????Salmonella Typhimurium integron????? by hwlsj1R9

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									演題番号:
演題名:多剤耐性 Salmonella Typhimurium インテグロンの構造解析
発表者氏名:○鈴木章大、中馬猛久、岡本嘉六
発表者所属:鹿大



1.はじめに:インテグロン構造遺伝子は、内部に薬剤耐性遺伝子カセットを含み、プラスミドやファージなど
を 介 し て 細 菌 間 で 伝 達 さ れ 、 ゲ ノ ム に 組 み 込 ま れ る 。 ア ン ピ シ リ ン (Am)、 ク ロ ラ ム フ ェ ニ コ ー ル (Cp)、 ス ト レ プ
ト マ イ シ ン (Sm)、ス ル フ ォ ン ア ミ ド (Sul)、テ ト ラ サ イ ク リ ン (Tc)の 5 剤 に 耐 性 を 示 す S. Typhimurium(ST)DT104
の 多 剤 耐 性 (ACSSuT)は 、そ れ ぞ れ の 耐 性 遺 伝 子 を 含 む イ ン テ グ ロ ン に よ り 伝 達 さ れ る 。当 教 室 で は 、ACSSuT に
類 似 し た 耐 性 パ タ ー ン を 持 つ ST を 分 離 し た が 、 ST DT104 で は な か っ た 。 そ こ で 、 こ れ ら の ST 株 の イ ン テ グ ロ
ン構造の解析を行った。
2 . 材 料 お よ び 方 法 : フ ァ ー ジ 型 が DT104 で は な く 、 多 剤 耐 性 を 示 し た S18 株 ( 豚 由 来 ) 17a 株 ( 豚 由 来 )
                                                                                  、                、
DG 株 ( 犬 由 来 ) 3 株 の 解 析 を 行 っ た 。 そ れ ぞ れ の イ ン テ グ ロ ン の 一 部 を 増 幅 し た PCR 産 物 を ク ロ ー ニ ン グ し 、
サ イ ク ル シ ー ク エ ン ス に よ り 塩 基 配 列 を 解 読 し た 。 Gene Bank の BLAST search に よ り 、 そ の 配 列 を 既 知 の も の
と 比 較 し た 。 さ ら に 、 DT104 と 同 等 な 薬 剤 耐 性 遺 伝 子 の 有 無 を PCR に よ り 解 析 し た 。
3 . 成 績 : S18 株 で は 、 増 幅 産 物 に aadA2 ( Sm 耐 性 遺 伝 子 ) が 認 め ら れ 、 イ ン テ グ ロ ン 構 造 は ST DT104 の 一
部 と 一 致 し た が 、 Am,Cp,Tc 耐 性 遺 伝 子 を 含 む 3’末 端 側 の 配 列 が 欠 落 し て い た 。 17a 株 で は 、 増 幅 産 物 に DT104
に は な い oxa1 ( Am 耐 性 遺 伝 子 ) と aadA1 ( Sm 耐 性 遺 伝 子 ) が 認 め ら れ 、 イ ン テ グ ロ ン 構 造 は IncF1( ST 由 来
プ ラ ス ミ ド ) イ ン テ グ ロ ン 構 造 の 5’末 端 側 約 半 分 と ほ ぼ 一 致 し た が 、 Cp,Tc 耐 性 遺 伝 子 は 検 出 で き な か っ た 。 DG
株 で は 、 増 幅 産 物 に aadA2 と 、 DT104 に は な い dhfr ( Sul 耐 性 遺 伝 子 ) orfF が 認 め ら れ 、 イ ン テ グ ロ ン 構 造 は
                                                                 、
S. Choleraesuis の も の と 一 致 し た が 、 Am,Cp,Tc 耐 性 遺 伝 子 は 検 出 で き な か っ た 。
4 . 考 察 : 3 株 の ST 分 離 株 に は 、 DT104 の ACSSuT に 対 応 し た 耐 性 遺 伝 子 の 一 部 し か 組 み 込 ま れ て お ら ず 、 イ
ン テ グ ロ ン 構 造 は 、 DT104 の も の と は 、 異 な っ て い た 。 こ の こ と か ら 、 分 離 株 3 株 は 、 DT104 と は 異 な っ た 機 構
で多剤耐性を獲得していると考えられる。また、これらのインテグロンは、血清型を超えて伝達することが推察
される。

								
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