db_denydatareader   データの読み込みを拒否することができる
 db_denydatawriter   データの書き込みを拒否することができる


 1.   [sp_addrolemember] というコマンドを使用し、データベースへの権限設定を行います。コマ
      ンドの使用法は次の通りです。[sp_addrolemember] は現在のデータベースに適用されるの
      で、カレントデータベースを移動しておきます。



            <データベースの権限設定>
            USE sample
            sp_addrolemember 権限名 権限を与えるユーザー名



 「'ユーザー名' がロール '権限名' に追加されました」と表示されれば、追加が完了されました。



            1> sp_addrolemenber db_owner, user1
            2> go
            'user1' がロール 'db_owner' に追加されました。
            1>



 以上でデータベースオーナーの権限設定が完了しました。



                                                      102
※    権限の有無は以下の手順で確認できます。


2.   [sp_helprolemember] というコマンドを使用し、権限の有無を確認します。コマンドの使用法
     は次の通りです。[sp_helprolemember] は現在のデータベースに作用するので、カレントデ
     ータベースを移動しておきます。



         <データベースの権限確認>
         USE sample
         sp_helprolemember 権限名 権限を与えるユーザー名



[db_owner] に [user1] が追加されています。



         1> use sample
         2> go
         3> sp_helprolemember
         4> go
         DbRole
         ・・・・・略・・・・・
         db_owner


                  dbo
                  0x01


         db_owner


                  user1
                  0x28DD19030A6E9A4DA7189DFCBB504E59
         ・・・・・略・・・・・
         (2 件処理されました)
         1>



以上でデータベースオーナーの権限の有無が確認できました。




                                                       103
4.5      データベースのバックアップと復元

データベースのバックアップと復元を行う手順を記述します。


      4.5.1   データベース全体のバックアップ

データベース全体のバックアップの手順を記述します。ここでは、[sample] をバックアップしています。
バ ッ ク ア ッ プ に sample.bak と い う 名 前 を 付 け 、 [C:¥Program Files ¥Microsoft SQL Server
¥MSSQL¥backup¥] フォルダに保存します。


  1.     「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



               C:¥>osql –U sa –P password
               1>



  2.     [BACKUP DATABASE] というコマンドを使用し、データベースのバックアップを行います。コ
         マンドの使用法は次の通りです。



               <データベースのバックアップ>
               BACKUP DATABASE データベース名 TO DISK = 'バックアップファイ
               ルのレジストリ'



  以下のように表示されれば、バックアップができています。




                                                                              104
      C:¥>osql –U sa –P password
      1> BACK DATABASE sample TO DISK = 'C:¥Program Files
         ¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥backup¥sample.bak'
      2> go
      ファイル 1 で、データベース 'sample'、ファイル 'sample_dat' の 96
      ページが処理されました。
      ファイル 1 で、データベース 'sample'、ファイル 'sample_log' の 1 ペ
      ージが処理されました。
      BACKUP DATABASE は 97 ページを 0.281 秒で正常に処理しまし
      た (2.805 MB/秒)。
      1>
以上でデータベース全体のバックアップが完了しました。




                                                            105
  4.5.2   データベースのログバックアップ

データベースのログバックアップの手順を記述します。ここでは、[sample] をバックアップしています。
バックアップに sample_log.bak という名前を付け、[C:¥Program Files ¥Microsoft SQL Server
¥MSSQL¥backup¥] フォルダに保存します。


  1.   「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1>



  2.   [BACKUP LOG] というコマンドを使用し、データベースのログバックアップを行います。コマン
       ドの使用法は次の通りです。



           <データベースのログバックアップ>
           BACKUP LOG データベース名 TO DISK = 'バックアップファイルのレ
           ジストリ'



  以下のように表示されれば、バックアップができています。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1> BACKUP LOG sample TO DISK = 'C:¥Program Files ¥Microsoft
                SQL Server¥MSSQL¥backup¥sample_log.bak'
           2> go
           ファイル 1 で、データベース 'sample'、ファイル 'sample_dat' の 96
           ページが処理されました。
           ファイル 1 で、データベース 'sample'、ファイル 'sample_log' の 1 ペ
           ージが処理されました。
           RESTORE DATABASE は 97 ページを 0.100 秒で正常に処理しま
           した (7.884 MB/秒)。
           1>



  以上でデータベースのログバックアップが完了しました。

                                                                         106
  4.5.3   バックアップファイルの復元

バックアップファイルの復元の手順を記述します。ここでは、[C:¥Program Files ¥Microsoft SQL
Server¥MSSQL¥backup¥sample_.bak] から、[sample] というデータベースを復元します。


  1.   「4.1 MSDE 2000 に接続する」の手順で、MSDE 2000 に接続します。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1>



  2.   [RESTORE DATABASE] というコマンドを使用し、データベースの復元を行います。コマンド
       の使用法は次の通りです。



           <データベースの復元>
           RESTORE DATABASE データベース名 FROM DISK = 'バックアップ
           ファイルのレジストリ'



  ここでは、[C:¥Program Files ¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥backup¥sample.bak] の復元を
  行います。



           C:¥>osql –U sa –P password
           1> RESTORE DATABASE sample FROM DISK = 'C:¥Program
                Files ¥Microsoft SQL Server¥MSSQL¥backup¥sample.bak'
           2> go
           1>



  以上でデータベースの復元が完了しました。




                                                                        107

								
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